2012年1月17日

生活に合理性は必要か

今年は閏年なので、一年=366日。そうでない場合は、365日。ところが、一週間は7日なので、7日×52週=364日。つまり、毎年1日ないし2日ずつ新年になる度に曜日がずれていくので、祝日が連休になったり日曜日になったりという、やきもきする結果が生まれるわけです。が、それを何とか使用という「毎年曜日が変わらないカレンダー」なんていうものを考えた人がいるんですね。一年を364日として、四半期を91日の1/4にし、3カ月を30日+30日+31日と言う構成にし、余った1日ないし2日は、5~6年毎にまとめて「追加の一週間」として取得することで、曜日のずれを吸収しようというアイデア。

確かに、合理的で分かりやすいアイデアだと思うけれど、でもその固定した曜日がどこの国でも望ましいと言うわけにはいかないですよね。さらに、祝日の設定も国や地域で違うから、もしかすると延々祝日=日曜日、なんていう事になる地域も生まれるかも。それに、例えば来週から始まる中華系地域の「春節」なんて毎年お正月は違ってくるし、それ以外にも月の満ち欠けで定まる復活祭なんていうのもあるし。

いっその事、1週間=5日にしてしまえば、1年=365日=73週と区切りがよい。閏日は20年に一回まとめて追加の週(5日)を入れれば良いわけだし。じゃ、今7種類ある曜日のどれを省略するのか? これは難しい問題で、単純に週末の土日を削除するというが分かりやすいかもしれないけれど、世の中には土日以外が週末という地域もあるだろうし。それ以外にも、カレンダーが単純化される事のメリットの何十倍、何百倍というしがらみがその中には存在していて、先ずそれがまとまらないだろうと言うこと。さらに言えば、そういう画一化する事で、新しい事が生まれにくくなるんじゃないかと思っていること。例えば、連休が毎年変わることで、その年その年に合わせた旅行プランが生まれてくるだろうし。行ってみれば、歯車にどうしてもバックラッシュが必要なのと同じ理由で、人の生活の中にも時々は勘違いが生まれるような要素が無いと、日々の生活自体が硬直化してつまらないものになってしまうんじゃないかと、私は思いますね。

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