2012年6月28日

あぁ、勘違い

日本の改正著作権法に反対して、Anonymousが日本のHPを攻撃した中に、何故か直接関係するとは思えない茨城の国土交通省霞ヶ浦河川事務所のHP攻撃は、やっぱりAnonymousが「霞ヶ関」と「霞ヶ浦」を間違えた、ということだったらしい。確かに、日本語は欧米人から見たら難しいと思うけれど、それだったら東京以外の「霞ヶ関」って場所と間違えずに、なんで「霞ヶ浦」なんだろうか。そっちの方が不思議。

同じ漢字圏では中国も同様の立場にあるかもしれないけれど、中国の場合日本と違って先ずベースの人口が多いし、さらに華僑として世界中に進出していることもあり、逆に日本よりは欧米から見て対応しやすいかも。簡体字だから、同じ「漢字」でも、見やすいだろうし。もし中国(本土)が台湾と同じ繁体字を使っていたら、これは日本の漢字と似ている部分が多いので、中国系のハッカーが日本を攻撃しやすいこともあったかもしれない。

昔々、まだOS環境が各PCメーカーでバラバラだった頃、日本の自衛隊はNECの98システムを使っていて、独自アーキテクチャ、独自OSだから、海外のハッカーから攻撃を受けても問題無いなんていう笑い話みたいな事が、まことしやかに言われていたけれど。勿論、そう言う独自システムを使うメリットもあれば、デメリットも大きいわけで、結局は世の中はWintelの時代に一気に流れていったわけですけどね。中国が一時(今でも?)そう言う、独自規格で囲い込みをしようとしていましたが、最近は流石に難しくなってきたかな。結局、メーカーとかユーザーが多い方が勝者になるわけだから、暫くは中国が有利だけれど、今後インドが台頭してきたり、東南アジアが発展してきたら、そう言う地域の独自性が世界標準になる可能性だってあるわけですからね。

ところで、改正著作権法について反対するAnonymousの立場には同意する部分も多々あるものの、そのやり方は毎度の事ながら賛成できないですね。HPを改竄して、それで何を主張するのだろうか。単なる示威行為でしか無いわけだし、逆にそう言う力=権力に対しての不信感しか生まないと思うんだけど。これも、あぁ勘違い、の一つかな。

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