2013年3月13日

メタンハイドレード

愛知県沖で採掘が始まった「メタンハイドレード」。世界初の海底からの採掘で、取りあえず成功したことは良かったですよね。でも、商業化するためには、既存のLNGの3倍というコストを縮小しないといけないわけで、このハードルは中々高そう。

で、もう一つ個人的に気になっているのが、この採掘場所。言われている、東海・東南海地震の震源地のど真ん中じゃ無いのか、この辺りは。仮に、商業化がスタートしても震災で中断に追い込まれる、地下の資源が破壊される、なんて言うことは無いんだろうか。もっとも、この埋蔵されているメタンハイドレード層は、過去の同地域の大地震の中も生き残ってきたものだろうから、そう言う意味では大丈夫なのかもしれないけれど。

現実的には、まずは既存のLNG、そしてシェールガスが次のエネルギー資源になって、このメタンハイドレードは、その次あるいはバックアップという位置づけになるんでしょうね。ただ、日本として技術的な裏付けと必要ならいつでも商業化できる準備をしておくことで、日本の国際的なビジネス戦略の有効な武器になるんじゃ無いでしょうか。これまで、日本の武器は「技術」とか「品質」だったわけですが、初めて「資源」がその中に入るのかも。

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