2012年3月23日

ネーミングライツ

「ネーミングライツ(Naming Rights)」というビジネススタイルは、日本でも馴染み深くなりつつある物で、個人的にぱっと思いつくのは、「味の素スタジアム」とか「日産スタジアム」とか。でも、「定着しているか」と言われると、かなり疑問なのも確か。一つは、本当にネーミングライツを獲得しても宣伝したいという施設が、なかなか日本では無いことだと思いますね。アメリカの場合、MLB/NFL/NBA等注目が集まる試合が開催される場所があるから、ネーミングライツも成立するんだろうけど、日本の場合そういう場所って、プロ野球のホーム野球場くらいですよね。あとは、ワールドカップが開催されたサッカースタジアム位か。それだって、その後大きなイベントが頻繁に開催されないと、厳しいよなぁ。

で、市町村名に企業名を付けるというこの大阪の泉佐野市の話ですけど、多分失敗するんじゃないかなぁ。先ず、よほどの大都市でもない限り、市町村名が頻繁にメディアに登場する事って無いじゃないですか。例えば、東京とか横浜とかだったら、いろいろな場面で都市名がメディアに登場すると、関西なら大阪とか京都とか神戸ならまだ分かるけれど、申し訳ないけれど「泉佐野」という地名は数年に一回聞くかどうかと言うのが本音のところ。で、市側としては、それなりの金額が欲しい訳ですよね、市の名前を貸すわけだから。多分、何億/年でも足りないだろうし。でも、その一地方都市の名前がそれだけの価値になる事って、先ず無いでしょうし。

この、泉佐野市、関空の地元なんですよね。それならいっその事「関空市」とかにしたら、もっと目立つかも。

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