2012年10月11日

本当に必要なもの

iPS細胞関連の研究には、10年間で200~300億の予算が付きそうですが、一方で原発関連の技術については「廃炉」「依存度0」と言いつつも、その為の技術開発や研究に対して予算が付いたという話はほとんど聞きません。「そんなところにお金を出すなんてけしからん」という批判を避けるために、表に出ないのかもしれないけれど、でもこのコラムのように日本に見切りを付けて海外に技術者や情報が流出してしまうと、本当に今ある原発を止めてそのまま朽ちるに任せるしか亡くなる時代が来るかもしれず、それってかえって原発の危険度を高くするだけですよね。時々、国内企業が原発処理の技術やロボット開発をしたという記事を見るけれど、そういうところにちゃんと必要な資金が供給されていて、効率的に技術開発や実用化作業が進められているのか心配ですね。

中国や韓国の原発は、日本から見たら風上にあるから、何かあったときに影響を受けるのは日本なので、そう言う国々の原発を安定させるためにある程度の技術移転が発生するのは仕方ないとしても、その為に国内の技術水準が下がって、必要な場所に提供されなくなることは避けて欲しいですね。そういう部分のてこ入れを、もっとちゃんとやって欲しいですね。

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