2012年12月13日

ワークフロー

PCWatchに掲載されている、山田祥平氏のWindows8 タイルI/Fの記事。最初、このタイルI/Fを見たときに先ず思い出したのが、1990年代初めに個人向けPCが各社から出されたときに、どこのメーカーもこぞって入れていたランチャーを兼ねたメニュープログラム。デザインや仕組みは異なるけれど、でもそれほど違いが無いんじゃ無いだろうか。

で、このタイルI/F、当初はもう拒否感しか感じなかったけれど、仕事柄日々付き合ってみると、そのコンセプトやデザインはある程度理解出来るし、もうちょっと上手く実装したら使い勝手も違ってくるんじゃないかというところも。ただ、自分の仕事やプライベートでの使い方と比べると、やはり「使いづらい」と感じることの方が多いんですよね。その理由というか原因は、これらがアプリの起動用ツールだから。

自分が仕事やプライベートでパソコンを使う場合、まずエクスプローラーを開いて、そこからデータファイルをクリックしてスタートします。アプリは、データに関連づけしてあるから自動的に起動。ただ、複数の候補が有るような場合、例えば拡張子が「.JPG」の場合、ビューアーを開くのか編集ソフトを開くのか判断が必要。使用頻度からだと、ファイルを見る場合が多いので、デフォルトではビューアーに関連づけしてあるけれど、スタブにはPhotoshop等の編集アプリが登録されているから、必要な時にはこちらから開くことで対応しています。エクスプローラーは作成してあるショートカットのプロパティでデフォルトのディレクトリーとして、自分のデータ用ドライブを指定してあるので、底から直ぐに必要なデータを辿れるようになっています。

Windows8になり、スタートメニューが無くなったことがよく言われるけれど、それと同じくらい、場合によってはそれ以上に、デスクトップにデータやアプリのショートカットを貼って使っていた人は使いづらいんじゃないだろうか。単純に、スタートメニューから目的のアプリを辿り起動し、底からデータを開いて作業する、と言う方法で使っていた人から見ると、このタイルI/Fは分かりやすいし便利かもしれないけれど、ショートカット派や私のようなデータ派からすると、これまでの方法とは一寸ワークフローが違って違和感を感じますね。「最新OS」なんだから、そういうところもメンテしてくれないと(をぃ)。

0 件のコメント:

コメントを投稿