2012年9月6日

USBブート

USBブートを利用して、外付けのUSBメモリーに自分の環境を入れて、どのパソコンでも使える「同じ」使用環境を持ち運ぶという記事。これまでも同じアイデアは昔からあって、PCMCIAブートが出来た頃は、よくDOSのイメージを入れたPCMCIAのメモリーカードを付くって持っていたものです。その後Windows環境が標準になり、OS関連ファイルの肥大化と、I/Oのスピードの関係で直接起動して使うことは実験レベルになってしまったけれど、最近になって、特にUSBメモリーの大容量化と高速化が再びこの手法を蘇らせた気がします。

暫く前にも、USBメモリーにVMWareを入れてサーバーを起動して、サーバー上ではゲストOSを動かすみたいな事を仕事の関係でやったんですが、これがなかなか快適というか便利。USBから起動して、メモリー空間である程度閉じた環境なら、歩どんど速度なんて気にならないし。また、今はUSB 3.0が登場して、仮にUSBメモリーにファイルアクセスが発生しても、これも気にならない。容量だって、OSだけ入れるなら多少の追加アプリがあっても十分使えるだけの容量が、かなり安い値段で入手出来ますしね。

少し前のやり方だと、ブートメモリー部分には、それこそOSのカーネルとか最小限のものだけ入れていて、その他必要なファイルはHDD側に入れていてロードしたりしたけれど、今はそんなことをしなくても大概のOSがメモリーに入ってしまうから、本当に自分の個人データも含めて「持ち運べる」時代が来ましたね。レタンカーならぬ「レンタPC」みたいに、何も無い「側」だと見つければ、必要なデータは手の中にあるという時代。これ、考えよによってはかなり便利かも。「側PC」だって、キーボードとディスプレーとI/Oがあれば必要な十分なわけで、今の自動販売機みたいなものが、実は内蔵キーボードとか入っていて、ちょっと自分のUSBメモリーを挿入して使うなんて言うことが可能になるかも。仮想マシンとしてゲストOSで起動してやれば、元々は知っている環境も停止しないで済むし。これ、結構有りかもしれない。

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