2012年7月31日

人工光合成

パナソニックが、植物並の効率で人工光合成出来る技術を開発したという記事。「パナソニックが何で?」という素朴な疑問があるけれど、半導体技術の延長と言われれば何となく納得できる部分も。技術的には、まだまだ難しい部分も多いんだろうけど、個人的には太陽光発電よりも有効性があると思っていて、その理由は例えば今回の場合はエタノールを生成するのですが、そういう「蓄積できるエネルギー」を生成することが出来る事。太陽光発でも、勿論電気エネルギーを生み出すわけですが、それを蓄積する技術がまだ現実的でないのが難点。事実上、リアルタイムに電気を供給することしか出来ないわけで、その点が不利かなと。電気エネルギーを、例えば電気分解に使うなどして、水素エネルギーに変換するとかいう方法は勿論あるんだろうけど、そう言う多段階のエネルギー変換をすればするほど、発電効率・エネルギー効率は下がるわけですからね。太陽光と水と二酸化炭素から直接エタノールや、あるいは他の有機物が生成できれば、それこそ今太陽光パネルを敷き詰めている「電田」を「エタ(ノール)田」とか「タン(パン質)田」とかに利用出来るかも。

以前、トヨタが人工光合成技術の実証実験に成功したけれど、トヨタとかパナソニックとか、個人的にはちょっと以外な企業がこの分野で成果を上げているのにはビックリ。ある意味、既成概念にとらわれずに、いろいろな分野に視点をもたないといけないと言うことですよね。

ベトナム航空がMRJ発注

米国の航空会社から、それぞれ100機ずつのオーダーが入り、230機の受注を積み上げたMRJが、久々に新規受注としてベトナム航空から20機の発注という嬉しいニュース。以前、MRJの採算ラインが300機前後と聞いた記憶がありますが、そのラインがそろそろ見えてきた感じですね。あと、政府・自衛隊関係でもそれなりの数が積み上がる(お付き合いする?)だろうから、結構達成可能かもしれない。ただ、ベトナム航空の場合は、技術移転も伴う条件があるので、その点がちょっと気になるけれど、でもサービス網の展開と思えば、まんざら損な投資では無いのかも。政府としても、新興国支援さんの一つとして、これは効果的かもしれませんね。ベトナムとは、比較的良い関係が続いているし、対中国政策としてもいいかも。

もっとも、まだ試作機すら飛んでいない状態なわけですから、兎に角早く実際に空に浮かぶ機体を作らないとね。

ラマダーン

オリンピック予選中の男子サッカー(U22)。第二戦の対戦チーム、モロッコは、ラマダーン中ということもあり、体力調整が上手くいかなかったのか、果敢に攻めはしたけれど文字通り「ガス欠」みたいな感じで、とうとう後半終了近くになって、日本の早いプレーに追いつけずに失点してしまいました。モロッコチームの監督も、ラマダーンによる調整不足があったという発言をしているようですね。

日本では、「ラマダーン」=「断食月」と訳されて、この間は食事をしないみたいなとらえ方をされますが、日の出から日の入りの間は(一部妊婦とか幼児とか例外はあるけれど)、水や食事を取らないと言うことで、日の入りから翌日の日の出までは、逆に食料や飲み物の消費量は通常よりも増加するみたい。また、旅行中とか例外も許されているみたいですね。WiKiの記事を見ると、物理的に飲食する事では無く、「ラマダーンに参加する」という「意思」の存在の方が重要なようですね。そう言うことを考えると、今回のモロッコチーム選手も、しっかり飲食を取り、満足のいく試合をする方がイスラム教の教義に合うような気がするんだけど。

イスラム圏の場合、女性の服装にも厳しいルールがありますよね。あるいは、顔を隠したり。そういう事情から、折角素質があってもこういう舞台に立てない女性選手も多くいるんでしょうね。勿体ない気がする。宗教的理由だから、異教徒の部外者からとやかく言われる筋合いは無いだろうけれど、でもオリンピックが本当に「スポーツの祭典」であるならば、もう少し大らかな解釈・適用があっても良いんじゃないかと思いますね。

2012年7月30日

ロンドンオリンピック

オリンピックが始まり、期待された競技で期待された結果が出せずに泪したり、逆に意外な競技や意外な選手が活躍してメダルを獲得したりと、「筋書きの無いドラマ」であるスポーツは、やっぱりやってみないと分からない。参加している選手やコーチなどの関係者は、勿論一生懸命やっているわけですが、何となく本番に弱い日本人気質みたいなものを早くも感じる辺り、オリンピック等の世界規模の大会の怖さみたいなものも感じます。

時差が9時間あるから、ロンドンゴールデンタイムが日本の深夜に当たるので、放送プログラム的には不利なんだけど、サッカーとか人気競技にはスポーツバー等で盛り上がっているみたいですね。自分なんか、もうそんなに遅くまで起きていられないので、早々にリアルタイム視聴は諦めて、翌朝の新聞とかニュースで満足してしまっていますが。

オリンピックの番組の中で、20年とか30年くらい前のオリンピック映像が時々流されます。当たり前ですけど、当時はアナログ方式のビデオしかないから、映像も粗いしノイズも乗っていて、最近のデジタル式の綺麗な画面に慣れてしまうと、どうしても違和感を感じます。でも、当時はあれで十分満足していたし、確かハイビジョン技術の出始めの頃で、中にはそれで撮影した映像もあったと思うんですが、それでも今の技術の方が「綺麗さ」では進んでいるのかな。その技術は、映像のメリハリだけで無く、スロー再生とか高速度撮影とか、あるいは多重撮影みたいな感じで、「見る楽しさ」も以前よりもアップしていると感じます。

昔のオリンピックは、それこそ国を代表して参加する選手に気持ちを預けて一緒に戦うという雰囲気があったように思うんですが、今のオリンピックはある意味ゲーム感覚と言うか、画面の中で繰り広げられている「ドラマ」を外から眺めている気がします。勿論、熱狂的な応援もあるし、スポーツレベルは昔以上に高くなっているけれど、何となくそれに反比例して現実感というかリアリティが変な方向に行ってしまったような。映画で言うと、余りにC.G.がリアルで現実的に思えない、現実の撮影なのに何かC.G.っぽく感じてしまう、という逆転現象みたいなものを、ここ数日のオリンピック放送を見ていて感じたりします。

オリンピックなるものが、純粋にスポーツの祭典・アスリートの戦いから、大きなビジネスモデルになったというのも、一つ理由かも。より視聴率を獲得するために、演出に凝ったり、マッチメイクにしても、魅力的な対戦には事前に盛り上げていたりとか。仮に2020年の夏季オリンピックが東京に招致出来たら、その時にはどんな感じになるんでしょうね。SONY、Panasonicという、放送機材の二大メーカーがしのぎを削り、3D放送とかホログラフィック放送みたいなものが実現して、ますますリアル感の無い放送になったりして。

ストレージ

256GB SSDが15,00円台で、3TB HDDが10,000円切り。うーん、今週、秋葉に行かねば、っていう感じですね。3.5" HDDは、WRの2TB HDDも7,000円台にまで価格が落ちてきていて、ほぼタイの洪水前のレベルに戻ってきてるので、これから価格も安定してくるでしょうね。

3.5" HDD系は今のところ特に必要性は無いけれど、SSDは今使っているThinkPad X201sの128GBを更新したいですね。それと、今はモスボール状態のThinkPad X200sのHDDも、SSD化して、Ubuntuとか入れてみようかしら。いろいろ遊ぶには時間がある、夏休みの時期もそろそろだし。うーん、今週は秋葉にいってみようかなぁ...

オンボード給油

LCCのビジネスモデルは、「出来るだけ機体を地上に貼り付けない」事で、その為に空港でのターンアラウンドタイムは「30分」とよく言われます。日本国内での経験はほとんど無いのですが、US国内線での搭乗経験から言うと、これって乗客の乗り降りだけでもきつい時間帯だと思います。さらに、預け入れ荷物を下ろしたり、新たに搭載したり、そして燃料の補給も必要。その燃料補給で、乗客がまだいるうちに給油する「オンボード給油」の安全性が心配という記事

給油時間って、どの程度か知らなかったのですが、記事に寄れば中小型機の場合は5分位との事。となると、オンボード級にしても、これまで同様乗客降機後に給油しても、それほど違わない気がするんだけど。地方空港の場合は、給油用の車両を待機させないといけないから、もっと時間が掛かるのかもしれませんが、飛行機ビジネスに対して規制が緩やかと思われるUSでも実質許可していないのならば、あえて日本がそこに踏み込む必要性は無いと思うのだけれど。

LCCビジネスを語るときに、このターンアラウンドタイムの事がよく取り上げられるけれど、実際にフライトスケジュールに影響するのは、ドアクローズの後の離陸順番待ちであったり、到着空港での待機時間だったりするわけで、海外の場合はそういう部分のリスクを減らすために、わざと中心街から外れたフライトスケジュールに余裕のある空港(=着陸料等も安い)を選んだりするわけです。成田で言えば、夜間から早朝の禁止時間帯が有る限り最終便のリスクは残るし、そういう部分の整備をもっとしないと、変な部分を規制緩和してリスクを増やしているようにしか思えません。

副操縦士資格もシミュレーター試験だけで許可するというのも、これも正直心配。練習だけで本番も実力が出せるなら、極端な話誰もがオリンピックで金メダルを取るだろうし。やはり、リアルとバーチャルの間には、まだまだ大きな違いがあると思います。ある意味「皮膚感覚」とも言うべき部分は、ちゃんと残さないといけないと思うんだけれど。

2012年7月28日

土用の丑の日

昨日は「土用の丑の日」で、全国的に何匹の鰻が日本人の胃袋に収まったのだろうか。「浜松=鰻=うなぎパイ」という全国的な認識があるので、昨日出社した会社でも、その話題が一番のネタだったわけですが、世間で言うほど浜松の人って、鰻食べない気がするのは自分だけ? 確かに、有名な鰻屋さんが駅前にも何件かあるけれど... 実際、浜松での養鰻業って、今はほとんど無いんじゃ無いかな。大井川の方とか、愛知の一色町とかに移ってしまって。昔は、浜松駅から下り方面の新幹線や東海道線に乗ると、暫くして水車が勢いよく回る養鰻池を沢山見ましたが、もう何年も前からそれらの池の水は抜かれて荒れ地状態になっているし。

今年は特に鰻が高騰していて、それは稚魚のしらす鰻が大不況の為だけど、正直「日本人、鰻食べすぎじゃね?」という印象。マグロが乱獲されて数が減っているのと同じような感じ。もっとも、マグロの場合、世界的に爆発的に需要が拡大しているのが最大の理由だけど。ただ、昔は日本のあちこちでそれなりの量が取れていたしらす鰻が、ビジネスになると台湾や中国でも取り出して、さらに数を確保するために、沿岸に来る分だけで無く、産卵場所近くから兎に角上流で捕獲してしまうから、次に卵を産む世代もどんどん減っていったんだろうな。数年くらい、禁漁とかしないと、このまま激減してへたをすると「絶滅危惧種」になってしまうかも。

近畿大学の「完全養殖マグロ」のように「完全養殖鰻」なんて言うことが出来ればベストですが、やっと産卵場所の当たりが付いたくらいで、まだまだその技術確立には道のりは長いし。最近のテレビでは、日本鰻にかわって、アフリカ・マダガスカルとか東南アジア、さらにはアメリカの鰻なんかを輸入して、価格高騰・品不足解消対策に走る業界の様子が放送されていましたが、マグロみたいな妙に乱獲モードにならなければ、それも良いんじゃ無いだろうか。

取りあえず、今年の土用の丑の日は、価格はアップしたけれど何とか皆さんの口に鰻は入ったけれど、来年とか再来年とか、今年の不良の影響がでる時期はどうだろうか。それこそ、高級牛肉並の価格になったりして。昔普通に食べていた物が食べられなくなるのは寂しい事ではあるけれど、食べられなかった物が食べられるようになったり、新しい食べ物が登場したり、これも一つの時代の流れ・文化の変化なのかもしれません。

汗だくの一日

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。ここ数日暑い日が続いていますが、この日も朝から暑い日。朝起きると寝汗でグッショリですからねぇ。自宅を出て浜松駅に到着した時には、スラックスに汗染みが幾つも出来てしまったし、背中とか首筋も汗でグッショリ。新幹線構内の待合室に入ればクーラーが効いているかと期待したんですが、夏休みシーズンに入ったこともあってか、家族連れやら旅行に出かけるグループやらで、立っている人も多くて混雑していて、逆に蒸し暑い感じも。いつものように、待合室の中あるスタバで朝食とアイスコーヒーを購入して、ホームに向かいます。

ホームに出ると、朝から暑い日差しにクラクラ。程なく乗車する新幹線が入線してきたので車内に入るんですが、車内も夏休み期間に入ったからか、旅行に出かける様子のグループで混雑しています。直前のシートマップ確認では、私の隣は空席だったんですが、私の前3列は5席すべて埋まっていて、「これ、朝からどんちゃん騒ぎするような団体だったら、嫌だなぁ」と思ってましたが、実際に乗車してみると、それぞれ別のグループがたまたまその場所に固まっただけらしくて、予想よりは静かで一安心。

車内は、やっぱり冷房控えめでも乗客は多いので、室温と湿度はいつものより高めの印象。前の方の席で、扇子を仰いでいる人がいたけれど、あぁあれって必需品だよなと妙に感心してしまいました。新横浜で下車して、その後電車を乗り継いで会社に到着しても、オフィスも節電で室温設定高めになっているので、席に常備している団扇をバタバタさせながら、キーボードを叩くという、見た目忙しい状況。

ところが、この日はUSから出張できているエンジニアと一サーバー関係の設定作業をする予定が入っていたので、暫くして彼が会社に到着してからサーバールームにほぼこもる状態。さっきまで汗をかいていたのに、サーバールームは平均23度設定なので「寒い」くらい。最初は「極楽極楽」なんて言ってましたが、暫くすると汗が冷えるし、あと室温の均質化のために回しているサーキュレーターの風がどんどん冷たくなっていき、さらに作業している場所が冷風の吹き出し口の下なので、この場所の室温は21度。参りました。

時々自分のオフィスに戻ると、その「暖かさ」にホッとする始末。でも、この寒暖攻撃で、体温調節がおかしくなったのか、帰宅する新幹線の中では妙に汗が出てきて、浜松駅で降りたときには、まだ蒸し暑い外気にそれが刺激されたのか、背中がさらにびしょびしょになる状態。えぇ、駅から出たらしっかり冷たい生ビールで体調管理(?)しましたよ、昨晩は。今年の夏は、ビールが売れそうだなと実感する蒸し暑い夜でした。

2012年7月27日

UA's B787

UAって、B787のUSでのローンチカスタマーだったんですね。知らなかった(笑)。そのUAが、今年の9月にやっと1号機を受領するということは、まだまだB787の製造スピードがアップしていないからなのか、ANA/JALを初めて初期の契約キャリアー分がまだ裁き切れていないからなのか。年内に5機導入して、2019年までに50機確定ということは、年間6~7機のペースでしょうか。

9月に1号機を受領して、最初の路線はどこなんだろうか。やっぱり大西洋路線なんだろうか。B787での運航が確実なNRT-DENは、来年3月31日(DEN発)からのスタートなので、来年のG.W.あたりの旅行には、Denver Entryでプランするのがいいようでね。ただ、Business Classは36席(2-2-2×6列?)と少ないので、席の争奪戦は厳しそうだけど。

来年は、旧COの路線の一つである、NRT-IAHを利用してMCOにでも久しぶりに行こうかと思っていたところですが、DEN経由にも引かれますね。往路IAH、復路DENで組んでみたらどうなるだろうか。また、妄想旅行の良いネタが出来ました(笑)。

iPhone5のジャック

8月に発表かと言われているiPhone5の情報が、少しずつ露出してきていますが、この記事はこれまでiPhone/iPod/iPadで共通だったDockコネクターが、30ピンから19ピンの小型の物になるという話。普通は、サポートする機能(信号)が増えて、ピン数は増える傾向にあるんですが、今回はこれまで上部に設置されていたイヤホンジャックが下部に移動してスペースが狭くなるので、その分Dockコネクターを小型化するという理由らしい。でも、ピン数が2/3になるって結構大きな削減ですけど、どの信号線が削除されるんだろうか。

少し前に、母親用にiPad2を購入した時に、このDockコネクターが共通ということを初めて知って感心したんですが、その互換性が無くなるのはやっぱり影響が大きいですよね。もっとも、これまでずっと互換性を維持してきたAppleにしても、そろそろ新しい規格に移行しないと、デザインの自由度が無くなって魅力的な製品作りが難しくなる事情も分かりますし。

USのホテルに入ると、多くのホテルで目覚まし時計がDockコネクター付きの物で、自分のiPhone/iPodを接続して使うことが出来ます。これからはどうするんだろうか。30ピン-19ピンの変換アダプターとか登場するのかな。どの程度の加工で作る事が出来るか分からないけれど、結構需要はありそうな気がする。

NRT-BOS (15) - 帰国 (2)

水平飛行に入り、ミールサービスのスタートです。このフライト最大の興味が、往路で感心した旧CO便であるNRT-EWRと旧UA便であるこのフライトでどの程度さがあるのかということ。配られたメニューリストの表記だけ見ると、NRT-EWRと同じように、前菜は「冷製アペタイザー」「季節のグリーンサラダ」。でも、「冷製アペタイザー」は飛び子の巻き寿司みたいな物で、以前のUAの枝豆とかいろいろ乗っていた物よりも寂しい感じ。

メインでは「ポークチョップグリル」「鶏胸肉のオッソブーコ風」「サンフランシスコ風チョッピーノ」「和食膳」というリスト。一瞬、往路の和食を思い出して和食にしようかと思ったんですが、タイトルが「和食膳」なので、昔のUAの奴だろうなと思い直して、聞き慣れない「チョッピーノ」にしてみました。結果的にこれが正解。和食膳はやっぱり和食膳で、流石に旧COと旧UAで統一するところまでは言っていないみたい。まぁ、向こうは国際線2-Classですからね。

出てきたのは、トマトスープに入ったメルルーサとエビ。量的には日本人の胃袋に丁度良いくらいの量。味も悪くなくて、これはサーモングリルなんかよりよっぽど良いかも。ちなみに、私の隣の男性がポークチョップを頼んでいたんですが、これも往路便と同じく太い骨が外に飛び出だ立派なポークチョップでした。肉のサイズは一回り小ぶりだったけれど。やっぱり洋食系は共通化しやすいんだろうなぁ。和食は、日本初なら調整出来るけれど、US発では量も限られているし難しいでしょうね。

この辺りでアルコールもほどよく入り、チーズとデザートはパスして寝ることに。何せ、13時間以上のフライトですから。途中ウトウトしながら、それでも目が覚めると日本到着まで4時間位のところ。日本時刻では朝の11:00過ぎ。で、日本の時刻に合わせてそろそろ起きることに。ギャレーの横にあるサンドイッチとスナックを貰ってきたんですが、このサンドイッチ、サルサソースを塗ったパンに厚めのチーズを挟んだ物でしたが、ソースが辛くて2口でギブアップ。クッキーをかじりながら、PCで写真の整理とかをしながら時間を潰しました。本当なら、新シートのB777だったから電源も取れたんですが、旧シートなので電源はEm-Power。こういう時に困っちゃいますよね、急な機材交換は。そうそう、帰国した翌日には、NRT-SINの時同様、「迷惑掛けてご免ねメール」が来て、ここでも15,000マイルを貰うことに。なんだかんだで、45,000マイルも貰ってしまいました。「これでUnited Clubの更新も楽々だな」と思ったんですが、今年からもうマイルで更新出来なくなっていることに後で気がつきましたorz

到着前の食事は「シリアル」と「スクランブルエッグ」の二種類。流石に、こっちでは「和食」は登場しませんね。まぁ、結果的にUAはUAからそれほど変わってなかったかなという印象。それはそれで良いんですけど、やっぱりコーヒーは何とかしてくれないだろうか。昔のTV-CMで「コーヒーを、お湯で割ったらアメリカン」というのがあったけれど、まさにその状態の味。

成田空港へは、A滑走路に北から進入・着陸したので、まだ速度もそれほど落ち無いうちに直ぐに誘導路に入り、そのまま南ウイングへ向かいます。最近では珍しい最短距離でのタクシングでした。で、ここまでは順調だったんですが、ゲートから入国審査場に入ると、これまで見たことも無いような待ち行列。日本時のゲートって、いつも並んでいても数名程度だったんですが、後の通路まで溢れるくらい並んでいます。これは初めての経験。それでも、日本人の審査はポンポン進んでいくので15分位で通過。ところが、今度は荷物がなかなか出てこない。普通は、あれくらい入国審査で並んでいたら、もう荷物が回っていてもおかしくないんだけど、さらに10分位待ってやっと最初の荷物が出始めました。でも、自分のキャリーバッグが出てきたのは、さらに10分位待ってから。何かあったんだろうか。さらに、そのキャリーバッグを見たら、TSAの鍵が無くなっている。orz 後で中身を確認したら、一度開けた後があったので、その時に無くしたんだろうけど、何だかなぁ... 最後に、プチトラブルが続いて、ちょっと残念な印象が残る今回の旅行でした。()

2012年7月26日

NRT-BOS (14) - 帰国 (1)

毎回ちょっと寂しい気持ちになる、帰国の朝。荷物も少ないのでパッキングもあっという間に完了し、ホテルをチェックアウトをして、やっぱり暑いBostonの朝を地下鉄駅(Gov. Center)まで歩きます。待ち時間も入れて20分程で空港に到着。ここでターミナル内シャトルでUAのターミナルCに到着します。荷物をチェックインしてボーディングパスを受取、暫くUnited Clubで一服してからゲートに向かいます。

出発ゲート番号は一つ違う(#17→#18)けれど、利用するフライトは一昨日使ったのと同じ、IAD行きのUA285。今回はIADでNRT行きに乗り継ぐので、ディレーが心配ですが、On-Timeでゲートクローズとなり出発です。

機内に入り思わず吹き出しそうになったのが、そのフライトのFirst Class担当CAさんが「泉ピン子」そっくりな、多分中国系アメリカ人女性だったこと。ちょっと顔もそうだし、同じように眼鏡を掛けていて、ショートカットで、小柄で、しかも声も少し低めだし、少し偉そうな態度(失礼!)もそっくり(いゃ、サービスは丁寧でしたよ)。このCAさんの掛けていたメガネが少し特徴のある派手目の物だったんですが、帰国後数日してたまたまテレビで泉ピン子氏を見たら、同じような眼鏡を掛けていて爆笑。何で、同じようなデザインを選ぶんだろうか。

閑話休題。最近は、国内線でもちゃんとお絞りが出てくるんですよね。それも、以前のガーゼみたいなぺらぺらな物じゃ無くて、タオル地のしっかりした物。朝のしかも短距離便なので、流石にスナックはUAでお馴染みのプレッツェルの小袋だけですけど、飲み物のお代わりも何度もピン子氏が聞きに来てくれるし、サーヒスレベルは気持ちアップしている気がします。

ほぼ定刻通りにWashington Dulles (IAD)に到着。次の成田行きはC3からの出発。実は残念なことに、このフライトも直前に機材変更があり、フラットシートからライフラットのB777に変更。その為、Web Check-inするときに、11Jという窓際の席に飛ばされていて、慌てていつもの通路側11Dに変更しました。出発直前のシートマップがこんな感じで、結構Business Classが空いています。結局、出発した時もこんな感じの混み具合で、結構空席が目立ちました。自分が座っていた列は、11A、11D、11F、11Jと、一つおきに埋まっている状態で、これなら11Jで良かったかなと後悔しましたが、まぁしかたないですね。
成田行きのUA803便は、ゲートクローズは定刻通りでしたが、その後Taxi wayで暫くウェイトさせられて、結局離陸したのは30分遅れくらい。ただ、機長アナウンスでは、ショートカットするのと追い風が強いので、成田到着は逆に15分位早くなるから乗り継ぎには問題無いとの事。ただ、途中気流の悪いところを通過するので、シートベルトは常に着用するようにと言うことでした。

ところで、このB777-200ですが、もしかしたらNRT-SIN往復で搭乗した機体と同じかなとふと思って、後で機体のレジ番号を確認してみたんですが、NRT-SIN往復の機体は#2996で、今回の機体は#2993で、流石に別物でした。でもB777のライフラットシート機って、後どれくらい残っているんだろうか... (続く...)

2012年7月25日

ビジターチームのイチロー

電撃的な発表になった、イチローのYankees移籍。移籍会見をした数時間後には、もうYankeesの#31ユニフォームを来て、3塁側ダグアウトから搭乗して、でもいつもの定位置であるライトを守るイチロー。これまでの"Area 51"は"Area 31"と変わったけれど、シアトルのファンの暖かい"Sayonara"は、TV越しに見ているこちらも何となく嬉しくなったシーンです。

さらに印象的だったのは、3回表のイチロー初打席のシーン。いつものようにイチローが登場して、ウォームアップをして打席に入ると、スタンドがスタンディングオベーション。一度バッターボックスを外して、帽子を取って丁寧にそれぞれのスタンドに向かってお辞儀をする姿は、いかにも「日本人」だなぁという印象。その後、再びバッターボックスに入ると、テレビの映像はイチローのアップになるんですが、この時イチローの目に泪があったように感じたけれど... だから、その瞬間は「あぁ、多分三振かな」と思ったんですが、ちゃんとセンター前に初ヒット。直ぐに二盗も決めて、イチロー健在を証明。シアトルファンにとっては、嬉し悔しい瞬間だったでしょうね。イチローのヒットは、この日はこの一本だけだったけれど、9回裏最後のフライがイチローのところに飛んでいき、最後はイチローが試合を締めて終了したのも、やっぱりイチローは何か持っているというか。実は、その後イチローがそのウイニングボールを記念に持ち帰るかなと思ったんですが、ピッチャーに渡していましたね。イチローとしても、まだ自分の野球人生の途中だから、特に意味は無いと思っているのかな。

試合結果と共に、今回の移籍についての裏事情とかSeattle/New York、双方の様子などもニュースに掲載されてきましたが、必ずしもハッピー・ハッピーというわけでは無く、チーム事情もあるし、イチローの事情もあるし、やっぱりMLBは複雑なビジネスだなと改めて実感しました。今シーズンはもう無いけれど、来シーズンはNew Yorkにイチローの姿を見に行きたいですね。あるいは、Seattleでビジターのイチローを見るのも良いかもしれない。岩隈、川崎との対戦という可能性もあるし。しかし、SeattleにB787を飛ばす予定のANAとしては、ちょっと誤算になったかもしれない(笑)。

NRT-BOS (13) - Boston散策 (2)

BostonのBackbayにある、Prudential Centerは、開放感のある明るいモールで、小さないろいろなお店が入っている場所。全体の構造は十文字の形になっているのかな。だから道に迷うことは無いのですが、結構行ったり来たりしているうちに自分の場所が分からなくなったりして... あと、広い中庭があって、季候が良ければ個々でお弁当を食べたり、飲み物を飲んだりも出来て、これも良い雰囲気です。最もこの日は暑すぎて外に出る気力はありませんでしたが。で、ここと道を隔ててガラス張りの通路で繋がっているCopley Placeは、大きなビルの中のモールで、お店の数は少ないけれど、高級店いわゆるブランド品のお店が集まっている場所という感じ。雰囲気的にはPrudentialの方が良いんですが、買い物するならCopleyかなという感じでしょうか。

しばらく歩いて、お昼時になったので何か軽くお昼を食べることに。たまたまPrudential Centerの中で目の前にあった"WAGAMAMA"という店名からして怪しげなお店で、汁物が丁度お腹に良さそうだったので入ってみました。店内は明るいモダンな感じの学食風内装で、それは良かったんですが、オープンキッチンの中で調理をしている料理人が、白いコック服に赤いエプロンに赤いコック帽という衣装で、個人的に「BENIBANAスタイル」という格好だったのを発見した時点で、嫌な雰囲気が。で、チキンラーメンをオーダーしたんですが、出てきたラーメンのスープを一口すすって確信。スープが、中華料理店で出てくる、薄い味の「中華スープ」そのまんま。麺も絡まったままで、絶対湯がいてないだろうという雰囲気。とにかく味が付いていないから、テーブル上の醤油を5回し位入れたら、何となく醤油ラーメンっぽい味になったけれど。確かにお腹には優しそうでした(笑)。"WAGAMAMA"って、"Order as you like"の意味で付けたのかなと最初は思ったけれど、文字通り「我が儘=Selfishness」なお味のお店でした(爆)。

この後、自分用のお土産をかったり、両モールをぶらぶらした後、ちょっと外を歩いてみたけれど、やっぱり暑い(笑)。でも、後で分かったんですが、この時日本では37度とかもっと暑い状態だったんですよね。

Bostonの町並みは好きなんだけど、この慣れていない暑さはどうもということで、ちょっとだけ外を歩いて、再び地下鉄の駅に戻り、一度ホテルに戻りました。荷物を置いて、朝にも言ったQuincy Marketに行く予定泥炭ですが、結局疲れてしまい、ウトウトしているうちに目が覚めたら19:00過ぎに。少し涼しくなっているだろうし、Boston最後の夕食を食べにQuincy Mallに出かけました。
夕方になって少し涼しくなったけれど、歩くとまだ汗が結構出てきます。モール内もまだ混雑していました。で、何を食べようかと探していたら、ここにも"WAGAMAMA"が(笑)。流石に、もう結構です(笑)。結局、North Mallの端にあった"McCormick & Schmick's"というバーレストランで、自分の定番お摘まみ"Calamari"と、この日のお勧めアスパラガス焼きを食べながら、ビールとかカクテルを飲んで最後の夜を楽しみました。ここのお店のカラマリ、味は普通だけど、イカリングだけで無く、野菜類、アーティチョーク、にんじんのスライス、ベビーコーン等のフライも一緒に入っていて、これは良いアクセントになって美味しかったです。この後ホテルに戻り、翌日は10:01発のフライトなので朝余裕はあるんですが、早めにパッキングして休みました。(続く...)

2012年7月24日

ピンストライプのイチロー

Seattle Marinersのイチローが、二人のマイナーリーグピッチャーとのトレードでN.Y. Yankeesへ移籍というニュース。今年が5年契約の最終年で、某かの動きはあるだろうとは誰もが予想はしていたけれど、この時期にYankeesにというのは以外。球団のニュースによれば、イチロー側のエージェントが、球団の若返りも兼ねてイチロー移籍の可能性を打診したと書かれているけれど、イチローとしても野球人生の最後に、優勝出来る力のあるチームで、もう一花咲かせたいという気持ちもあるんだろうか。しかし、何度かシアトルにも行き、Safeco Fieldだけでなく街中でのイチロー人気を考えると、シアトルファンの落胆も大きいでしょうねぇ。

で、試合スケジュールを見ると、現地時間の7月23日から25日まで、ホームゲームでYankeesと対戦が組まれています。と言う事は、イチローはSafeco Fieldで、対戦チームの選手としてプレーするわけ!? いかにもMLBらしいと言えばらしいけれど、ファンとしては複雑な心境だろうなぁ... いずれにしても、12年目のシーズンも活躍して、さらに来シーズン以降も活躍して欲しいですね、日本を代表する名プレーヤーとして。

NRT-BOS (12) - Boston散策 (1)


Boston滞在2日目。これまでにBostonへは5回訪問しており、過去の旅行記を見ると毎年訪問しています。米国の訪れた事のある街の中では、仕事で行く場所を除けば一番再訪している場所。街のサイズといい、雰囲気といい、個人的に一番気に入っている場所です。この日は、特に予定は決めずに、ぶらぶらと散策しつつ、Quincy MarketやCoply辺りで買い物でもしましょう、というのがゲームプランでした。ところが、朝の天気予報では、この日の気温は急上昇で、最高気温は華氏95度(摂氏35度)。朝8:00位の時点で、すでに華氏85度(摂氏30度)です。寒いよりは暑い方が得意だけれど、ちょっと外を出歩くのは厳しいかも。それでも、そろそろお店が開く10:00少し前にホテルを出て、まずはQuincy Marketに歩いて向かいました。で、外に出て5分もしないうちに、ミネラルウォーターのボトルを持参しなかったことを後悔。もうね、歩くのが嫌になるようなうだる暑さです。とにかく、日陰伝いにホテルから歩いて10分位のGoverment Centerの駅前に到着。ここ、これまでBostonに来たときには大体5月で、いつもサーカスのテントが張られていましたが、何も無い時ってこんなにだだっ広い状態なんですね。初めて見た(笑)。

取りあえず、涼しさを求めてQuincy Marketの建物に入ります。ここは、内部の通路の左右にずらっと食べ物のお店がらなんでいるところなんですが、朝一というのに妙に混雑しています。どうも、中国からの団体さんが入っているらしくて、建物中央にあるフードコートのテーブルでは、朝食? 昼食? ブランチ? 中の皆さんで大混雑。で、いろいろお店があるなかで、一番行列が出来ていたのが「Japanese Food」のお店なのにはちょっと笑ってしまいました。ここ、なんちゃってJapaneseなので、中華っぽい味ではあるんですけどね。まあ、一番馴染みがある味なのかも。朝は食べずにホテルを出てきて、ここで何か食べようかなと思っていたんですが、彼らの迫力に負けてさらに先の船着き場まで出てきました。丁度、横に立っているMarriotの中にスタバが入っているので、涼しさと飲み物を求めて中に入り、まず最初にもうUSでも珍しくなくなった"Iced Coffee"を注文。あと、小腹が空いたので小さなマフィンも買いました。これを、ホテル前のベンチで食べながら、しばし休憩です。ホテルを出て、まだ30分も過ぎていないのに(笑)。

USに出張するようになった20数年前、アメリカのコーヒーにしては珍しく濃いめのコーヒーを出す「STARBACKS」というお店が、近くのモールにあり、毎日のように通っていました。当時は、今のような大企業になるなんて夢にも思わなかったんですが。で、当時のお店ではコーヒー類(ホットのみ)と一緒に、USではお馴染みの"Iced Tea"も扱っていたので、「Iced Teamのグラスに、TeaではなくCoffeeを入れて、Iced Coffeeにしてくれ」と言って毎回Iced Coffeeを作って貰いましたね。最初は、店員も冗談だと思っていて、何度も「本当にいいのか」と確認したり、入れる氷の量が少なくと、生ぬるいコーヒーになったり、さらに私はブラックで飲むんですがガムシロップなんて無いから同僚なんかは砂糖を無理矢理入れて溶かしていましたね。解決策は、まずカップに氷だけを目一杯入れて貰い、それとは別にコーヒー(Hot)を貰い、コーヒーに砂糖やミルクを入れて調整してから、氷の入ったカップに注いで冷やす方法。何度もやっているうちに、店員の方も慣れてきて、我々が行くと"Iced Coffee?"なんて聞いてくるようになりました。翌年、出張で再び訪れると、メニュー欄に"Iced Coffee"なんて載っていてビックリしましたけど。今でこそ、USでも普通に飲める"Iced Coffee"ですが、絶対あの時の経験が貢献していると、個人的には思っているんですが(笑)。

やっと一息ついたところで、再び移動開始です。元々の予定では、ぶらぶらと歩いてCoply辺りまで行くつもりだったんですが、とてもそんな天候では無いし気力もありません。何も躊躇すること無く、地下鉄のGreen Lineで、Coplyに移動です。ここには、Pridencial CenterとCoply Mallがあり、一通りのお店も揃っているし、Apple Storeも近くにあるので、最初から今回はこの辺りで買い物をする予定でした。でも、iPhone/iPadはこの時点で購入中断の決定をしていたので、結局この後その二つのモールの中を行ったり来たりして時間を潰すことに。まずはモールの中に入り、座れる場所を探して一服して体力回復です。(続く...)

2012年7月23日

絆はいずこへ

迷彩服を区民に見せるな」と、統合防災演習で都内11区が自衛隊の要請を拒否したという記事。なんか、「のど元過ぎれば」とか言いたくなりますね。首都直下地震や、東海地震等が言われて、福島の教訓をそれらに生かさなければいけないのに、一年も経つともう忘れて自分達のイデオロギーに満足してしまう。まぁ、子供の喧嘩じゃ無いからそんなこといっちゃぁいけないとは思うけれど、本当に何か起こったときは、今回の11区の優先順位を下げて、まずは協力した他の区の救助を優先すれば良いと思う。だって、迷彩服を見せちゃいけないんだから。

[2012年7月25日追記]
記事のお詫びと削除
[2012年7月24日追記]
リンク先の産経新聞記事の内容は不正確な内容だったようですね。今回協力しなかったと言われる11区から、それぞれ正式な抗議文が掲載されています。


記事作成記者の意図的な作文なのか、取材不足・力不足の結果なのか、それ以外の意図があるのか分からないけれど、マスメディアである以上は、真摯にその経緯と訂正をして欲しいですよね。間違った情報・報道をしたことはミスではあるけれど、それを訂正する事もメディアの仕事なわけだし。

ただ、自衛隊側にも手順の曖昧さ、根回しの不味さもあったみたいで、その辺りは本番の時にはさらに混乱するんだろうから、もっと迅速に動けるような連絡系統を作らないと。これ、都庁は絡まなかったんだろうか。23区全体なら、都と自衛隊でまず根回しして、それを都から23区に下ろして貰う方法でも良かったんじゃ無いかと。

浜松はある意味「基地の街」で、自衛隊に対して親和性もあるけれど、そうで無くてもやっぱり先の震災時での自衛隊の「力」は、誰もが認識しただろうし、もし今度自分達に何かあったときには自衛隊が助けてくれる・助けて欲しいという信頼感も大きくなったと思うんですよね。勿論、何でもかんでも100%自衛隊が正しいと言うつもりは無いけれど、でも組織として完結して何かあったときに活動できる力があるのは自衛隊だけだし、そういうところを自分達の都合の良いときには要求して、そうで無いときには手のひらを返すのって、単に「狡い」だけ。まぁ、そんなことお構いなしな厚顔無恥な市民な団体が騒いでいるだけで、多くの「サイレントマジョリティー」は違う意見だと思いますけど。

LCCだけの不便?

毎日新聞に掲載された、LCCに付いての記事。確かに、コスト削減を至上命題とするLCCでは、ターンアラウンドタイムは短くし、機体のやりくりも出来るだけ地上にとどまらないように効率的に配置されるから、どこかでディレーとか欠航が発生すると、五月雨式にその影響がその後の運行に影響するリスクは大きいですよね。また、格安運賃提供のために、付帯条件が制限されるから、欠航しても保証されるとは限らないし、代替フライトへの振替なども制限があります。

記事に書かれていることは嘘では無いけれど、でも大手だから必ず代替フライトがあるとは限らないですよね。例えば、羽田とか関空などのハブ空港になら、予備機の駐機もあるだろうけど、地方空港等でトラブルが発生すれば、そこで修理が完了するまで駐機するとか、交換部品の到着を待たないと行けないわけで、それで欠航やディレーする事があるのは、大手も同様。代替機があっても、それが元の機体と種類が違えば、パイロットだって交替しないと行けないから、機体があれば良いというわけでも無いだろうか。いくらANA/JALといった大手でも、同型機を複数待機させておく程の余力はそれほど無いだろうし。

新聞記事もちょっと不親切だなと思うのは、記事に書かれているジェットスター就航初日の最終便欠航の件。確かにターンアラウンド時の遅れの蓄積で、新千歳発の最終便が1時間半近く遅れたのは事実だろうけれど、それで欠航しなければいけない理由は成田空港が閉まってしまうからなんですよね。つまり、24時間空港とは言わないまでも、もう少し成田の運用が柔軟であれば、遅れてはいたかもしれないけれど、欠航しなくても済んだ可能性も大きいと思います。発着枠や東京近郊というロケーションの関係で成田を使わざるを得ないんだろうけど、本来LCCはもっと有利な空港を選択して、大手の隙間を狙って参入し、それを広げてビジネススキームを作るもの。LCCだけの責任で無く、航空行政にとってもまだ課題があると言うことをもう少し主張しても良かったのではと感じるんですが。

高速鉄道網が、多分世界で一番発達している日本ではあるけれど、それでも新幹線で3時間を超える距離移動の時には、やはり飛行機利用が便利。東京を基点した場合ですらそうだから、地方と地方を結ぶ場合なら、さらにそのニースはあると思うんですね。ただ、LCCと言うビジネススタイルに慣れていない日本人、特に飛行機に乗り慣れていない地方の人間にとっては、4時間の移動が半分になると言われても、やっぱり使い慣れだ電車旅を選んでしまうもの。その既成概念をどうしたら破れるのかと言うと、やはりコスト(=価格)というのは大きな魅力だと思うんですよね。その為にも、新規LCCは勿論、地元のFDA等のリージョナルジェットにも頑張って貰って「飛行機」という移動手段に、もっと日本人が慣れることが必要だなと感じます。アメリカ人なんて、本当日本で言う新幹線どころか、乗り合いバス間隔で使ってますからね。

NRT-BOS (11) - 航空宇宙博物館・別館 (2)

に入って驚くのは、当然ながらその展示スペースの広さ。まぁ、Air FranceのコンコルドやB-29、さらにはスペースシャトルとか、Boeingの商用一号機のB707なんかの実機がそのまま展示されているわけですから、広くなきゃね。展示内容もバラエティに富んでいて、軍用機から商用機、無人機にヘリコプターに誘導ミサイル、さらにはシミュレーター体験に、極めつけはスペースシャトル"Discovery"と、じっくり見れば一日居ても飽きないでしょう。ただ、展示以外の施設はちょっと物足りなくて、お土産品コーナーはそれほど大きくないし、食事が出来るのはマクドナルドだけですし(ここは、そこそこ広いけれど)。あと、I-MAXシアターがありましたね。と言うわけで、今回は写真中心の記事ということで。
最初に、大きいから急いで回らないとと焦ったからか、結構1時間くらいで一通り見終わってしまいました。元々の予定では、15:15のシャトルで空港に戻るつもりでしたが、一つ早い14:30の便で戻ることに。少し早めに外に出て待っていたら、例の大荷物の欧州組も出てきて、帰りも一緒になったのはご愛敬です。帰りのフライトは定刻通りで、夕方には無事にBostonに戻ってきました。今回の旅行で、最初にして最大のイベントは無事終了です。何年かして展示内容が拡張されたら、またここに来ないと。(続く...)

2012年7月22日

ANA B787のエンジントラブル

ANAが導入しているB787のR&R社製エンジンで、内部で使用している歯車が腐食してトラブルにナル可能性があると言うことで、急遽エンジン改修という記事。2機で両方のエンジンが対象となっていた(残り3機は片側)と言うので、まぁ確率的にはかなり低いと思うけれど、両方のエンジンが一度に故障したらと思うと、ちょっとぞっとしますね。いずれにしても、早いタイミング発見されて改修されるから良かったけれど。どうしても、物作りにはこういうことが発生しますから、ある程度成熟するまでは早期に何度も診断を繰り返して、早め早めにトラブルの芽を摘んでいかないと。

しかし、ANAはB787をもう11機も受領しているんですね。JALも4機か。以前、羽田-岡山でANAのB787に搭乗して、短い間でしたけれど、その快適さに満足しました。今度は国際線に搭乗してみたいですよね。

NRT-BOS (10) - 航空宇宙博物館・別館 (1)


Boston滞在初日ですが、この日はBostonからWashington D.C.に日帰り移動します。目的は、IAD空港近くにある、航空宇宙博物館・別館に行くため。前回は、スミソニアンにある本館に行ったんですが、やっぱり規模も内容も充実しているこっちに来ないことはということで、今回の訪問最大の目的だったりします。この博物館、自家用車(レンタカー)で行くのは良いんだけど、それ以外のアクセス方法が空港(IAD)から45分~1時間間隔で出ているシャトルバスしか無いこと。実際行ってみると、空港からはタクシー利用も可能ですが、空港に戻る手段としてはタクシープールなんて無いので、実質的にシャトル頼みになります。

BOS-IADのフライトは、日に5~6本有るんですが、朝は早朝の7:00台のフライトの後は、今回利用した10:00のフライトになります。これを使うと、IADにはお昼前の到着。博物館行きのシャトルは12:00、12:45、とあるので、上手くいけば12:00に、悪くても12:45を利用して13:00頃には博物館に到着出来ます。逆に帰りのフライトを探すと、16:44分というのがあり、これだと18:00過ぎに戻れます。そこから逆算して、博物館発のシャトルを調べると、14:30、15:15、16:00辺りが候補です。小さなバッグ一つでの移動なので、セキュリティチェックもそんなに時間は掛からないと思うんですが、安全のために15:15を利用して15:30に空港着。取りあえず、1時間以上あるから大丈夫でしょう。問題は、博物館の滞在時間が最短で2時間ちょっとになりますが、それで十分かどうかですね。

準備をして、ホテルを出たのが08:00前で空港到着は08:30過ぎ。ここで悲しいお知らせが。何と10:01発予定のフライトが10:26発と遅れています。前日の事があるので嫌な予感がよぎりますが、この時は10:40位に出発することが出来ました。このフライト、IAD行きなので、この後国際線を中心に乗り継ぎの人が多くて、だから手荷物も多いし、接続時間も厳しいしと、地上係員も大変そうでした。機内でも、出発は遅れたが、途中近道をするので実質は20分遅れくらいで、だから接続にも影響しない」と何度も説明していました。確かに、11:30到着予定が11:50頃に到着となり、皆さんダッシュで機内から飛び出して行きましたが。

私は暢気な物で、到着したCターミナルから連絡用のシャトルでメインターミナルに移動。ここでシャトルが停車する「Curb 2E」を探すんですが、これが分からない。少しウロウロして外に出たら、「Curb 1C」「Curb 1D」という表示を見つけたので、「おっ、この先か」と思ったら、そうでは無くて、道を渡った内側のレーンが「Curb 2」なんですね。結局20分位うろうろして、やっと「Curb 2E」を見つけました。すでに同じようにシャトル待ちをしている人が10人以上いて、中には大きなバックパックを背負った欧州からのグループも。暫くしてシャトルが到着しましたが、よく空港ホテルの送迎に使われるような20人位の小型の物で、彼らの大きな荷物あって車内は満席状態でした。このシャトル、50セントの利用料金が必要ですが、入り口のところに置いてある小さな木の箱に入れるだけ。おつりなんて出ないから、丁度で用意するか余分に入れるか、周りの人と調整するかしかありません。ホノルルのトロリーと同じようなシステムですね。予定通り12:45に空港を出発すると、時計回りに空港を回り込むように進み、ほぼ空港ターミナルの反対側にある博物館まで、約15分程のドライブです。

博物館前には大きな駐車場もあるんですが、この日は平日月曜日と言う事もあるんでしょうか、ガラガラの状態。帰りのシャトルのスケジュールを念のため確認すると、45分間隔で出ているというので、予め調べておいたスケジュールに間違いなさそうです。で、早速博物館の中に入ると、手荷物の有る無しで列が分かれていて、手荷物のある入場者は中身のチェックがあります。私の前には、例の大きなバックパックを背負った欧州からの5人位のグループが並んでいたため、これに結構時間がかかりちょっとイライラ(笑)。まぁ、特にトラブルもなく程なくして入場出来ました。ここ、入場料無料なんですね。ちょっと信じられない。で、入り口を入ると内部的には2Fになるんですが、その正面奥にはスペースシャトルが見えたりして、飛行機好きにはたまらない光景からスタートします。(続く...)

2012年7月21日

Holiday-Inn Boston at Beacon Hill

Bostonでの定宿になりつつある、このホテル。現在リノベーションの最中ということで、結構ドタバタしていました。もう深夜近くだったので、とにかくチェックインすると、荷物のアンパックもそこそこにベッドに入りました。

相変わらずシャワーの出が悪くて、10分位出しっ放しにしないと、お湯にならない。冷蔵庫も無し、セキュリティボックスも無し、さらにこのホテルで使った着替えを選択しようと思ったら、ランドリールームが改修中で使用不可。折角線材まで持参したのに...

唯一のメリットは、直ぐ近くにWhole Foods Marketが有るくらいで、買い物に困らないことでしょうか。インターネットもワイヤレスが無料で利用出来ますが、結局スピードが遅いので、UQ WiMAXのサービスで使えるUS国内のClearのWiMAXをずっと使ってました。こっちの方が早いし安定しているし。次回Bostonを訪れる機会があったら、多分次は別のホテルにするだろうな、という雰囲気でした。

NRT-BOS (9) - EWR物語


今回の入国地、Newark International Airport (EWR)には、ほぼ定刻通りに到着しました。この空港は、US国内線の乗り継ぎで使ったことはあるけれど、入国するのは初めての空港。接続時間は2時間くらいあるしキャリーバッグはスルーチェックインでBostonまで通してあるので、まぁ入国審査で多少混雑していても大丈夫でしょうと高をくくっていたんですが、実際はなかなか厳しいものでした。

まずTDしてターミナルにタクシングしゲートインするまでは良かったんですが、ここでドアの前でCAさんが乗客をホールドしています。何だろうと思ったら、ドアが開いた途端に屈強な警察官が乗り込んできて、何とかという女性乗客が搭乗しているはずだがとCAさんに確認します。「げっ、全員のチェックするのかな」と焦ったんですが、その対象者はメインキャビンの乗客と言うことで、BusinessFirstの乗客は降機してよいということになり一安心。でも、ドアの外にはもう一人警察官が立っていて、一体だれを拘束するんだろうと不思議でしたね。多分、乗客名簿をスキャンして、警戒対象者の名前が含まれていたとか言う話なんだろうけど、もし同姓同名の関係無い人だったら、偉い迷惑ですよね。

そんな経験の後、EWRの入国審査場へ。そんなに混雑している雰囲気は無くて、一つのブースに4~5人位並んでいる程度でしたから、まぁこれなら直ぐに通過出来るなと思ったら、なかなかそうはいかず、ここもチェックが厳しい見たいです。私のところは、ヒスパニック系と思われる男性係員でしたが、前の人達の様子を見ていると、結構ねちっこく質問しているみたいな雰囲気です。それと、これも一つの手法なのかなと思ったのが、一通り質問が終わると、指紋のスキャンと顔写真の撮影があり、通常だとその後パスポートにスタンプを押されて終了になります。ところが、この係員は、それが終わった後も、また何かいろいろ質問をして様子を見ているような雰囲気なんですよね。何となくうがった見方をすると、最初に少し脅かして、その後指紋スキャンと顔写真撮影をして「やれやれ」と安心して油断したところに、「何か隠していないか」と隙を突いて質問をするような、そんな雰囲気を感じました。私の時も、なんで一人で旅行しているのかとか、知り合いはいるのかとか、いろいろ聞いた後に、結構さくっと指紋スキャンと顔写真に移ったんですが、その後またパスポートをぱらぱらめくりながら、「Bostonではどこに行くか」と聞くので「美術館に行く」と言うと「四日間滞在するのに美術館しか行かないのか」と突っ返してきたり... 「いゃ、初日の今日と最終日は移動日で、真ん中の二日でBoston美術館(これは嘘、本当はIADの航空宇宙博物館・別館に行くんだけど、そう言う説明すると面倒だから-笑)巡りと買い物をする予定」と言って、やっとスタンプを押してくれました。まあ、全体的に入国審査が厳しくなっているのは確実なので仕方ないけれど。

それでも、空港到着から30分程で、US入国、荷物のピックアップと再チェックインも終わり、次のEWR-BOS行きのフライトまでUnited Clubでメールチェックでもしようと出発状況表示を確認すると、ここで1時間の遅延になっています。元々の予定だと、18:00頃にERWを出発して、BOSには19:30頃に到着。空港からホテルまでは地下鉄のBlue Line一本で行けるので、21:00前にはホテルにチェックイン出来るという筋書きだったんですが、厳しそうです。地下鉄の駅からホテルまで、10分ちょっと歩くんですが、やっぱり余り遅くなってからは外を歩きたくないですからね。ところが確認してるうちに、今度は2時間遅れとなり、出発が20:00台に変更。仕方が無いので、United Clubの中で仕事をしたりして、また確認すると、今度は4時間くらい遅れて22:00台の出発という表示に。もともと、このフライトで使用する機材が、ORDから来るんですが、それが遅れていたんですね。ところが、UAのサイトでフライト状況を確認すると、そのORDからEWRに飛んでいた飛行機が、Cleveland (CLE)にダイバートしているという表示(!) 天候不良なのか何なのか分からないけれど、こうなるとフライトキャンセルにならないことだけを祈るばかりです。自分のフライトのあと、Boston行きはもう3便位有って、スケジュール上はそちらの方の遅れがすくなく早く着きそうなので、振り替えようかな等と思いつつ再びフライト状況を確認すると、さっきは22:00台になっていた出発時刻が再び20:00台に戻っています。この時の時刻は20:15位で、出発予定時刻が20:30頃だったでしょうか。慌てて、PCを電源を鞄に放り込み、United Clubをダッシュで出ました。こういう時に限って、出発ゲートがターミナルの端っこの方なんですよね。ゲート上の電光掲示板を確認すると、確かに自分が搭乗予定のERW-BOS行きで、出発予定時刻は20:51となっています。でも、まだ折返しの機体は到着していない様子。結局、それから10分以上過ぎてから、やっとORDから飛んできた機体が到着して、乗客が降りてきます。結局機内に入ったのは21:00過ぎになってからでした。

実は、この待っている間、New York辺りの天候が急変していて、雷雨になっていました。結構近くに雷も落ちたみたいで、それもあってフライトキャンセルが凄く心配でしたが、何とか機内に乗り込めたからよしよしと思っていたら、そうは問屋が卸さない。スポットを離れて、誘導路をタクシングしはじめたところで、機体が止まったときには「あぁ、待ち行列かな」と思ったんですが、暫くするとエンジンが止まってしまいます。機長のアナウンスによると、前に6機出発準備中の機体があるのだけど、その中に搭乗者名簿とと一致しない乗客がいるらしくて、その個人確認をするのと、さらに先ほどの落雷で空港の誘導灯に被害が出て、その交換作業を今している。30分以上は最短でも掛かるので、このまま待機する、というお話。まぁ、PSUを動かしていたので、空調が止まったり室内灯が消えることは無かったけれど、飲み物のサービスやFirst Classはスナックなんかを配って、時間を潰したんですが、やっぱり長いですよね。以前、冬の時期にORDからJFKに向かうとき、同じようにタクシング途中で、JFKのトラフィックコントロールで暫く待つという話の後、結局今度は雪で空港閉鎖になり、ターミナルに戻ってきて、トータル7時間遅れくらいの経験がありますが、まぁそれよりはましかな。

結局、EWRを離陸したのは22:00過ぎで、BOS到着は23:00過ぎ。まぁ、安全第一ということで、空港でタクシーを拾い、ホテルに入ったのは、日付けが変わるかどうかという頃。予定よりはかなり遅れましたが、それでもその日のうちに到着出来ただけでも良しとしないとね。(続く...)

2012年7月20日

Windows8

米国Microsoft社が、次期OSのWindows8を10月26日(金)に発売開始すると発表。日時は、多分米国時刻だろうから、日本では、翌日土曜日と言う事もあり、金曜夜の深夜にカウントダウン販売でもやるんだろうか。

こちらの記事に寄れば、2013年1月31日までは「優待アップグレード」版があり、ダウンロード版なら、US$39.99とのこと。今のUS$1=約80円換算だと、約3200円位。気になるのは、個人が新規にインストールするときに使う、リテールパッケージが無さそうという話。アップグレード版だけ(?)というのが、よく分からない。今後は、インストール済みPCを買ってくれ、自作PCユーザーは、今のうちにWindows7なりのライセンスを買い貯めておいてくれ、ということなんだろうか。

ただ、Windows7になってシステムリソースをぐっと消費するようになったので、今回も結局はハードの買い換えがひつようになり、それって結局Windows8入りのパソコンを買うことになるんだろうなあ...

Cloudの体幹

ANAてのiPad導入事例を紹介する記事。今回の旅行でもそうでしたけれど、もうほとんどの人が機内でiPadやKindle、あるいはそれらに類するタブレットを使っていますよね。勿論、PCを使う乗客も多いけれど、その比率は完全に逆転している感じです。使い方にしても、以前は電子ブックリーダーがほとんどでしたが、最近では動画端末にしていたり、何か文章を作成していたり、本当に一昔前のモバイルパソコンの利用例を見るような感じです。今回も、一度はiPad購入を考えたけれど、最後のところで踏みとどまったのは記事にも書かれているように「何を使うか」ではなく「何が必要(十分)か」ということ。特に、最近ではいろいろなサービスで無料のWi-Fiがあちこちで提供されているので、3Gに頼らなくても目的を達成することが出来るようになりました。でも、やっぱり常時接続は必要だし、それが高速で安定していればさらに嬉しい。Wi-Fiの場合、速度と安定性は合格としても、常時接続出来るかというと、そこまでは行かないんですよね。Point-to-Pointでの利用に限られてしまう。これって、今後Cloudでのデータ運用にシフトしていくときに、一番重要な要素なわけで、そう言う意味ではLTEサポートが出来るdocomoのタブレットも有意性があるんじゃ無いかと感じています。

もう一つは、その環境がどこに行っても同等に利用できるか、ということ。今回USでiPadを購入したとすると、VerizonのLTEサービスが使えるけれど、日本国内では3Gに制限されてしまう。Pocket Wi-Fiを使うと言う方法はあるけれど、スマートじゃ無いですよね。ローミングサービスがもっと充実して、意識せずに切り替えられたり、料金的にももう少し何とかならないかなという気もします。今は、iPadだAndroidだWindowsだと、タブレット側が話題の中心になるのは仕方ないけれど、どこかの通信会社とかサービス会社が、グローバルコミュニケーションサービスみたいなものを立ち上げたら、結構言いビジネスになると思うんですけど。特に法人ユーザーには受けるんじゃ無いだろうか。リンク先のANAのケースにしても、世界各地に国際線を飛ばしているわけで、現地に行っても国内同様の使い勝手は必要では。「いゃ、どうせ会社の中でしか使わないからWi-Fiで十分」という意見もあるかもしれないけれど、でもANAのサイトなんかにも、CAが紹介する現地のおすすめレストラン、みたいなコーナーがありますが、あれをiPad持参してその場で取材してアップする。そうすると、単にお店の紹介だけで無く、「今週のスペシャル」とかタイムリーな話題アップも出来るし、場合寄ってはお店とタイアップなんて言うこともあるでしょう。

今「BYOD (Bring Your Own Device)」が話題の一つですけど、逆に「BYCD (Bring Your Company's Device)」みたいな考えがあってもいいかも。つまり、デバイスやある程度の環境は会社が提供するけれど、それを使って個人使用も認めるみたいな。100%自分の目的でも良いし、例えば先に書いたようなCAの現地情報みたいな、会社にもメリットのある内容であれば、某かのインセンティブを与えるとか。例えば、データ通信料を補助するとか、クラウドに個人データ保管用スペースを別途与えるとか。クラウドのキャパシティとか通信速度・品質が身体で言えば体幹に当たる部分の強化と例えると、そう言う運用方法の拡張は、その体幹に柔軟性と強靱さを与えるようなものかも。そんなところに、結構次のビジネスチャンスがいろいろと転がっていそうですね。

NRT-BOS (8) - Continental風おもてなし(2)

成田を定刻よりやや遅れて離陸し、暫くすると水平飛行に入ります。ここで、最初のドリンクサービスがスタート。一人一人注文を聞いて、前のギャレーで作って持ってきてくれます。ここで最初のビックリが、ドリンクと一緒に提供されるおつまみ。UAと言えば、ローストミックスナッツが定番ですが、それに加えて、日本のおかきの小袋も一緒に置かれます。ちらっと隣の人のテーブルを見たら、おかきの中身が違う物でした(そっちの方が磯辺巻きとか入っていて、個人的には好みだった-笑)。よく、東京お土産で、ミックスおかきの詰め合わせみたいな物がありますが、その小袋をナッツと一緒に配布しているようです。これにまず感心しました。

配布されたミールリストを見ると、まず前菜で「冷製アペタイザー」と「季節のグリーンサラダ」。メインは4種類あり「ポークチョップソテー」「鶏胸肉のハーブ風味」「エビとサーモンフィレのソテー」「和食」。さらに食後には「世界のチーズ」に「デザート」という構成です。これだけ見て、「あぁ旧UAと同じね」と思ったのが間違いでした。最初に、グリーンサラダのドレッシングとメインの注文をCAさんが聞きに来たので、ジンジャーヴィネグレットに珍しいのでポークチョップを注文しました。で、程なくして、カートが移動してきてテーブルセッティングがあり、その後再びカートが搭乗したので何だろうと思ったら、前菜を一人一人取り分けるんですね。3クラス制のFirst Classと同じ感じ。さらに、その「冷製アペタイザー」も、期待を裏切り、一つはプロシュートハムで、もう一つが、お寿司(カニ、穴子、イクラ)から自由にチョイスできるもの。思わず「全部」と言いそうになりましたが、とても食べきれないので、お寿司をそれぞれ一ずつ頂きましたが、両隣の席の人が全種類貰っていて、プロシュートハムも美味しそうだったので、ちょっと悔しかったです。

で、暫くしてメインが登場したんですが、これが凄い。ポークチョップだから、いつものビーフステーキの代わりに豚肉の塊が出てくるんだろうと思っていたら大間違い。人差し指くらいの太さの骨がついた、ちょっとした団扇くらいの大きさの骨付き豚肉が出てきました。骨の部分なんて完全にお皿をはみ出ています。で、食べ見たら、味もOK。肉も軟らかくて、USの赤身肉のビーフステーキ同様、油分が少ないので物足りない感じを受けるかもしれませんが、私には丁度良い案配でした。ただ、如何せん肉が大きすぎて1/3も食べられなかったけれど。で、隣の人が「和食」をオーダーしていたので、ちらっと盗み見したんですが、これがUAの「和食膳」とは全く違う、かなりクオリティの高い印象を受けました。ちゃんと、五つくらいの小鉢が四角い幕の内弁当の箱の中に綺麗に並べられていて、しかも日本の一般的なレストランで出てくる「幕の内弁当」のような作りになっています。そのままANAの機内食で出されても違和感無いかも。これを見て、ちょっと残念でした。これを試してみても良かったかも。いわゆる「酒の肴」的内容が並んでいて、次は是非これにトライしてみたいですね。

メインが終わると、再びカートが登場して、5種類くらいのチーズを好きなように切り分けてくれました。チーズ嫌い&満腹な私は、チーズもフルーツもポートワインもすべてパス。さらに、その後にはデザートでアイスクリームに好きなトッピングを掛けてくれるんですが、これもパス。CAさんに「本当によろしいんですか」と言われたけれど、とても入らないですよ、あのポークチョップの後では。ところで、この日本語を話す女性CAさん、多分以前どこかのフライトでも見かけた記憶があるんですが、非常に親切でかつワインなんかも詳しく説明してくれて、もしかしたらANAかJALからの転職組? という雰囲気の方でした。

その後は、ひたすら熟睡モードで13時間のフライトを乗り切ります。今回の旧COフライトで唯一残念だったのは、フラットシートの横幅がUAのそれと比べて少し狭いこと。でも、機能配置のデザインはこっちの方が良いと思います。で、途中のスナック類はトライする機会無くEWRに近づき、2回目のミール。これがちょっと残念だったのは、時間を間違えたのか、人手が足りなかったのか、到着1時間前から何かドタバタしながらサービスされたこと。もう少し余裕のあるサービスだったら良かったんですが。CAだけでなく、肩章(3本線)を付けたパイロットさんまでテーブルクロスをサーブしたり、メインのサーブをしたりしていてビックリ。これ、後で調べたらパーサーも3本線なんですね。でも、記憶している限りでは初めての光景でした。

で、フライト前の食事は、「チーズオムレツ」「シリアル」そして「和食」まで。メインで結構気になっていたので、ここでは「和食」を選択しました。出てきたものは、やはり幕の内弁当風の箱に、昆布の佃煮、梅干、柴漬け、か鮭の西京焼き(と言っても、薄いお弁当に入っているような感じの物二きれ)、小松納豆(納豆嫌い)、カボチャサラダ(カボチャ嫌い)、鰻巻き卵に、お味噌汁とお茶付きと、内容はバラエティに富んでいて、なかなかでした。個人的には嫌いな物が多かったんですが、でも内容的には「これが米系のフライト?!」という感じでビックリ。旧CO時代からこうだったのかもしれませんが、正直なところ、同じ料金を払うなら、断然旧COのNRT-EWRかNRT-IAHと決定しました(笑)。唯一残念なのは、BusinessFirstのキャビンで、座席数に対してトイレの数が二つしかなく、その為メンテナンスの頻度が落ちるのか、ちょっとクリーンとは言いがたいときがあったことと、旧COのオンデマンドAVシステムの操作性が悪かったことくらいいでしょうか。でも、トータルでは「あぁ、やっぱりUAはCOに買収されたわけだ」と実感したフライトでした。(続く...)

2012年7月19日

iPhone/iPadを買わなかった理由

まだ、今回の旅行記は成田を出発して太平洋上を飛んでいるところですが、実際には同じ太平洋上でも、Boston-Washington D.C.と乗り継ぎ、成田へ帰国する機上の頃です。今回の旅行では、いろいろと目的があったんですが、その一つが、iPhone4SのSIM-free版を購入してこようと思っていたこと。別に、今のdocomoから浮気するわけでは無く、自分の利用目的(iPod touchとしてのシステム更新とデータ通信専用端末)としてなら、iPhone4Sがベストではないかと暫く前から思い始めていたから。しかも、それによって今の携帯が音声通信とFeliCa専用端末として延命出来るので、来年くらいに落ち着いてdocomoのスマホを検討してもいいし、など。

いろいろと同じような話題をキーワードにして、出発前から旅行中までGoogle先生と相談していたんですが、日本通信のSIMを使っても、docomoのLTE回線が使えない(3Gは使える)ということらしいのと、iPhone5が8月7日に発表か、という話題が急に浮上してきたので、それならば短い命になりそうなiPhone4Sの購入を今回は諦めることにしました。

さらに、実はiPad(3世代目)も買おうかなと思っていて、特に山田祥平氏のこの記事を読んでからは、「自分の使い方を考えると、iPhone4Sじゃなくて新iPadの方が良いんじゃ無いか」と思うように。少なくとも、まだ発売数ヶ月の新iPadなら、直ぐに裏切られることも無い分けだし(笑)。だから、一度iPhone4S購入を断念してからは、ますますiPadへの思いが募りました。で、一度はそう思って納得しかけたんですが、結局自分のモバイルでの使い方を考えると、iPadだとToo muchなんですよね。使うのは、検索とかメールとかWebアクセス程度で、確かに画面の大きさ高精細は便利だけど、写真・動画加工をするわけじゃ無いから、そこまでは必要無いし。携帯性も大きくなる分不利です。あと、iPhone4Sと同じで、LTEが使えないと、自分に取っては目的の半分以上が使えないことになりますし。

そんなことを、こちらに来てからもつらつら考えているうちに、iPhone4Sなら最悪香港版が日本でもUSでSIM-freeモデルを購入するのと同程度の価格で購入出来るし、さらにUSモデルって日本で修理できない(香港モデルはOK)という話も聞いたんですが(有料でSIN-Freeモデルに修理(=交換)出来たという話もありますが...)、やっぱり決定打は8月7日と言われるiPhone5の発表待ちということ。どうせ、docomoで購入予定にしているSONYや富士通のスマホも8月発売だし、それからみんなまとめて比較して考えましょうということにしました。

それでも、新iPad位は買っても良かったかなと、未だに未練があるんです。でも今回のBoston滞在の間は、休憩したり一休みした場所(屋内・屋外)全部で公衆Wi-Fiサービスにアクセス出来、だからiPod touchでメール確認も出来たし(UAのオンラインチェックインも出来たし)、途中購入予定の製品の検索や近くのお店検索も出来たし、実は「iPhone4Sを買ったら、新iPadを買ったら、こんな事をやりたい」と思っていたことが、現有のiPod touch(第二世代)で出来てしまって、結構拍子抜けしたのも事実。

同じ事が日本国内でも出来るとは限らないけれど、デバイスの進化以上に環境の整備も進んでいるので、余り特定のデバイスにこだわらなくても、実はやりたいことはどのデバイスても同じように出来る時代になっていると実感した次第です。やっぱり、「何を使うか」よりも「どう使うか」と言うことですよね。

NRT-BOS (7) - Continental風おもてなし(1)

さて、機内に入り先ず目に入るのが、2-2-2で並ぶ、旧Continentalの"BusinessFirst"のシート群。旧UAのフラットシートが真っ直ぐに並んでいて、それに慣れていると一寸違和感を感じます。例えれば、旧UAのFirst Clussのシートっぽい並び方なんですが、2席ずつというのが違うんですよね。

後から機首方向に向かって眺めると、右側と真ん中の2列が少し右にスラントしていて、左側の1列が左にスラントしています。だから、右側の通路はジグザグしているように感じるし、左側の通路は、そろばんの珠が並んでいるよう、広いところと狭いところがあって、多分CAさん達はカートを移動するときに大変なんじゃ無いだろうか。
席に座って直ぐに男性CA氏がウェルカムドリンクを聞きに来ましたが、その時の聞き方が"What drink would you like?"と、飲み物の銘柄指定無し。咄嗟に、浮かばなかったので"Mimosa, please."と言ってしまいましたが"Mojito, please."と言ったら、ミントを潰して作ってくれたんだろうか(笑)。で、ウェルカムドリンクを飲みながらシートチェックです。基本的には、UAのビジネスクラスのシートと大体同じ感じ。でも、横幅は少し狭い分、縦方向は少し長いきがします。座り心地は、こちらの方がクッションが多い感じ。隣との半円形プライバシーシートのところに、眼鏡とかiPodとかちょっとしたものが置けるのは便利です。VODシステムが、まだContinentalのままで、ロゴもそのまま表示されるのには笑ってしまいました。コンテンツ数はUA版よりも多いけれど、操作性はUA版の方が分かりやすいかな。これは、座席の操作ボタンもそうでしたね。
UAだと、ドキュメントホルダーがある場所に、ドリンクホルダーの穴や少し物を置くスペース、そしてAC110V、ヘッドセット、USB等の端子類がまとめられていました。UAだと、真ん中の下の方にあって、接続しにくいので、こういう分かりやすい場所にあるのは良いですよね。ただ、座席をフラットにした時に、ケーブル類が頭の上の方から降りてくるのはちょっと好き嫌いあるかも。

私は、外した眼鏡ホルダーにしてしまいましたが、ペットボトルが置けるホルダースペースがあるのも助かります。
個人的に一番気に入ったのが、このモニターの下にあるスペースです。前の座席の形状があるので、丸く奥に行くほど狭くなるのですが、例えばUS入国時の通関書類とか、機内で配布された新聞とか、ちょっとしたものを置くのに凄く便利。また、その下に棚があるんですが、小さなバッグくらいならここに置けるので、これも便利そうです。総じて、スペースとか使いやすさでは、このContinental版フラットシートの方がポイントは高いと思います。シートの幅は少し狭いのですが、UA同様通路側のアームホルダーは下に下ろすことが出来るので、多少は通路にはみ出てもいいかも。後は、シートの操作ボタンが最初ちょっと分かりにくかったのと、VODシステムの操作性でしょうか。多分Continentalの方が先にこのシステムを導入したはずですが、何で後発のUAにこういう部分が取り込まれなかったのか、それが不思議です。
この後、離陸して機内サービスが始まりますが、流石統合前から2クラス国際線を運用して"BusinessFirst"と銘打っていただけあります。良い意味で裏切られました。(続く...)

2012年7月18日

電気よりも命を

代々木公園に集まった反原発集会の記事。主催者としては、しまったと思ったことが二つあるんじゃないでしょうか。一つは、坂本"教授"龍一氏の「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」の言葉。「たかが電気」と言ってしまったら、日産の広報は頭抱えているかも。もう教授のリーフのCMは流せないですよね。さらに、教授はもうシンセは捨ててアコースティック一本、それも電気を使わない生ライブ一本で行くのだろうか。その「たかが電気」で助かる命は、少なくとも止めた場合よりも格段に多いはず。

もう一つは、この日の暑さ。30度を超えて、この集会が終わった途端にクーラーの効いた建物に逃げ込んだ人は決して少なくないはず。原発は要らないかもしれない、でも電気は必要と誰もが思ったはず。じゃぁ、このまま原発を直ぐに止めてそれで間に合うのか、と疑問を感じた人も多いんじゃ無いでしょうかね。大体、代々木公園まで自宅から歩いたり自転車で来た人ばかりじゃ無いはず。車を使うにしても、電車にしても、電気があるから使えるわけですし。


記事にも書かれているけれど、本来一般の人が集まったと言われる集会にも、例によって労組とか組合とか、「動員」された人も多かったようで、よく電気会社が集会に自社の人間を送り込んだと批判するけれど、じゃぁその「やらせ」とこの「動員」どう違うんだろうか。大体、原発を止めて、電気を止めたら、その人達が仕事をしている会社だって倒れるかもしれない訳で、その時に彼らは喜んで止めてくれるんだろうか。それならそれで、日本が少し良くなる気がするが(をぃ)。


「原発反対」と言うことも大事だし、それはそれで一つの自由な主張ですけど、じゃぁ現実問題として今止めても廃炉までは40年は掛かる間にお金も技術も必要。さらに、その不足分を補うエネルギー手当もしなきゃいけない。自然エネルギー、再生可能エネルギー、結構だけど、実用化という意味ではまだまだ時間が関わるわけです。そう言うことも含めて、ある程度納得できるストーリーがあるならまだしも、単に勧善懲悪・白黒付けなきゃ行けないと言う気持ちだけで「反対」というのはどうだろうか。某コーヒー飲料のCMで「白黒付けないカフェオーレー」というのがあって、深いなと感心したけれど、世の中現実は"0"か"1"が割り切れない、いろいろな要素で出来ているんだから、それをちゃんと理解した上で主張しない限りは、たんにそのポーズなりスタイルに浮かれている無責任な行動としか、私は思えないですね。

NRT-BOS (6) - SINからNRTへ

今回のNRT-SINの往復ですが、往路のNRT-SINで出されたミールは最初にグリーンサラダが出て、その後メインがビーフ、チキン、サーモンの三種類からの選択。そしてデザートというパターン。一方、二食出る復路のSIN-NRTでは、最初の食事がワンプレーとで、ポーチドエッグ、海南風チキンライス、フルーツ(シリアル)の三択。二回目は、チキンファヒータかフォカッチャの二択、と、以前と比べると改善されている雰囲気です。でも、復路ではアイマスクや歯磨きセットなどのアメニティの提供が無かったし、ちょっとちぐはぐな面も感じました。あと、おしぼりも出なかった記憶が。これって、その時のクルーによって、結構ばらつきがある気がします。それが、UA/COのクルー統合過渡期のせいなのか、その辺りのコストを下げつつ、別の場所の品質アップを狙っているのかよく分かりませんが。でも、一つの流れの中で、こっちは有るけれど、そっちは無いというちぐはぐさは何とかして欲しいところです。
で、そうこうしているうちにほぼ定刻通りに成田に到着。ゲートは、いつもUnited Clubから大韓航空なんかが到着して、長いエスカレータを見ている27番ゲート。到着前の機内アナウンスで、「成田の天候は晴。気温は摂氏32度...」なんて言うから、てっきり華氏と摂氏の変換間違えだろと思っていたんですが、外に出るとムッとする暑さ。ゲートや通路は勿論、空港内も暖房焚いてるような蒸し暑さです。後で新聞とか見ると、確かにこの日はこの夏一番の暑さだったみたいですが...

成田での乗り継ぎ時間は1時間30分弱だったんですが、それよりも短い乗り継ぎのフライトが3便暗い有るので、多分大丈夫だろうと踏んでいました。幸いにも、ゲートを出るとほぼ目の前が国際線乗継のセキュリティチェックで、待ち時間無しで通過。この時にちょっとムッとしたのが、私の目の前に小さな子供連れの親子がいて、この2~3歳位の男の子が小さな子供用のキャリーバッグを持っていたので、ぶつからないように私がちょっと横を開けたんですよね。そしたら、そこに反対側から結構大きなキャリーバッグを引いて走るように突進してきて、その子供にぶつけそうになりながら、セキュリティチェックの列に割り込んでくる東洋人の男性。「なんだこいつ」と思ったら、後で電話で話しているのを聞くと、どうも最近領土問題で喧しい、あの国の人のようでしたが。まぁ、そう言うことが態度に出るんだろうなと、個人的に納得してしまった。海外で、日本人でもちょっとみっともない態度や様子の人を時たま見かけますけど、やっぱり注意したいですよね。
乗り継ぎがスムースに進んだので、United Clubでちょっと冷たい物を一杯貰い、今度は出た直ぐ先の32番ゲートに駐機している、EWR行きに搭乗です。UAとCOが統合すると発表されてから、一度はCOのEWR便かIAH便に乗ってみたいと思っていたので、やっと一つ目標が達成されました。ただ、以前のCOは良いという話を聞きますが、UAと統合して以前の良さが無くなっていたらどうかというのが、少し心配。

搭乗開始少し前に32番ゲートに行くと、凄い人。この日は、ほぼ満席だったようです。で、いつものように優先搭乗が始まるんですが、先ず最初にGSが入ると、その次はいきなり「シーティング1」だからどっと人が押し寄せます。これ、「差別」というのでは無く「区別」という意味で、もう少し整理した方が良いんじゃ無いだろうか。何回かこの方式で搭乗していますが、毎回単に混雑を助長しているようにしか感じません。そんなことを思いながら機内に入ります。(続く...)

2012年7月17日

United Airlines Customer Appreciation

今回の最初の行程(NRT-SIN by UA881)は、直前にシップチェンジがあり、成田では結構ドタバタしてました。また、当然ながら、その折返しの行程(SIN-NRT by UA882)もその影響でシップチェンジになって運行されました。で、それぞれ搭乗した翌日、"United Airlines Customer Appreciation"というメールがUAから届きました。何だろうと思ったら、どうもこのシップチェンジで迷惑を掛けたので、お詫びする。ついては、これこれのサイトにアクセスして表示されたオファーから好きな物を選択してくれ、という内容。以前も、例えば機内のAV機器が動作しないとか、座席が壊れているとか、そう言う場合には"Our Apologies"みたいな小さなカードを渡されましたが、そのオンライン版なんでしょうか。

で、早速アクセスすると、便名とフライト日時、それにMPの番号を入れると「あなたに該当する内容を検索しています」というようなメッセージが表示され、暫くすると「ご迷惑をおかけしました、次の中から一つ選んでください」と私の場合は、1) 15,000ボーナスマイルのクレジット、2) $350のE-Certificate (by 2013/07/15まで)、3) 20% OFFのE-Certificate (Economy, by 2013/07/15)の三つが表示されました。3番目の20%オフは、結構大きいと思うんですが、私はどちらも1番のボーナスマイルを選択して、今年のUnited Clubの更新費に当てることにしました(笑)。

相変わらず、自分のマイル口座への旅行済みのマイルやセグメントの更新は遅いけれど(以前の旧UAの時は、ほとんどその日から翌日には加算されていた)、こういうトラブル対策が直ぐに取られることは悪いことじゃないですから。でも、シップチェンジくらいでこんな大盤振る舞いしていいんだろうか。それとも、フラットシートからライフラットになって、誰か相当クレームでも入れたんだろうか。自分的には、シップチェンジなんて、機材トラブルで欠航されるよりは遥かにましだと思うんだけど。そうそう、この影響なのか、最初のSIN-NRTの出発日には、NRT-ORDが欠航してました。それが影響したんだろうか... いずれにしても、何とか旅行が続いているだけで御の字です。

NRT-BOS (5) - そして北上


最初の予定では、Singaporeでは入国しないで、Transit Hotelで仮眠を取ってそのまま乗り継ぎ手続きをして、再びUA882で成田に戻ってくる予定でした。ただ、やっぱりキャリーバッグを転がしての移動は少し大変だなと成田を出るときに感じたので予定を変更。Changiで荷物をチェックインして、Bostonまで身軽に移動することにしました。それもあったんで、Transit Hotelも少し早めにチェックアウトして出ました。

直ぐ目の前のBターミナル側の入国審査場に降りると、列が出来ていたけれど、直ぐに隣のカウンターが空いてそちらに誘導されました。滞在日数を聞かれたので、「Transitのためチェックインして直ぐに出国する」と言うと、直ぐスタンプを押してくれました。外に出て、1Fから2Fに上がり、UAのカウンターに。例によって、カウンターに並ぶ前に事前チェックがあり、搭乗者名簿での氏名の確認や渡航先などの確認をされた後、番号が書かれた黄色い丸いスタンプシートがパスポートと預けるキャリーバッグに貼られて無事に通過。チェックインカウンターで荷物を預けて、この後SIN-NRT/NRT-EWR/EWR-BOSのボーディングパスを印刷してもらいました。その後、出国審査を通過して、10分程のシンガポール滞在は終了です。

前回タイに行くときには入国せずに、オンラインチェックインをして、そのボーディングパスを印刷して出発ゲートに行ったら、トランジットカウンターでもう一度手続きしてこいと突っ返されて大変な思いをしました。今回も日本を出る直前に、SIN-NRTからのオンラインチェックインのメールが飛んできたので、そのまま手続きをして、最後にボーディングパスの印刷をしてみると、「この機能は使えません。空港で直接手続きしてください。」みたいなメッセージが表示されました。まぁ、以前は統合直後と言う事もあって、多分空港毎の制限事項とかをフィルターする余裕がなかったんでしょうね。統合前のUAのサイトだと、同じように印刷出来なかったし。

まだ少し時間があるので、出発ゲートのA13にも近いSQのSilverKris Laungeに行くことに。出発前に、スターアライアンスのサイトラウンジ検索で、UAのビジネスクラス搭乗券と有料ラウンジメンバー(United Club)なら、SilverKris Laungeが利用可能ラウンジと表示される事は確認しておきました。一応、スタアラのビジネスクラスの乗客なら、大丈夫なはずなんですが、検索するとTGのラウンジしか表示されないんですよね。で、さらに有料ラウンジメンバーを入れると、SilverKrisも表示される。入り口の女性スタッフに、UAのボーディングパスとまだRCCのままのメンバーカードを出すと、UAの搭乗券をスキャンして確認して、入場出来ました。SQの搭乗者は、ボーディングパスを見るだけなので、やっぱり他社便の乗客には何かあるんだろうか。

丁度朝食が出たところらしく、暖かいミールが並んでいました。流石に、朝から宴会する元気は無いので、何種類か軽く取り、後水分補給も兼ねてフルーツ類を少しつまんで朝食終了。前回は、ここで夜明かししましたが、毛布を被って寝ている人がちらほらと。ここのシャワーブースの内容は、さっきまでいたTransit Hotelよりも充実しているから、利用出来るならここを使った方がいいかも(笑)。お腹も膨らみ、落ち着いたところで、トイレとか済ませて、少し早めに出発ゲートのA13に向かいました。

ゲート前はいつものように長い待ち行列が出来ています。今回は、機内持ち込みの小さなデイパック一つなので、中からラップトップを取り出していつものようにセキュリティゲートを通過したんですが、自分が通過したら何故かこの時は金属探知のシグナルが点灯してしまいました。時計もベルトも財布も持っていないので、一応もう一度金属探知機の棒で身体全体をスキャンされて無罪放免となりましたが、何だろうか。歯の治療で被せてある銀冠とかインプラントのネジが反応したんだろうか。でも、今ひとつ銀冠を治療のために外しているので、金属量は減っているはずなんだけど(笑)。そんな事もあって、待合エリアに入る頃には、すでに優先搭乗が始まっており、ゲートでボーディングパスをスキャンして貰うとそのまま機内へ。いつもだと、出発前の儀式で登場する機体の写真を撮影するのですが、この時刻はまだ暗くて映らないし、場所的にボーディングブリッジの陰になること、さらに実は昨日成田から乗ってきた機体にまた乗るので、写真は撮影済みという理由から今回はパスしました。(続く...) (番外編)

2012年7月16日

Changi Airport Ambassador Transit Hotel


前回は隣にあるambassador Transit Laungeを利用してトランジットしましたが、結構タフでした(笑)。そこで、年齢も考えて今回は一応「ホテル」のベッドで寝ることに。Ambassador Transit Hotelの予約は、ホテルのサイトから申し込み、その後フライトの確認メールなどをやり取りして完了。フロントでチェックインして中に入ると、中は結構広いですね。多分同じサイズの部屋が碁盤の目のようにずらっと配置されている。ある意味迷路です。私はシングルで予約したんですが、部屋に入るとダブルの部屋になっていました。これは、キャリーバッグをもう一つのベッドの上で広げられたり、後バスタオルが2枚準備されていたんですが、これもシングルだと多分一枚だっただろうから、結果オーライという感じ。

とにかく、少しでも睡眠を取りたかったので、翌日用の着替えを出して、荷物の整理をして、歯磨きをして目覚ましをセットして直ぐにベッドに入りました。熟睡は出来なかったけれど、それでも4時間くらいウトウトしながら横になれたので、やはり楽です。チェックインの時に朝の04:30にウェイクアップコールを頼んだんですが、その5分位前に目が覚めてしまいました。感心したのは、このコール、指定した時刻には録音済みのメッセージが流れるだけでしたが、15分後には多分フロントの人間が「起きているか」ともう一度確認の電話をしてきたこと。

バスルームはシャワーブースだけでしたが、トイレ・洗面台と合わせても、日本のユニットバスの室内よりも広い感じ。湯量もたっぷりだったし、日本の下手なビジネスホテルと比較しても、部屋の広さやバスルームの快適さはこちらの方が良いですね。ところで、最初室内に入って困ったのが、備え付けの時計が無かったこと。普通は小型のデジタル時計があって、それで目覚ましとか設定出来ると思ってたんですが、それが無い。仕方ないので、急遽iPod touchで目覚ましを設定したんですが、部屋を出るときに気がつきました。バスルームの壁の上の方に、こんな壁掛け時計が(笑)。うーん、時刻は分かるけれど目覚まし設定出来ないじゃん...

これで税込みでSDG76.51ですから、日本円で4600円前後。まぁ、悪くないんじゃ無いでしょうか。T3隣のCrowne PlazaだとSDG200~300位掛かりますしね。

NRT-BOS (4) - 先ずは南下


いつものように、免税店やカード勧誘の客引きの声を振り切り(笑)、United Clubに。まだ15:00前だったけれど、室内はほぼ90%位の混雑状態。いつものように、27番ゲート側の、窓際のPCデスクコーナーに空席を見つけて、暫くまったりしていました。で、ここ何度かUnited Clubを利用しているけれど、ワイヤレスの状態が悪い。ユーザー数が多いからなのか、接続も遅いし、スピードも遅いし。結局、UQ WiMAXに切り替えたらサクサク動作するっていうのも。昔は、結構早くて快適だったんだけど。

この日のSIN行きUA881は、38番ゲートからの出発。United Clubが結構混雑して騒々しいのもあって、搭乗開始まで1時間くらいになったところで、ANA Loungeに移動しました。ただ、こっちも結構混雑していて、暫くしたら混雑しているので席をお互いに融通して欲しいと館内放送が流れていたけれど。ところで、このANA Lounge、コンセントが少ない。PC利用者はPCコーナーに行けと言うことなのか、やっとバーコーナーの端っこの方にコンセントを見つけて落ち着いたけれど。で、UAのUnited ClubでパソコンをSuspendして持ってきて、ANA Loungeで開いたら、そのままUQ WiMAXで接続したのでそのまま使いましたが、外から飛行機の轟音が聞こえるような場所でも結構安定して接続出来て、それはそれで少しビックリです。

メールチェック等して、搭乗開始10分位前に38番ゲートに移動したんですが、早くもゲート前には長蛇の列。何だと思ったら、シップチェンジでシートアサインが変わったり、私のようにアップグレード確定した人が大量に出たみたいで、地上スタッフが4~5人でチケットを渡したり、クレーム対応したりと大変そう。そのうち、私の名前が呼ばれたので、何だろうと思ったら、ビジネスにアップグレードされた搭乗券が渡されたんですが、すでに私はKIOSKで印刷済みだったので、二枚ボーディングパスを持つことに(笑)。実は一瞬「をっ、ファーストへさらにインボラか?」と期待したんですが、流石にそこまで甘くなかった。程なくして搭乗開始となり、機内に入ると、結構久しぶりにご対面するライフラットのシートが並んでいました。

そう言えば、ウェルカムドリンクが、以前は、"Water, orange juice or champagne?"とい言い方だったのが(場合によっては無いこと)だったのが、"orange juice, champagne, or other drinks?"という聞き方に変わってました。もっとも、以前の時も「白ワインが欲しい」とか言うと、ちゃんと抜栓して持ってきてくれたけれど。ウェルカムドリンクだけでなく、この後の食事にしても、ビーフ、チキン、サーモンの3択になっていたり、そのサーモンが、「細切り野菜のポン酢の霙あんかけ」みたいな和食風になっていて、そんなに悪くなかった(量はアメリカンだけど)のは、統合でCOのDNAが注入されたからでしょうか。

フライトは途中揺れたところもあったけれど、定刻より少し早めにChangi Airportに到着。翌日のUA882で引き返すので、T3のAターミナル側の入国審査場やトランジットセンターを抜けて、Bターミナル側の入国審査場前にある、Ambassador Transit Hotelにチェックインしました。(続く...)

2012年7月15日

NRT-BOS (3) - 出発!

さて、いよいよ出発当日。九州では豪雨の被害が広がっていますが、当日の朝も明け方凄い豪雨になり、しかも落雷もあってその光で一度目が覚めてしまったほど。「この雨の中の出発は嫌だなぁ」と思ったんですが、太陽が昇る頃には晴れ間が見えるくらいになり、蒸し暑いけれど良い天候になりました。前日の夜に、24時間前のオンラインチェックインのノーティスが飛んできて、残念ながらこの時点ではY+(B)のままで"Waitlisted"のまま。この時点で、Fが1席に、Cが4席ほど空いているので、ぎりぎりセーフかどうかという状態。何とか神様がほほえんでくれますようにと願いながら、成田に向かいました。

いつものようにN'EXで移動中メールチェックをしていると、UAからのメールが。開いてみると、翌日のSIN-NRT-EWR-BOSのチェックインノーティスです。今回は、この旅程ではZクラスを購入しているので、アップグレードされるかどうか気にしなくて良いんだけど、取りあえず早めにチェックインしておきましょうと言う事で、チェックインの手続きをしていると、気になることを発見。最初のSIN-NRTのシートマップなんですが、旧シート(ライフラット)の配置になっています。どうも、シップチェンジになったみたい。しかも、席の位置がちょっと気に入らない場所にアサインされていたので、空いているうちで好みの席に移動しました。

で、ここで気がついたんですが、このSIN-NRTの機材って、これから搭乗するNRT-SINの機材なんですよね。で、自分の席はどうなっているのか、前日夜にチェックインした予約レコードを開いてシートマップを確認すると、何とY+の真ん中5列席の通路から2番目に変更されている orz いゃ、せめて最初の予約通り通路側にしてくれよと... ただ、もう一つ気がついたのが、シップチェンジしたからか、F/Cに空席が増えています。前日確認したときは、ほぼ埋まっていたのが、この時は半分くらいの状態。うーん、これは可能性あるかもと期待しつつ、N'EXに揺られていきます。さらに、30分位して、もう一度これから搭乗するNRT-SINのシートマップを開いてみると、何と先ほど確認した自分の座席が空席になっています。「これは、もしかしたら」と希望が期待へと変わりながら、成田を目指します。

空港に到着して、まずは4FのKIOSKでもう一度確認することに。途中シートマップを確認すると、Bingo! 無事にCクラスにアップグレードされていました。希望通り通路側だったけれど、位置的にちょっと気にくわない場所だったので、空いている前の方に移動しようか悩んだんですが、その場所はギャレーの前で五月蠅いのとリクラインが途中までしか倒れない席なので、まぁいいやと言うことで元の場所をそのままアクセプトして新しいボーディングパスを印刷しました。今回、キャリーバッグを機内持ち込みしてNRT-SINは移動するので、これは大いに助かりました。

それで浮かれたわけでは無いけれど、成田のセキュリティチェックでキャリーバッグを通したら、「ワインオープナーが入っている」と弾かれてしまいました。どうも、前回バンコクに行ったときに入れて、そのまま気がつかずに来てしまったみたい。勿論、これはその場で廃棄。まぁ、高い物じゃ無いからいいけれど... さらに、出国審査でパスポートコントロールをしているとき、男性の検査官が私の引っ張っている機内持ち込み用のキャリーバッグ(Pathfinder)を見て、「それは機内持ち込み可能な最大サイズのものですか?」と聞かれてしまった。いゃ、検査官にこんな事を言われたのは、海外旅行し始めて25年近くのうち初めてです。勿論、これまでもこのキャリーバッグで問題無く持ち込んでいるし、周りを見ればもっと大きなバッグを引っ張っている外国人の方もいるし... 何でだろうか? 単なる親切心? 不思議な経験でした。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

翌日の旅行のために、仕事帰りにチェックイン。何やらバンケットがいろいろ開催されていたみたいで、途中何度もエレベーターが止まって人の出入りがあって、やっと26Fのラウンジデスクに到着。チェックインをして、部屋に入り、少し落ち着いたところで、外に買い物をしにでかけ、そのまま軽く夕食をとってから、今度はホテル3Fのバーに。

金曜日の夜で、しかも館内が混んでいたので席が無いかなと思ったんですが、予想に反して室内はガラガラという感じの入り具合。さらに、私が入ってから4組くらい帰ってしまったので、さらに貸し切り状態に。もっとも、私が帰る頃には、団体さんとか入ってきて、今度はほぼ満室状態になりましたが。

で、一敗目は何にしようかとドリンクメニューを見てびっくり。実は、前日はYokohama InterContinentalに宿泊して、夜はここのバーラウンジ「スターボ」で飲んだんですが、この時今月のお勧めとしてHavana Clubを使った"King Mojito"があったんですね。で、それを飲んだんですが、翌日、今度はSheratonの「ベイウェスト」でドリンクメニューを開いたら、前日同じHavana Clubのラムボトルの写真に"King Mojito"のカクテルが掲載されている。系列も異なるホテルのバーで、おんなじ物を出しているので、思わずバーテンダーさんに「横浜で、モヒートのイベントとかやってるんですか?」と聞いてしまった。で、バーテンダーさんは逆に「いゃ、そんなことは無いですけど」というので、実は斯く斯く然々で前日スターボで同じ写真メニューがあり、同じ物を飲んだというと、向こうがビックリ。よく見ると、同じ写真だけど、ちゃんとこっちにはSheratonのロゴとホテル名が入っています。

Havana Clubの輸入元あたりが、キャンペーンでも掛けているんだろうか。まぁ、結局King Mojitoを二晩続けて飲んだわけですが、前日のスターボでは細身のロングクラスだったのに対して、こちらのベイウェストではHavana Clubのボトル下半分を切り出したような、便表面の凸凹も再現したグラスを使っていると言うことで、その点ちょっとライバル意識かなと(笑)。しかし、モヒートって、本当に夏の定番ドリンクになりましたね。

2012年7月14日

Battle Proof

千葉工業大学で開発している新型原発用ロボットの記事。実際の作業で見つかった問題点修正や改善要望を取り込み、さらに進化した様子が伺えます。

原発事故直後は、「ロボット大国」であるはずの日本のロボットが活躍できず、米国や欧州のロボットが投入されましたけれど、現場で鍛えられて成長してきたと言えそう。もともと、米国のiRobotにしても、あれは戦場で使うことを想定して開発されて、多分実践にも投入されたことがあるような物だろうから、過酷さ対応は十分だろうけど、瓦礫の中とか放射線の中での行動とか、それらのロボットにとっても想定外だっただろうし。

起こってしまった事故を元に戻すことは出来ない以上、必要なことはその経験からどれだけ知識や経験や技術を獲得して、将来に備える資産にするかということ。今回のロボット技術は、別に原発事故専用というものでは無く、例えば地震で倒壊したビルの探索や救出とか、化学薬品とかガスが充満するような現場でも使えるロボットに繋がる可能性もあるし。

いろいろな物・製品を作る場合、「こういう機能を実現したい、こういう環境で使える物にしたい」と言うことを最初に考えて、それを実現していくわけですが、現実の世界・環境は、そう言う想像出来る範囲で収まるほど「綺麗」なものではないので、どうしても予想通り行かないことが多々発生するもの。そう言う経験値をどれだけ蓄積し生かせるかが、開発者としての腕の見せ所ですよね。人間がいろいろな経験を積んで成長するように、製品にしてもそういったフィードバックを受けて成長していく、ということ。ただ、人間と違って、製品は売れなくなるとそこで終わりだから、それなりの機能・性能も最初から持っていなきゃいけなし、それを高いレベルで継続・発展させないといけないのが厳しいけれど。

油断大敵

パソコン雑誌の編集者の方が、Apple IDをハックされた経緯を書かれた記事。フィッシングや成りすましでID/PWを盗まれたようでは無いとのことで、その原因(たまたま?)は最後まで分からずちょっと気持ち悪いんですが。ある意味、パソコンやネットの「プロ」と言っても良いパソコン雑誌編集者でも、こういうことがあるのだから、一般の人は尚更でしょうね。

テレビでオレオレ詐欺のニュースが放送されると、うちの母親などは毎回「なんでこんな詐欺に引っかかるか分からない」と言うんですけど、そう言う事を言っている人の方が実際には詐欺に引っかかっているんだそうな。何となく、自分は大丈夫という変な安心感が、トラブルや危機に対しての防御壁を薄く低くしてしまうんだろうな。今回のApple IDのケースも、例えばもっと頻繁にIDを変更するとか、必要なんでしょうね。

ただ、Apple IDもそうですけど、登録するときに自分のメルアドをIDとして登録させるサイトって結構多くて、これって自分のIDがばれてしまうと、芋づる式に不正アクセスされる危険性があるんですよね。私も、複数のメルアドを持っているので、適当に分散するようにしているんだけど、それでもどうしても慣れているIDとかよく使うIDに偏りが出てしまう物。PWを定期的に変更するにしても、何十というサイトにアクセスして変更しなきゃいけないから、これも大変。この辺り、もう少しスマートな仕組みに出来ないのかといつも感じるんですが...

まぁ、実社会でも、ぼーっとして歩いていると事故に遭ったりするのと同様に、ネットの中でも緊張感を持ってアクセスせよ、という事ですね、結局は。

2012年7月13日

Skywest

長らく受注が無かったMRJですけど、USのリージョナルジェットサービスのSkywestから100機を受注したという記事。これで、230機のオーダーが入ってきたわけで、やっと採算ライン到達が見えてきましたね。もっとも、ライバルのボンバルディアやエンブラエルは、一桁違うビジネスをしているわけだし、中国やロシアのメーカーも参入しようとしている状況では、まだまだ安心出来ないけれど。

Skywestというと、UAのローカル線なんかを運行していますよね。他の会社、デルタとかも委託しているみたい。そう言う場合、それぞれの委託先の教育とか訓練を受けるんだろうか。以前乗ったときには、制服なんかは同じだったけれど、フランクさというか気楽さがUAの国際線とか国内幹線のCAさんとは印象が違っていたけれど。

最初の予定だと、今頃は初号機が初フライトしているころだったけれど、試験飛行も納品も2年近く伸びてしまいましたからね。まぁ、安全性追求という意味では仕方ないとは思うけれど、ビジネスの進め方としてもう少し何とかならんのかと、人ごとながら心配も。出も、この受注で弾みを付けて、さらに延ばして欲しいですよね。ファンボローでは、機内のモックアップを展示したそうですけど、やっぱり実際に空を飛ぶ機体を早く見せて欲しいな。

2兆円企業

家電業界トップのヤマダ電機が、九州を中心としたベスト電器を買収するという記事。凄いのは、これで業界トップのヤマダ電機は、さらに総売上が伸びて2兆円規模になると言う事。これまでも1兆8千億円近い売り上げで「ほぼ2兆円企業」だったわけですが、これで名実共に「2兆円企業」になるわけですよね。うーん、凄いなぁ...

最近の家電量販店は、家電だけで無く食料品とか果ては住宅販売なんかもやっているみたいなので、2兆円の家電市場があるわけではないけれど、でも先日提携を発表し業界2位となるビックカメラとコジマの合計で1兆円弱だから、ダブルスコアのダントツなのは凄い。単純に上位の量販店の売り上げを合計すると、6兆円以上になるから、やっぱり不況とは言っていても、この業界まだまだ行けそうな気がする。とは言っても、売り上げの2割を占めるテレビが不振で、スマホ関係が上向いているものの、テレビのへこみを埋めるほどでは無いという記事も。なんだかんだ言っても、やっぱりテレビ機器の影響は大きいわけですね。でも、販売店はものさえあれば、それを売ればいいわけだけど、作る方は先ず売ってもらえるような努力が必要なわけで、販売店すら苦労している今の状況で、メーカー側の苦労は大変だろうなぁ...

経済が回復すれば、黙っていてもものが売れる時代になるんだけど、まずはものが売れてくれないと企業の利益も出ず経済も上向かないというジレンマは、なかなか解決しませんね。そのトリガーになるような、公共事業や官民合同のプロジェクト、あるいは復興支援と、切っ掛けになりそうなものはあるんだけど、なんかそう言うことにすら頭が回らない気がする今の政府には、もうあきらめしか無いかも。

InterContinental Yokohama Grand

今週は、木曜日・金曜日と出社予定のため、木曜日夜に宿泊。仕事が終わってフロントでチェックインしようとすると、「お客様はクラブフロアにアップグレードされていますので、鍵が28Fにありますので、そちらでチェックインをお願いします」とのこと。アップグレードは良いんだけど、すでにフロントに来ているんだからそのままチェックインしてくれよといつも思うんだけど。鍵ったって、その場でデータを書き込める磁気カードなんだし(それを言ったら...)

さて、28Fに上がり、クラブラウンジ入り口でチェックインをしたんですが、ここで悲しいお知らせ。7月15日から、アップグレードでクラブフロアーになった場合、クラブラウンジの使用特典は無くなるとのこと。もしラウンジを使う場合には、2,500円チャージされる、と。「グローバルスタンダードに照らし合わせて」と渡された説明の紙には書かれていたけれど、PCR系ってそうだっけ? 従って、今回がここのクラブラウンジを使う最後のチャンスだったわけですが(大げさな)、チェックインしたのが20:00少し前で、ラウンジは外人さんを中心にほぼ満員状態。まぁ、どのみち夕食を食べに出る予定だったので、カクテルタイムはパス。翌日の朝食も、元々の予約が1Fのビュッフェでの朝食付きのプランだったので、これもパス。最後のチャンス(笑)だったのに...

ところで、この宿泊は9月30日までに8泊すると10,000ポイントがもらえるキャンペーン対策の最初の一歩。今のところ、7泊までは予約を入れているので、後1泊、どこかで入れないと。別のキャンペーンで、1滞在毎に1,000ポイントのボーナスポイント追加のキャンペーンにも登録しているので、無事8泊すれば来年度のPCR Platinumも達成の予定。今年は、PCRにしてもSPGにしても、早めに達成できそうなペースです。

2012年7月12日

リモートセンシング

食感を伝えることが出来る遠隔ロボットを慶応のチームが開発したという記事。記事では詳しく触れられていないけれど、二つの技術が必要ですよね。一つは、ロボット側の触覚センサーで、もう一つは人側の触覚フィードバックデバイス。特に、フィードバックをどうしているのか興味があります。最悪、それがあれば「ホロデッキ」実現に近づくわけですし。

20年くらい前に、衛星から地上をスキャンして隠れた鉱物資源なんかを探査する「リモートセンシング」というのがちょっとブームになったけれど、これも離れたロボットの触感をリモートで感じる、文字通りの「リモートセンシング」になりそう。

問題は、リモートアクセスする以上どうしてもタイムラグが発生することでしょうね。例えば何か危険な作業をロボットにさせるとして、その兆候を関知しても、それが伝わりそれに対してアクションをとるまでのコンマ何秒の間にトラブルが起こってしまうかもしれないし。でも、生身の人間を送るコストよりも遥かに少ないコストでセンサーロボットを送ることが出来るだろうから、今後の探査作業には有効かも。

汝、悔い改めよ

「iPhone、iPad、スマートフォン、どれも持っていないという人は、今日から人生を悔い改めていただきたい」と、Softbankの孫社長が講演会で話したそうですが、100%該当してしまう私は、頭から水を被らないと行けないのだろうか(40代後半しか分からないギャグだな、これ)。

記事でしか分からないから、どの様な内容の話かは分からないけれど、でも、iPadとiPhoneを武士の大小脇差しに例えるところって、どうだろう。小刀って、あくまで本来の刀が使えないときのバックアップであって、多分ここで言いたいだろうTPOに合わせて大小のデバイスを使い分ける、と言う話とは違うと思うんだけど。

また、この人は昔から誤解を与えるような言い方をする気がするんですが、確かにiPhoneやiPadはAppleのSteve Jobsが生み出した素晴らしいデバイスだとは思うけれど、重要なのはそれらのデバイスが何か有益な情報を生み出しているわけでは無く、あくまで情報の出入り口と言うだけなんですよね。勿論、間口が広がるから、これまでアクセスしたことの無いような分野や内容の情報にもアクセス出来るようになるけれど、より広がった情報の海の中で、何が正しくて何が間違っているか、それが判断出来る情報に流されないスキルを持たないと、結局はiPhone/iPadに遊ばれるだけなんですよね。どんなに良い刀を持とうが、それを扱える力と技量が無いと勝てないのと同じ。

そう言う意味で、最初の言葉って、よくある危機意識を煽って購入させる違法販売の謳い文句のようにも聞こえてしまう。それに、プラチナバンド(900MHz)対応にしても、確かにiPone 4SやiPad3は対応しているみたいだけど、既存の多くの機種は未対応なわけで、それがあたかも使えるような言い方はどうだろうか。実際は、新しい機種のユーザーが新しいバンドに移行すれば、混雑している既存バンドのユーザーにゆとりが出来る、と言う話のはずなんだけど。SMAPのCMもそうだけど、イメージ戦略は上手いですよね。ADSLモデム無料配布の頃から。それもビジネスツールの一つだとは思うけれど。

名前のセンス

豪腕小沢氏の新党の名称が「国民の生活が第一」とのこと。どうせなら「国民の生活が第一。」とか(これは民主党のスローガンでしたね-笑)、「国民の生活が第一、」と、今風にすればよかったのに(これ)。しかも、滑舌が悪いせいか、テレビからきこえてくると「こくみんのせいかつがだいち」と「第一」ではなく「台地」みたいに聞こえるんですよね。どうせなら「国民の生活が大事」にすれば、意味も変わらず耳障りもそのままはいってきたのに(をぃ)。

ただ、「政党の名称」としてはどうなんだろうか。例えば選挙の時、党名を記入するのって面倒じゃないか?。一応、党名の略称とか登録するはずだけど、なんて略称にするんだろうか。「第一」? 「生活」? 多分似たような語句を使う乱立政党が登場してくるんじゃ無いだろうか。

政党名って、会社名でもそうだろうけど、特に文字数とか形式とかの決まりは無いんだろうけど、でもこの「国民の生活が第一」っていただけませんよね。長いというのもあるけれど、その語句がいかにも取って付けたような名称というか... 例えば、航空会社で「お客様の安全が第一」なんていう名称の会社があったら、多分乗らないと思うんですよね。なぜなら、そんなこと口に出して言う以前の話だと思うから。食堂で言えば、「食中毒は出しません亭」なんていう名前の店があったら、逆に「過去に何度出したんだ?」と突っ込みたくなるし。

勿論、既存の多くの政党のように漢字二文字でとか、平仮名も含めても4~5文字程度で、語感が良くて方向性が感じられて、信頼感が得られそうな言葉を探す・作るのは大変だとは思うけれど、でもこれから自分達のラベルになる「党名」な訳なので、時間の制約があるにしてももう少し何とかしないと、ますます興味が減退してしまいそう。個人的には、「国民」の"民"と「生活」の"生"を取って「民生党」とかどうだろうと思うんですけどね。もともと一般向け製品で「民生品」なんていう言い方もするわけだし。まぁ、短命政党だろうから、少しでもインパクトのある名前で、ということなんだろうな。

2012年7月11日

脱テレビ

SHARPが発売する、液晶テレビの廉価モデル。実売価格が9万円前後とお手頃と言う以外、特に機能的に何か凄い物があるわけでは無いけれど、個人的に凄く気になった・気に入ったのが「目覚まし機能付き」ということ。

いゃ、そのこと自体、本当に取るに足らないことだとは思うけれど、これって「脱テレビ」として小さいけれど重要な一歩じゃ無いかと思うわけです。

テレビって、デバイスと単体で見れば個々にいろいろな機能を提供して差別化しようとしているわけですが、でも本質はどこのメーカーも同じで「放送局からの放送を受信して表示」するだけ。DVDとかBDとかインターネットTVもあるけれど、根っこは同じで、送られてきたものをそのまま表示するだけ。精々、HDDレコーダーに録画して視聴時間をずらしたり、面白くない部分を飛ばしたりする程度。結局は「放送局」の延長でしか無いわけですよね。そこに、一つくさびを打ち込んだのが、YouTubeのような「放送局では無い映像配信」サービス。ただ、余りに玉石混合で、ユーザー側にスキル(フィルタリング能力)が無いと事実上利用出来ないと言うのが難点。それ以外には、ゲーム機の表示装置位でしょうか。

そんな中で、目覚まし時計機能っていうのは、ライフサイクルの中で一寸意味ある機能だと思うんですよね。目覚ましだけでなく、人が近くを通るときにはデジタル時計で時刻表示したり、スケジュール表示するような機能があってもいいでしょう。あるいは、室内の冷暖房機能と連携して、寒いときには暖まるような映像(火が赤々と燃えている暖炉の映像とか)、暑いときには涼しげな映像(風鈴の音色と共に、風が通り過ぎるような映像とか)を表示する事で、体感的な温度を少しアップ・ダウンさせるとか。

正直、いろいろな権利・利権が絡んでいるから簡単では無いと思うけれど、「脱テレビ」っていうのは「脱放送メディア」と同義語なんじゃ無いかと思うわけです。だから、最近よく言われる「スマートテレビ」って、「テレビ」と付くだけで、あぁ駄目だなと思ってしまうわけ。「スマートメディア(どこかにあったな-笑)」とか「スマートディスプレー」とか言うならまだしも。一時期、テレビはサラウンド機能とか高音質を対強した時代があったけれど、それよりも様々な音源を持たせて、自動演奏機能が内蔵されるとか、今回のように目覚まし音にしてもいろいろなパターン(いつもより早く起きるアラームとか、休みの日にはゆっくりとのんびり目覚めることが出来る優しいアラームとか)を持たせるとか、映像機能にしても内部にNAS機能を持たせてデジカメデータをどんどん保存して表示出来るし、バックグラウンドではクラウドに自動的に保存する機能とか、とにかく「放送局に依存しない映像デバイス化」というのが、必要なんじゃないかと。そう言う意味で、今回の目覚まし機能って、凄く小さな事だけど、将来の大きな変化の切っ掛けになりそうな気がしています。いゃ、なって欲しい、と言うのが正直なところかな。