2013年1月4日

箱根の選抜チーム

お正月は、昨日のRice Bowlもそうですけど、ラグビーにサッカーにといろいろなスポーツが開催される時期でもあります。その中でも、トップクラスの知名度と人気を誇るのが、関東大学対抗箱根駅伝。今年も、いろいろなドラマがあり、日体大が選考会から出場して30年振りに総合優勝するという、ある意味ドラマティックな結末でした。そのレース内容とは別に、以前から気になっていたのが「関東学連選抜チーム」という存在。本戦に出場出来ない大学から優秀選手を選抜して作った混成チームなわけで、最初の頃は回に低迷していた記憶があるけれど、最近では上位に進出する成績を残しています。

選手経験を積ませると言う意味もあると思うし、本戦に参加出来ない学校・選手にとっても得る物は多いと思うけれど、20校中19校のチームが優勝をかけて、来年のシード権をかけて争っている中で、1つ違うモチベーションで走るチームというのは、どちらにとっても良い刺激になるとは思えないのだけれど。

やはり学連の中にも賛否両論あるようで、来年の箱根はこの選抜チームは無しと言う決定になっていますが、再来年はどうするのか、これは未定とのこと。ただ、前年に10位以内に入りシード権を獲得したチーム以外のチーム参加については、毎年予選会を開催して等しく参加出来るチャンスが与えられているのだから、私はそこから勝ち上がってきたチームを最大限尊重するのが、公平な選択だと思いますね。

自分が思うには、学連選抜のようなチームではなく、最初から「xxx大学・○○○大学・△△△大学合同チーム」としてチーム編成して、予選会から参加させれば良いと思うんですよね。選手、コーチは、その参加校から出して、1つのチームとして扱う。記録も全てそれらの大学合同チームとして残す。10位以内に入れば、翌年も同じ学校同士の合同チームとして参加する限りはシード権を与えるし、不参加・分裂となれば、予選会から1校繰り上げる、と。そうやって力を付けてから単独校チームになっても良いし、地域的な繋がりで合同チームとして頂点を目指してもいいだろうし。最近では、高校野球にも部員不足解消のためにそんなチーム編成があったと思うけれど、それと同じ事を学連選抜の代わりに導入したらどうだろうか。

本当ならば、箱根駅伝のような大きな大会に出場するのであれば、苦しくても厳しくても単独チームを編成できるだけの選手層と実力を備えるのもチーム力の1つだと思うので、個人的にはそう言うスタイルの合同チームでも反対ではあるけれど、もし今の学連選抜のようなシステムが再来年復活するのであれば、最初から合同チームとして参加出来る道筋を作った方が、大会の趣旨としてもチーム・選手のモチベーションにしても、望ましいんじゃ無いだろうか。

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