2012年9月21日

対抗措置

尖閣諸島で退治する、日本と中国ですが、なりふり構わない中国は、通関検査で嫌がらせをしてきたり、早くも力の圧力をかけてきたりと、流石に南シナ海の南沙諸島とかで実績を積んでいるので、伝統芸のような感じ(笑)。現場の人達は大変だと思うけれど、このまま睨み合いで何ヶ月、あるいは何年も対峙することになるんじゃ無いだろうか。当然前回同様、レアアースとかの輸出制限もやってくるだろうから、日本の企業や政府しても、代替技術開発は勿論、リアルな中国リスク回避に軸足を移さないと駄目でしょうね。

やられっぱなしだけでは何だから、日本の出来る対抗措置は何か無いだろうか。勿論、非暴力的方法で。残念ながら、日本国内に中国系企業の工場などが沢山あるわけでは無いから、通関業務の厳格化をしても意味は無いし。短期的に解決する見通しも無いわけだから、もっと長期的なビジョンで対抗するのが良いかも。例えば、ベトナムとかタイとかカンボジアとか、そう言う地域の開発支援をもっとして、中国に進出した企業の代替地として斡旋してみるとか。勿論、中国という巨大マーケットも惜しいことは惜しいので、残る企業も多いんだろうけど、それは自己リスクとして承知の企業のみ残り、低コスト製造目的の企業などは積極に周辺校に誘致するようにしてみたら、地域支援とチャイナリスク低減の一石二鳥にはならないだろうか。

最も中国側としても、このままズルズル長期化して、日本企業撤退なんて言うことになれば、流石に国内経済にも影響するたろうし、対外的にもメリットは少なそう。さらに、今回のデモの中でも政府批判等反日以外のスローガンも多くあったそうで、そう言う不満のはけ口としていつか暴発する可能性もあるし、彼らとしてもどこかに落としどころを見つけて沈静化させないと困ると思うんですけどね。そこまで彼らの頭が回ってくれていると良いんだけど、でも今度は何か悪い方にどんどん転がるような嫌な予感がします。

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