2013年1月2日

PCを使う理由

ITmedia、本田雅一氏のコラムから「"PCを使う利用"が改めて問われる2013年」について。一部のヘビーユーザーや、SOHO系のユーザー、そしてPC需要の多くを支える法人ユーザーはまだまだ今の「PC」から離れられないと思うけれど、コンシューマー系の多くは、スマホやタブレットにシフトしていくのは確か。実際自分にとっても、iPhone 4Sを昨年入手してから、それまではモバイルPCでやっていたような一寸したことはiPhone 4Sで済ませているし、以前と比べて利用頻度の分布が変わってきたことは確か。結局、まだパソコンが希少製品であったことは、仕事にしてもやりたいこともパソコンに合わせていたわけだけど、今はTPO似合わせていろいろなデバイスが登場しているわけですからね。ちょっとテレビに出ている商品とか出演者のプロフィールを検索したいのに、わざわざデスクトップPCを起動することはもう必要なくて、スマホなりタブレットをONにしてサクッと検索語を入れれば直ぐに分かるなら、そっちの方が便利だし自然。それは、そう言う軽快なデバイスが登場してきたという理由もあるけれど、一方で世の中の生活スタイルが変化していることもあるんですよね。

例えば、番組に登場している出演者のプロフィールを知りたいと思ったとき、昔は新聞のテレビ欄の記述や番組紹介が全てだったけれど、その後週刊の番組表が発行されるようになると、事前に詳しい情報が得られるようになり、その番組に対しての興味も増えたものです。そして、ネットワーク時代になると、まずはテレビ番組のオンライン情報で身近になり、さらにGoogleの登場で「検索する」という行為が一般的になると、リアルタイムに番組情報を得ながら視聴するというスタイルが一般的になってきました。さらに、最近では、そう言うネット検索と連動することを想定して、番組側で情報を流しながら進行する事もありますしね。

個人的に「PCを使う理由」の大きな理由の1つに、キーボードの存在があります。入力方法については、タブレットやスマホのSWキーボードもそうだし、特にスマホのフリック入力にはイライラします。キーボードなら、タッチタイプでカナ入力出来るので、これが自分にとってはベストI/F。だから、スマホでフルサイズキーボードを使う事はあるかどうか分からないけれど、タブレットを使うようになっても多分キーボードにはこだわりそう。だから、薄型軽量でどんなデバイスにも接続できるBluetoothキーボードがあると嬉しいんですよね。

もう一つの革新技術は、なんと言ってもネットワークの常時接続。LTEの普及が始まり、やっとどこに居ても高速通信が出来るような基盤が出来つつありますが、本当の意味で「高速常時接続」と言えるまではまだ少し時間が掛かりそう。でも、多分2013年中には実用上問題無い範囲に普及するんじゃ無いだろうか。そうなると、ますますタブレットやスマホの比重が高まりそう。それと、こういう常時接続機能が提供されると、バッテリー駆動時間も問題になるんですよね。通信に消費されるバッテリーもそうだし、接続しているということはそれだけデバイスの利用時間も長くなるから、バッテリー消費も多くなる。この辺りも、今年の課題になりそう。

自分がPCを手放せない理由は、色々あるけれど、その中の1つに仕事で使っているメールクライアントもあります。今年の中頃には、Outlookにメールシステムが変更される予定なので、そうなるとデバイス関係なくメールアクセス出来るようになり、そうなるとこれまでのようにモバイルPC持参でなくても、タブレット端末でも十分になるかも。今年は、一度パソコンを持参しないで旅行することをトライしてみてもいいかも。

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