2011年11月16日

プレゼンの裏側

最近時々見かける、Microsoft社のTV-CM。子供が「僕にいぬが必要なわけ」というプレゼンをして子犬をゲットするんだけど、パパの「ゴルフが必要なわけ」はその場で速却下されるという筋立て。いかにも外国人の親子なのに、何故に「日本語」のプレゼンをするのか、という微妙な突っ込みは横に置いておくとして、最初見たときにPowerPointのCMかと思ったんですが、Windows, Office等Microsoft全般のイメージ広告という位置づけみたいですね。

ただ、あのCMのストーリーを見ていてふと思ったんですが、結局はプレゼンの優劣よりは、いかにその組織の実力者・決定権を持つ人(CMの場合はお母さん)とネゴっておくかと言うことなんだよな、と現実の厳しさも感じてしまいました。だって、子供がプレゼンするときのお母さんの表情って、もう明らかに二人でしたネゴ済みだよね、と言う表情(演技)なんだもん(笑)。

こんなに便利になります、こんなに凄い機能があります的な、ちょっと押しつけがましい内容のCMよりは良いけれど、でもあのストーリー、日本人の感性と合うだろうか。例えば日本人なら、子供が紙芝居的に同じような内容や比較グラフを書いて、それをめくりながら説得する方が共感を感じると思うんですけどね。ビジネスでのプレゼンに置いても、確かに芸術的なパワポを作る人もいるんだけど、結構シンプルなスタイル、場合によっては紙めくり見たいな感じでのプレゼンの方が、かえって印象に残ったりしますし。後、自分の子供がパワポでプレゼン資料とか作って、お小遣い値上げとか、習い事削減要求とか、ペットを飼いたい要求とかやり出したら、正直かなりうざいかなと思う、本当に。

0 件のコメント:

コメントを投稿