2012年6月8日

大使の器

駐中国の丹羽大使が、日中に領土問題が存在しているかのような発言を海外のメデイアにしたという記事。伊藤忠の社長出身と言う事で、ビジネス感覚は良いんだろうけど、丁々発止の外交に関しては駄目ですよね。ビジネス感覚で外交をやられたら、たまりません。この人、北京の日本大使館移転の時に、中国から言われて大使館の移転を認めてくれたら、新潟の中国領事館用土地取得も認めるみたいな話を、一筆書いて出したようで、何を考えているのやら。

民間人を登用して活性化することは良いけれど、何でこんな人を重要国である中国大使に選んだんだろうか。中国ビジネスに強い伊藤忠出身でかつ中国の内情にも明るいからと言う事なんだろうけど、中国通ということと対中国外交の適任者というのは別のはず。利害関係が違いますからね。本来なら、大使召還するくらいの話だと思うけれど、政府は「遺憾」と言うだけだしなぁ... まぁ、与党があれですから。

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