2013年3月4日

冬の嵐

この週末、北海道では記録的な吹雪となり、痛ましい事故が何件も。特に、自分と同い年のお父さんが、9歳の娘さんを助けるために自分の衣服まで使って娘さんを吹雪の中守り抜いて無くなったという話は、もう聞くに堪えられないくらい。しかも、その後のニュースで、実はこのご家族のお母さんは2年前に無くなっていて、だからこそこのお父さんは一人娘を何としてでも助けようとしたのでは無いかと言うことで、もう何も言葉が見つからないくらい。一人になってしまった娘さん、後の面倒を見てくれる親戚の人とか居てくれると良いんですが。

日頃雪とはほとんど縁の無い土地にいるので、雪の怖さ、それが今回の様な猛吹雪になった時の怖さが今ひとつ実感できないのだけれど、そう言うことに離れているはずの地元の人が事故に遭遇していることからも、今回の天候の厳しさが十分に感じられますね。先週吹き荒れた春一番の影響で、この悪天候が北海道に発生したそうですが、あの風の中雪が何十にも吹いてきたら、確かにもうその場に立ちすくむしか無いですよね。

車の中でエンジンをかけて暖を取ろうとしていた親子4人が一酸化炭素中毒で亡くなった事故も悲しいニュースですが、この時期車のマフラーにシュノーケルみたいなパイプを付けて、排気が高い位置から出るように臨時に改造出来るようなことで、事故を回避出来ないのだろうか。確か、水陸両用車で水の上に排気が出せるように煙突みたいなマフラーをした自動車があったけれど、あんな感じ。見方によっては、昔懐かしい族車みたいなデザインになるけれど、でも命には代えられないわけですし。もしかしたら、排気ガスが逆流するとか何か理由があるからやらないんだろうけど、仮にそれが車検とか検査だけの理由であるなら、何か簡便な方法で事故を防げるような方策を見つけて欲しいですよね。

排気ガスが悪いんだから、電気自動車なら、とも思えるけれど、バッテリーは寒さに弱いから、あんな天候では先ず使い物にならないだろうなぁ。ガソリン車では無く、水素自動車なら良いかもしれませんね。水素自動車の排気は、水蒸気(水)だから。でも、あの寒さの中では、その水蒸気が排気管に凍り付いて、結局排気詰まりで動作しなくなるか。

こんな厳しい天候が続いているんですが、何気に天気予報図を見たら、今週中頃から気温が上がり、週末になると20度にも最高気温が上がるという週間予報が出ています。季節の変わり目とは言うものの、この急激な変化には一寸体調もついて行けないなという感じです。今週末は、いろいろと集まりがあって出かけなきゃいけないけれど、一寸準備に困るな。冬の嵐が厳しいだけに、これから訪れる春は是非とも穏やかなものになって欲しいと切に願います。

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