2012年1月9日

平和と安全

オーストラリアの環境団体3名による、日本の調査捕鯨船への乗り込み事件。今朝のニュースでは、環境団体側(シーシェパード?)が放送用に撮影したものなのか、乗り込みの様子を暗視カメラで撮影した動画なんかも放送されていましたが、これって海賊行為にならないのだろうか。今回は海上保安庁の係員も乗船しているので、法律に則って厳格に処罰するべきですよね。只日本側としても、理由はあったかもしれないけれどあまりに安易に乗り込みを許してしまったのは減点。今後の対策も必要でしょうね。

シーシェパードの過激さは以前から有名で、かつ事実上抵抗しない日本だからこそ好き勝手をやって、それを欧米メディアに流すことで寄付金集めの手段にしているわけですが、そういう環境とか自然とか言う団体程、この手の力尽くルール無用の勝負をしている気がします。暫く前にあった鯨肉の横領事件調査と称して、宅配業者の集配所内部で荷物を盗んだグリーンピースとかもそうだし。米国だと寄付行為は一種の節税対策にもなると言うことと、ある意味自分の社会的ステータスのためということもあり、手段よりは結果、特に自然とか環境とか公共とか、そういう部分にお金を出す人は多いですよね。それぞれの主義主張を表明することは自由だし、その為に活動する自由もあると思うけれど、せめて客観的に評価することを忘れないで欲しいですね。ただ、この手のサポートする人って、そういう行為に酔ってしまうというか、一種の宗教的なのめりかたをする傾向があるように感じるので、そっちの方が怖かったりします。

力尽くで平和と安全を勝ち取ると言うことは、結局力ずくで平和と安全を壊すことと同じ事なんだと思う。

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