2012年9月2日

4K2KとHMD

ドイツのIFA2012で紹介された日本メーカーの4K2Kの高解像度テレビ達。韓国メーカーに世界市場を席巻されてしまい旗色が悪い日本メーカーの、起死回生のための次の一手として注目されていますが、うーん、でもまだ4K2Kソフトなんていうのも無いし。より高品質より高機能の方向に進むのは技術の道筋としては正しいのだろうけど、日本の技術を生かす方向性としてはどうだろうか。

最近ちょっと思うのは、SONYが出して好評だというHMD「HMZ-T1」。これの小型化をして普通の眼鏡は無理にしても、ちょっと大きめなサングラス程度の物に出来たら、これって次のトレンドになるような気がするんだけど。今、スマホが普及しているから、結構車内とか町歩きの時なんか、二宮金次郎スタイルで画面を見ている人を結構見かけます。あれがHMDを使えればといつも思うわけです。勿論、技術的に難しい部分は多々あるとは思うけれど、日本が得意な軽薄短小分野だから技術もあるし、ニーズもありそうな気がします。

「テレビ」というデバイスは、受像器自体にはそれほど付加価値が有るわけじゃ無くて、その後に隠れて繋がっている「放送局」とか「DVD/BDソフト」にどれだけ魅力ある物が出てくるかが肝。これまでは、だから放送局とかソフトメーカーが主導権を握っていたわけだけど、今はYouTubeとかニコ動みたいな映像ソースも増えてきて、ますます「映像の個人化」が進んでいます。そう言う場合、大画面で迫力ある映像を見るというよりは、個人用に小さな画面でも良いけれどいつでも自由なときに視聴したいというニーズの方が、数的には増えるだろうな。携帯電話しても、昔は固定電話で家に1台あるのが普通だったものが、今は個人に1台どころか、仕事とプライベート2台持ちなんて言うのも普通だし。

docomoのCMで202x年に眼鏡一体型のナビゲーションシステムが登場する場面が出てくるけれど、アンナシステムを202x年では無く、何とか201x年に実現してくれたら、日本経済も持ち直すかも?!

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