2012年6月27日

消費税アップ

その投票するテーマが良い・悪いは別にして、組織(与党)として決定したことに反対した側の方が態度が大きい、ふてぶてしいというのはどうだろうか。で、投票直後の小沢元代表の会見で、離党という話がデルかと思ったら「内部に残って」と、予想通りの煮え切らない態度だし。結局民主党って、全員のコンセンサスは「政権交代」しか無かった呉越同舟の集団だから、それ以外の事って決めることが出来ないと言うことが非常によく分かる今回の結果です。

PM的に言うと、一つのプロジェクトを遂行しなきゃいけないのに、どうも反りの合わないチームが中にいる、あるいは協力会社が入っている、みたいな状況でしょうか。ベストな方法があれば理想的だけど、なかなかそういうわけにはいかないので、ベターな方法を取りたいのだけれど、それだとお客様の要求仕様にそぐわないところが出てくるので、それに対して「それは契約違反だ」というような。勿論、仕様逸脱(=マニフェスト違反)は、本来しちゃいけない事だから、それを回避するために、リソース投入するとかコスト算定を見直すとか、行程を変更して短縮するとか、まぁいろいろなことを考えて何とか打開策をとるわけですが、それで解決出来るうちはまだ「問題」とは呼べない程度何ですよね。だから、プロジェクトリーダー(=首相)がお客様(=国民)に頭を下げて仕様変更(=増税)をお願いしたわけだから、そこはそのリーダーの下で働く「一兵卒」がとやかく言う話じゃないだろう、と。


勿論、間接税派で消費税も15%位までは最終的に必要と思っている自分にしても、食品等の税率を下げる・無くすような低減税率を考えるとか、他の減税や無駄の排除という部分で作業がされずに不満もあるわけで、反対派にしてもそういうところをもっと訴求して、何らかの言質を取ればまだ許せるんだけど。ただ、仮に消費税を15%に上げても、医療費を含めた社会保障費を賄うにはまだまだ足りないんですよね。最近思うんですけど、今は需要(支出)に合わせて供給(税金)を増やすこともまだ出来るけれど、早晩それも出来なくなることも確実。その前に、供給量に合わせて需要をクリップする事も出てくるかも。つまり、一人当たりの保証料が決まっていて、それを超えて消費する場合には自腹になるか、他のまだ余っている人から譲り受けるか、見たいな。


問題は、そう言う互助システムで間に合ううちはまだ良いけれど、それすらも超えてしまう場合には何らかの犠牲を強いらないといけないわけで、その時にどうするかですよね。一定までは社会保障が面倒見るけれど、それ以上の部分は民間の保証制度を導入するしか無いかなぁ。その場合でも、貧富の差がとか言う話が登場するんだろうけれど。まぁ、いずれにしても、今の素人集団にはは無く舞台から降りて貰って、「何とかチルドレン」「何とかガール」ではない、実力のある集団にちゃんとしたリードをして欲しいな、次は。

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