2012年10月30日

切符を買いたい

「金曜日の新幹線シリーズ・番外編」。今週は再び仕事が忙しくなって、月水金と新幹線通勤。その第一弾の月曜日の出社。流石に、朝自宅を出るときには肌寒くて上着が欠かせないんですが、少し歩くと朝日も高くなり汗ばむ位に。でも、一週間も過ぎれば、そんなことが無くなるくらいに冷え込みが厳しくなるんでしょうね。そんなことを考えながら浜松駅に到着。ここの所、遠鉄電車(通称「赤電」)を自宅から浜松駅移動に使っているんですが、この遠鉄(遠州鉄道)が発行している「ナイスパス」(IC乗車券)に新浜松駅(遠鉄の駅)でチャージしていると、となりの券売機を使っていたお婆さんが何か言っています。

実は、この時iPod touchを電車内から聞いていて、カナルイヤホンをしていたので最初全く気がつかなかったんですよね。で、視界の端で何かゆらゆらするので顔を向けたら、となりの券売機を使っている70歳代と思われる女性が何か言っています。慌ててイヤホンを外して聞くと、どうも券売機の硬貨投入口に硬貨が入らない無いと行っています。人間、意図しないことを急に言われると、変なことを突発的に思いつく物ですね。この時最初に思ったのが、「そのお金、日本のお金じゃ無いんじゃ無いの?」と言うこと。まぁ、そんなことは無いので、横で「八幡まで切符を買いたいのに、お金が入らない」と、金額が表示されているタッチパネルを示しながら、硬貨投入口に100円を入れようとしていますが、確かに何か塞いでいるらしくお金が入らない。ここの所、もう何年もこのナイスパスとSuicaを利用して、浜松市内や首都圏で移動しているので、券売機なんてずっと使ったことが無くて、「うーん、そんなこと言われても」と最初思ったんですが、逆に海外での経験がこの時生きました。

昔の券売機や自動販売機は、まずお金を入れてから選択用のボタンを押して購入する方式がほとんどでしたが、海外とかだと、まず購入希望のボタンを押してからお金を入れるような方式になっています。これもそうだろうと当たりを付けて、「まず行き先のボタンを押してから、お金を入れてください」と説明すると、硬貨投入口を塞いでいたラッチ(?)が開いて、100円が入り、無事にこのお婆さんも切符を買うことが出来ました。でも、この後困ったのが、「これで良いんですね? これで良いんですね?」と何度も聞いてくること。「これで良いんですね?」と言われても、ちゃんと切符はかえただろうし、それ以外に何か考えているのかどうまでは分からないし... 私の教え方が気に入らなかったのか、あるいは何か違和感を感じたのか分からないけれど、朝の通勤時間帯で駅員さんも周りに何人も居るんだから、そっちに聞いて欲しいところです。で、「切符は、これで良いんですよね?」と逆に聞いたら、この人何も言わずにどこかに行ってしまった。日頃使い慣れない電車とかパスに乗るとき戸惑いがあるのは分かるけれど、せめて「どうも」くらいは言っても、とちょっと朝からプチ不愉快な気分。

それでも、この日の新幹線車内はかなり空いていたゆっくり出来たのと、日曜日に雨が降り、空気が綺麗になったから、富士山がとても綺麗に見えて少し救われました。

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