2013年3月5日

オリンピック招致

現在東京で行われている、2020年夏期オリンピックの現地調査。スポーツ好きで1964年の東京オリンピックも経験している自分としては、是非もう一度東京で、あるいは日本でオリンピック開催をして欲しいと願っていますから、この現地調査にも大きな期待をしています。前回に比べて、前回の反省と改善を入れた活動がされていることを願っているけれど、ふと思ったのが東京のアピールポイント。

今回は、晴海に設置予定の選手村を中心に、半径8km以内にオリンピック施設の85%が集中している点がメリットの1つとの事ですが、東京の場合、交通機関の充実をもっとアピールしたらどうかといつも思うんですよね。で、それは、オリンピックだけで無く、パラリンピック開催時に最も有効性を発揮するんじゃ無いかと。例えば、点字ブロックしかり、交差点での誘導シグナル、駅でのエスカレーター等々、多分今回ライバルとなるマドリードやイスタンブールと比較しても、格段の充実度じゃないだろうか。正直なところ、やはりメインは「オリンピック」だとは思うけれど、「パラリンピック」にしても同列に評価されるんだろうから、それならその部分に重点を置いたプレゼンテーションがあってもいいような。

さらに言えば、Suica/Pasmoを利用して、選手は料金とか気にしなくても交通機関の利用が出来たり、買い物が出来るサービスや、あと音声ガイド付きの自動販売機にタッチすれば、その人の母国語でガイドが流れるとか。2020年ともなると、FeliCaもNFCに変わっているかもしれないけれど、今の「便利な電子マネーな世界」というのも、多分余所には無いセリングポイントになるんじゃ無いかなぁ。

個人的には、これまで5回の立候補をして、イスラム圏発の開催を目指すインタンブールが一番のライバルかなと思うんですよね。2016年に「南米初のオリンピック開催」としてリオに決まったように。で、イスタンブールの売り文句として「アジアとヨーロッパの両方での開催」というのがあるそうなんですね。これはこれでアピールポイントになると思うし、逆に2024年は順番で行くとヨーロッパ開催が予想されるから「イスタンブールは2024年でもよくね?」みたいな判断には... ならないか(笑)。

さて、今回の調査団に東京の印象はどう移ったんだろうか。運営能力とか経済力から言えば、候補地の中ではトップだとは思うけれど、後は「だから東京で」という最後の一押しが何か必要ですよね。難しいけれど。

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