2012年6月22日

ハードランディング

台風余波の中、成田空港にハードランディングして機体に歪みが生じたANA機。着陸時の映像も出ているけれど、よくあれで前輪が持ちこたえて機体が損傷しなかったなと感心してしまいます。ただ、機体にこれだけ歪みが出ていては、内部のフレームもかなり影響してるんじゃ無いだろうか。機体が鯖折りみたいな衝撃を受けたから、これから通常の着陸をするときにも影響しそうだし。映像を見ていると、右の後輪が最初に接地して浮き上がり、その反動で前輪が接地して機体が沈み込んで鯖折りみたいな状態になり、その後両後輪が接地したから良かったけれど、前輪が接地した時に機体に回転するような力が掛かったら、主翼が滑走路に接地するか、最悪機体が回転してたんじゃ無いかと想像してしまいます。

多分ANAとしては、仮に修理が可能であっても、この機体使えないんじゃ無いかなぁ。中古機として売却するのが精々のような気がする。B767-300の国際線機材だから、代替機もあるだろうし。着陸時にテールをこすったり、主翼をこすったりする程度ならまだしも、これだけストレスが掛かった機体には個人的には乗りたくないからなぁ。レジを控えるなりして、確認しないと、と正直思ってしまう。

ところで、この事故は横風の中急に風向が変わって発生したと思われる事故ですが、もし現在使用出来ない状態の横風用滑走路が使えていたらどうだったんだろうか。今回は幸いにも死傷者がなく、機体の損傷だけで済んだけれど、もしこれが死傷者の出るような事故になった場合を考えると、ある程度の強制力を行使してでも、成田の横風用滑走路の完成を目指す必要があるでしょうね。成田空港を利用する一人として、中途半端なB滑走路も含めて、早く完全な形で運用して欲しいと思います。

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