2012年2月3日

出世の街、浜松

今年は「出世の街」をPRするという浜松市。若い頃、徳川家康が居住していたので、浜松城は「出世城」と呼ばれるとは、子供の頃学校なんかの郷土の時間でよく聞かされた話ですが、出物値にいろいろな話を聞いてみると、まぁ「引きこもっていた」とも言えなくもなくて、出世というのはどうかと。その後の家康君の頑張りをほめた方がいいようなきもします。

で、浜松を「出世の街」としてPRするとのことですが、以前聞いた記憶のある話では、いろいろな企業の浜松支店というのは、その企業である程度エリートコース(幹部候補生)に乗った人が、一度経験するのに丁度良い街らしく、規模とか業務内容とか、全国平均的な場所であるのがその理由らしい。そういえば、元第一勧銀行員の小椋佳氏も、そう言うコースの一環で波末に来たんじゃなかっただろうか。

ただ、徳川の故事だけで「出世の街」というのはどうだろうか。本当にそう言うことを言うなら、例えばベンチャーインキュベーターみたいな事業をやるとか、何かビジネス特区みたいな事も言わないと、単なるかけ声だけで終わりそう。元々、浜松では楽器、繊維、オートバイという工業活動が盛んな土地で、そう言う素地はあると思うけれど、じゃ今なら何をすればいいのかちょっと思いつきません。宇宙関連企業とか、ソフト関連とか、あるいはユニバーサルデザインとか、過去には聞いたけれど、それらを生かしていくというのも一つの方法だろうけど。希望だけ言えば、市街の空洞化対策も含めて、今の旧松菱の跡地当たりからあの周りに、一台ビジネス特区みたいな地域を作れば、昼間は就業人口、夜はそのまま千歳や有楽街あたりに流れて、飲みにケーションとか(今では、死語だな)。

単なるスローガンだけじゃなくて、実際にビジネスチャンスがある街、それを生かせる街にするグランドデザインも一緒に見せて欲しいですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿