2012年6月16日

PoE

日本HPが発表した、AC電源不要でEthernetケーブルから給電されて動作するシンクライアントターミナル。「あれ、そんなUSBのパスパワーみたいな規格あったっけ? 」と思ったら、ちゃんとPoE (Power over Ethernet)ととして、ちゃんとIEEEで制定されてるんですね。48Vで15.4Wと、そこそこありますね。ウェブカメラとか無線APとか、電源を取りにくい場所に設置されるデバイス用に考えられたみたいで、それなら納得の使用。

最初この記事を読んだときには、Ethernetにも信号が流れるわけだから、それなりの電流は流れているんだろうけど、どれだけ省電力したら18インチとは言えこれだけのシステムを動かせるんだろうか不思議だったんですが、なるほどそう言う規格があったのか。それでも、15W程度でモニターや通信システムを動かすというのはちょっと凄いなぁ。

セキュリティという意味では、こういうシンクライアントの需要もあると思うけれど、でもBYODなんていうのが流行りだしているから、どうだろうか。物理的にアクセス制限するよりも、VPNとかドメインコントロールとか、そういうシステム側で対応するような流れになるような気もしてるんですけど。一つは、時代の流れが速くて、どうしてもハードウェアの陳腐化が激しくなるだろうと言うことと、このターミナルの価格は3万円台とかなり安くはなっているけれど、PCのように潰しが効かないのもどうだろうか。シンクライアントよりは、情報ターミナルとか会話型の電子広告システムみたいな方向の方がビジネスになりそうな気がします。

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