2012年10月31日

Nexus 10 & 4

GoogleからNexus 7に続いて、10" TabletのNexus 10と、スマートフォンのNexus 4が発表。Googleも、一気呵成にせめてきますね。特にTabletは、10"で2,560×1,600ドットと300ppiを実現して、iPadの9.72での2,048×1,536ドット/264ppiよりも高精細というおまけ付き。

ここのところ、いろいろなメーカーから、7"クラスと10"クラスのTabletが登場してきて、モバイルデバイス好きの自分としてはおサイフの心配をしなきゃいけなくて、嬉しい悲鳴状態。店頭で触れる程度の経験しかまだ無いわけですが(iPad2は自宅にあるけれど)、この10"クラスを境にこれからは「自宅内モバイル用」の少し大きめのTablet(10"~12"/13")と、「外に持ち出す用」の少し小さめのTablet(7"~8")に二極化するんじゃないだろうか。自宅内モバイル用は、表示機能と家庭内利用を前提にワイヤレス経由での映像の家庭内配信・受信で、場合によっては家庭内LANに手軽にサーバーを設置できるような機能があってもいいかも。バッテリーも、取りあえず一日持てばよいと言う程度に割り切って、その分コストを下げて複数台家庭内にあるようなイメージで。

イメージとしては、昔テレビは一家に一台だったのが、個人中心のライブスタイルや小型でそれなりのお値段のテレビが登場すると、それが一家に2台とか、一人に一台になったように、今度はTabletが増殖していくかも。それこそ、家庭の中あちこちに小型スタンドとかランプがあるように、今後はフォトフレームみたいな感じでTabletがあちこちにある風景が普通なのかもしれません。で、使うときに個人認証キーを入力すると、家庭内サーバーから自分のクラウド環境がマウントされて、自分用のターミナルにかわる、と。

7"クラスの小型Tabletとスマホの棲み分けは、もう少し混沌とするかも。スマホとTableの境界線って、一つは音声通話機能の有無だと思うんですが、TabletでもVoIP機能を使えば「電話」として使うことも可能だし、この辺りの境界線はそのうち崩れてくるような気がするんですけどね。もう一つは、その通話機能の重要度もどんどん下がっていて、データ通信が主要目的になったとき、例えば音声通話で必要なマイク・スピーカーなんかは、本体内蔵から外れて、外付けのBluetoothセットに置き換われば、正直7"クラスのTabletで「電話する」ことも不便とは感じないし。後は、FeliCa/NFC等のタッチ操作を7"クラスTabletでやるのは大変だから、この部分も外に出せれば良いんですけどね。例えば、FeliCa/NFCのセンサーを指輪や腕時計に組み込むとか。

ところで、Nexus 10の仕様説明で、センサー類として「加速度、コンパス、環境光、ジャイロスコープ、気圧計、GPS」となっているんですが、最近のTableって、どれもこんなにセンサーを搭載しているんだろうか。これに、熱センサーとか赤外線センサーとかまで組み込んだら、Tablet一つでセキュリティシステムが構築出来そう。内蔵カメラを上手く使えば、そのあたりの視覚系センサーの代用も可能か。Tabletを持ち歩けば、その人の一日の行動が包み隠さず記録される(出来る)という時代も、もう間近ですね。ある意味、怖い時代だけど。

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