2012年1月19日

802.11ac

次世代Wi-Fi規格「5G Wi-Fi」のIEEE 802.11acの実働でもがCESで行われたという記事。ワイヤレスでGb/bpsの通信が出来るというのは、隔世の感がありますねぇ。ただ、今の11gとかと同じくらいの手軽さで使えるようになるには、まだ時間は刈るでしょうけど。今の11gが普及する前、実は11bを使う時代よりは、データ通信で256kbpsとかを使う時代の方が長かった記憶があります。11bが使えるのは凄く限定されていて、だからワイヤレスを使うのは会社の中とか。その会社の中でも、11bの10倍くらい速いファーストイーサーネット(100Mbps)が使えれば、優先であってもそれらを使っていましたし。

ただ、制約の少なさを考えると、有線よりは無線の方が遥かに便利なわけで、今後は無線環境がどんどん整備されていくのだろうと思います。勿論有線ネットワークは10Gとか100Gとかさらに高速化されて、より重要な部分、例えばサーバーとかで残るんだろうけれど、ビジネス利用も含めて今後はオフィス内にイーサーネットケーブルを配線するようなことは減るんじゃないだろうか。

ところで、パブリックにもこういう高速回線がどんどん整備されてくると、それらを支えるバックボーン回線は大丈夫なのか、ちょっと心配になります。そこの部分の技術・スピードは制限されている訳なので、何十にも多重化したりルーティングを工夫して、末端部分でどんどん肥大化するデータ量の増加に対応しないといけないんだろうけど、いつかそれが追いつかなくなるような気がする。震災対策という意味も込めて、国としてもっと「デジタル回線の整備と拡張」というのも、これから考える必要があるでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿