2013年1月14日

発信力

猪瀬東京都知事が、オリンピック誘致のためにロンドンを訪問しているときに、自身のTwitterで英語での発信をしたのが良いけれど、ミススペルや文法間違いがあって賛否両論を読んでいるという話。私は、「やらないよりは、よっぽどまし」と思うんだけど、どうしても日本人的には、間違いが無いようにと思っちゃうんだろうなぁ。勿論、ミス無く流ちょうな文章で発信できれば、それに超した事は無いけれど、自ら一歩踏み出す姿勢は大いに結構なんじゃ無いでしょうか。まぁ、PCからのアップだと、auto-correction機能とかProoferもあるから、少なくとも端午のミススペルは避けられるだろうけど、スマホからだとそう言うツールもなかなか使えない場合も有りますしね。

例えば、海外から日本に来て仕事とかしている人のことを想像すると、仮に彼らが片言の日本語で話しをしてくれれば、かなり日本人としての印象は違うと思うんですよね。勿論、言葉の意味や使い方が間違っていて、意味が通らないこともあるだろうし、会話が成立しなくて結局英語なり相手の母国語に戻って話を最初からやり直すことになるかもしれないけれど、でも「相手の言葉でコミュニケーションしよう」という姿勢は、決して悪い印象にはならないはず。そう言う点は評価すべきだと思いますね。

これで猪瀬氏が周りの声に押されて、英語での配信を止めてしまえば何も残らない。誰かスタッフの手を借りてでも継続するなら、十分に評価できるし、さらに自分で勉強してミススペルや文法の間違いが減少していくなら、非常に評価できる態度だと思います。単に、英語能力の高い低いだけで無く、その人の社会的地位とか周りの状況も考えて、情報発信はすべきだと思うけれど、でも不得意なことであってもあえて一歩前に踏み出そうという姿勢が、今の日本にかけている消極的な雰囲気を払拭するものだと思うんですけどね。

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