2012年6月18日

沖縄に逃げるDC

最初タイトルを見たときに「"DC"って何だ」と思ったけれど、"Data Center"ね。業界関係のサイトで見れば思いつくだろうけど、一般紙で見ると何だと思ってしまう。で、大飯原発再稼働はしたものの、依然として電力供給に不安の残る関西地区から、電力消費量が大きくかつ絶対に停電できないDCが他の地方、特に電力不足の心配の無い沖縄へ移動しているという話。まぁ、確かに原発は無いけれど、火力発電に関わる燃料代コストの問題もあるし、一番心配なのは、そうやってDCが集中して、沖縄のDCと国内の拠点を結ぶデータ通信の容量は十分にあるのか、と言う事。データがそこに保存されていたって、それを取り出すのに時間が掛かってしまっては意味が無い気がするし。

逆に、契約が伸びない関西地区のDCを安く利用すると言うのも、もう一つのスキームかも。十分な自家発電設備があれば、周りが計画停電になっても問題無いわけだし。あっ、データだけじゃ無くて、通信系も確保しないといけないから、そうなるとそのDCビル内の発電確保だけじゃ駄目か。通信系も含めてインフラの可用性も担保された地域・施設が必要ですね。

電力だけ見てみれば、中部電力管内も結構頑張っているんだけど、万が一の時には関西電力に融通しないといけないから、そういう部分では沖縄よりはリスクがあると思われてしまうのかな。でも、沖縄には地勢的なリスクもあると思うんですよね。そっちの方が心配。

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