2013年2月26日

韓国新大統領

韓国の大統領就任式が終わり、これで2012年に予定されていた日本も含む関係諸国の首脳交代が完了。唯一、米国だけがオバマ政権の継続となったものの、日本、中国、韓国と新しい顔がそれぞれの国の代表となり、これが新しい関係改善の切っ掛けと期待される部分もあれば、やはり過去の柵は一切許せないといういつものお約束状態に陥っている部分もあり(それがほとんど?)、期待とあきらめ半々。「新しい顔」と言ったものの、よく考えたら日本の安倍総理は再登板なわけだから、そう言う意味では「準新顔」と言うべきか。

韓国の朴大統領については、父親の朴元大統領が親日的だったということで期待する声を大きいようだけれど、でも前大統領にしても、スタート時は日本の大阪生まれと言うことで「新時代の関係改善」が大きく期待されたのだけれど、結局いつもの通りというか、最後は竹島に上陸したりと、これまで以上の「功績」を残しての退陣になりましたからね。今回は初の女性大統領と言う事で、いわゆる「慰安婦問題」では立場上一ミリたりとも譲歩できないだろうし、個人的にはますますこじれるだろうなぁという印象。就任演説の中で、「第二の漢江の奇跡を目指す」言ったそうですが、前回の「漢江の奇跡」に、どれだけ日本からの支援があったのか、それをよく考えないと。国際関係を良好な状態に保つことは重要だけれど、必ずしもこちらが譲歩すれば相手も譲るとは限らないことは、最近のTPPに関しての交渉や議論を見ても明らか。例えば高度成長時代で、余裕のあった当時の日本ならば、そういう事をやっても何とかなったかもしれないけれど、現在の日本は国内的にも国際的にも過去の遺産を食いつぶして厳しい状況になりつつあるわけだから、今後は余りよそのことは構わないで、先ずは自分のことを考える方針が必要では。

韓国では、竹島の日に反対して、小売業の団体が日本製品の不買運動を始めるとのことだけれど、実際にはどうなんでしょうね。何年か前にも、韓国で日本製品不買運動が有り、タクシーで日本人乗車拒否なんていうシールをはったりしていたけれど、結局トラブルを恐れて日本人観光客が減ってしまい、いつの間にかそんな話は立ち消えていったけれど。大体、確か当時そう言うシールを掲載したタクシーって、普通は日本人も含めて外国人が乗車しない一般的なタクシーで、外国人が利用するような「黒いタクシー」はそうでは無かったような気がします。大体、日本製消費財を買わないと言いつつ、韓国の製造業って日本からの素材輸入で維持されているような物なんですからね。どうせなら、日本からの輸入禁止をまず言って欲しい(をぃ)。と言うか、本当にこの小売り団体が不買運動とかしたら、消費者が逆に日系のコンビニとかスーパーに流れて、ビジネス的には日系企業が「ごっつあん」だったりして(をぃ)。

ところで、朴新大統領は以前竹島に上陸したことがある人なわけで、これって日本の法律的には「不法入国」になり、日本への入国時には制限が生まれるはず。仮に、朴大統領が日本訪問とか言う話になったら、日本の入管はどうするんだろうか。と言うか、結構韓国の国会議員って竹島に上陸しているはずで、過去にも同様の話は無かったんだろうか。大統領だけに「超法規的措置」が取られるとか? 少なくとも、向こうは5年間大統領職にこれから付くわけで、5年後に次の大統領が選ばれたときにも、「朴大統領も就任直後は...」と同じ事を言っていそう。と言うか、それが5年ごとに繰り返されるのが、日韓関係のお約束な気がする。

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