2013年2月20日

Amazon帝国

先日発表された、Amazonの日本国内での売上高が78億ドルだったという記事。今のレートで、7,500億円位でしょうか。ただ、EC流通総額では楽天が1兆4000億余で、Amazonの倍くらい有り、取扱量では流石に老舗の楽天の占有率が大きいですね。Amazonは、何れ日本の小売市場のみならず世界の市場を席巻するんじゃ無いかと個人的には思っているんですが、でも日本の小売業の売上高をちょっと調べてみたら、10位くらいなんですね。ケーズ電気、エディオンと同じくらいの売り上げ規模になります。

流石にトップの7&i HDは4.7兆円、イオンも4.6兆円と桁違いですけど、まだまだ日本の小売業も捨てたもんじゃないなと新しい発見も。小売り販売店も、ネット販売や宅配に力を入れ始めているので、Amazonにしても今後は急成長というわけにはいかないかも。それでも、元々は書籍のオンライン販売からここまで成長してきたわけだから、凄い会社の一つなのは確か。このまま「帝国」に席巻されるのか、あるいはどこか「連邦」とか「連盟」とかが登場するのか。何かの英語のようなストーリーが誕生するのかも。

これからの物量関係の勝負所は、最後に購入者に物販が渡るところ、行ってみれば"Last One Mile"をどう押さえるかだろうと思っています。例えば、当日配送サービスとか、配送時間帯指定サービス、さらにはコンビニなどでのお預かりサービスとか。結局、発注や選択はオンラインでも、最後は物理的に商品を受け取らないといけないわけで、その部分が例えばスタートレックのレプリケーターのように革新的技術が誕生しない限りは必ず存在するわけで、そこがないと購入者としてはサービスが関係しない以上、この部分を以下に改善するかが今後の勝負なんでしょうね。そうなると、今のクロネコとか飛脚とか、あるいはJPも含めてこの部分をサーヒスする企業にも起死回生のチャンスは大いにあるかも。そう言う物流関係のシステム化は、アメリカ何かが得意そうですけど、配送品質というか総合的なサービス品質を改善すれば、日本のキラーコンテンツとしての可能性もあるかもしれませんね。

そのうち、Amazonも日本発のサービスが逆輸出されて標準機能になる時代が来るかも。

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