2011年11月15日

ポメラとWALKMAN

キングジムの「ポメラ」新製品のレビュー記事。インパクトの度合いは一桁二桁くらい違いはあるけれど、シンプルにテキスト入力作業に目的を絞って成功した製品という意味で、「再生専用」に割り切りでも携帯性には拘ったWALKMANに通じる物かあると個人的には思っているんですが、それは言い過ぎか(笑)。今やパソコンを仕事やプライベートで使うのは当たり前で、スマホ・携帯に最近ではタブレットを使うのはもっと当たり前になりつつある現在、単純なテキスト入力だけしかできないこういうニッチ製品がどれだけ要求されるのかちょっと疑問な所もあるんですが、初代ポメラの成功体験がまだ残っているうちに、次の世代を生み出して欲しいですね。

そう言う意味で、ポメラのキーボードをBluetoothで汎用利用出来るようにするというのは、個人的には「あり」だと思います。特にスマホ系デバイスを使っているPCユーザーは、あのコンパクトなキーボード入力画面にはきっといらいらするでしょう。本音を言うと、この17mmピッチのキーボードも、自分はあまり好きではないけれど(小さい)、それでもQWERTY配列のキーボードですからね。無いよりはずっとまし。一つ残念なのは、今回のようにストレートタイプにするのではなく、二つ折りで収納するときはコンパクトに、使うときにはフルサイズで、というスタイルを続け欲しかった。確かに二つ折りタイプの場合、打鍵したときの強度というかタッチが悪いんですが、そこを何とか技術力で解決して欲しかった。WALKMANでいうと、カセットサイズに拘って小型化・薄型化していったような感じですかね。将来的には、キーストローク2mmを確保するとして、基盤部分は1mm、折りたたんでも6mm位の厚さの携帯キーボードなんて出来たら、とっても嬉しいかも。日本のお家芸である、炭素繊維素材とか使って出来ないもんだろうか、6mm厚の折りたたみ式携帯頑強キーボードって。個人的には欲しいなぁ。

この記事の最後には、シンプルなポメラにいろいろな機能を入れすぎたことをコメントしていますが、確かにWALKMANも録音機能を入れだしてから、ちょっと路線が変わったなと言う気がし始めましたね。ビクトリノックスのスイスアーミーナイフだって、多機能でいろいろ使えるのは便利だけど、あまりにプレートを入れすぎて横幅と縦の長さが同じくらい担ってしまっては、元々の携帯性とかどうしたのという話になりますし。ポメラはポメラとして、程よいシンプルさはなくさないで欲しいなと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿