2013年4月19日

いつか来た道

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Facebook Homeがもたらすインパクトについて。まぁ、山田氏の書かれているように、このFacebook Homeのようにシェル機能を持った環境がインストールされれば、正直その下で何が動こうが、ユーザーにとってはどうでも良いことになりますし、ユーザーから見ればトップのI/Fが全てになりますからね。まだ、ネットワークが普及し始めた頃、Yahooが「ポータルサイト」というコンセプトをひっさげて一気に普及して、世の中は全てYahooが牛耳るみたいな話がありました。で、そうなるのかなと思ったら、今度はGoogleが登場して、ポータルとは異なる「サーチサービス」がネット利用の中心に。ここまではPCの世界の話なわけですが、土俵が携帯になった時にはi-modeがあり、スマホになるとTwitterやFacebookが中心になってきて、今度はスマホ上での主導権争いが生まれてきた、と言う事なんでしょうね。

まぁ、PCの世界だって、Yahoo以前はWindowsのI/Fが全て。でも、そのWindowsだって、いわゆるAT互換機が登場するまでは、国内のPCメーカーが独自に自社のPC使用に変更して使っていたわけで、結局プラットフォームが共通であれば、そこに共通項を持ち込んで一気にユーザーを獲得する事を誰でも考えるもんなんですよね。

自分自身Facebookのへピーユーザーでも無いので、多分Facebook Homeをインストールする事は無いと思うけれど、このシェルの持つ意味で個人的に大きいなと思うのは、iPhoneが始めた画面にアイコンを整列させるというスマホのI/Fが、今後このFacebook Homeに刺激されて、"xxxx Home"みたいなカスタマイズ画面が普通になっていくだろうということ。いゃ、ほとんどのユーザーはデフォルトのまま使うんじゃ無いかという話も有るだろうけど、例えばよく使うアイコンがだんだん最初の画面に集まってくる、なんていうことも可能だろうし。それに、Softbankなら、絶対「Yahoo Home」とか「Softbank Home」って作るだろうしなぁ。

ただ、例えばFacebook HomeはUSではメジャーになるかもしれないけれど、日本だとやっぱりLINEがメインになりそうだし、自分なんかの場合だとやっぱりGoogle依存度が大きいから、そういうHome画面(Shell)が欲しいかも。多分、フリーソフトで色々登場してきて、逆にそっちの方がメジャーになるかも。又、新しいビジネスモデルとして、タイアップHome画面が出てくるんだろうなぁ。例えばAKB Homeとか、ももクロHomeとか。そう言う意味では、ガンダム携帯とかシャァ携帯とかって、そう言うものの先鞭と言って良いのかも。コラムの中で山田氏は、キャリアーがシェルに乗っ取られる事を心配されているけれど、結構docomoにしてもauにしてもSoftbankにしても、自分達のネットワークの上に旨く環境構築出来るんじゃ無いだろうか。悪い意味で言われる、日本の携帯の「ガラパゴス化」が、逆に独自性として生きるような気がするんですが。

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