2012年2月2日

好調な韓国経済?

日本のふるわない経済に対して、その日本を超えて行きそうな勢いを見せている韓国の二大財閥系企業のSamsungとLG。でも、彼らもあれだけ好調なビジネスと言われていても、減益・赤字なんですね。その中でもSamsungは、三兆円規模の投資をしていく強気の姿勢を見せているけれど、どこまで続くんだろうか。

ビジネスには、勿論好不調の波があって、その波の高低をどれだけ差を少なくしてビジネスの変化が少ない方向に持って行くのも一つの方法だし、逆に高さをどこまでも高く追求していく、場合寄ってはその波が崩れて一気に奈落の底になるかもしれないリスクを負いつつも、そう言うビジネスの仕方が韓国の企業のように思います。SamsungにしてもLGにしても、危ないときが何度もありましたしね。Samsungの携帯が、今世界を席巻しているけれど、かれらも10年くらい前には品質の問題とかあって、一度どん底になり、そこから徹底的な人海戦術的にグローバル携帯の世界に入って成功しているわけですから。でも、それだってずっと続くわけではないので、次のメインプレーヤーがどこかは誰も分からないし、その第一候補のiPhoneだって、あと5年とか10年後にはどうなっているか...

日本企業もバブルを経験しているから、選択と集中については分かっていると思うけれど、その集中する先をどうするのか、今の状況では厳しい部分もありますよね。さらに、大手家電メーカーが結構かぶっている分野もあるし。でも、エネルギー系とか要素技術とか、日本企業には他に負けない技術もたくさんあるわけで、そう言う部分を生かして次の10年に向けてのプランを見せて欲しいですね。まぁ、韓国の場合、国家総動員という部分もあるので、なかなか日本の大企業といえども太刀打ちできない部分もあるのは厳しいけれど。

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