2011年11月9日

遠鉄百貨店新館

今日から遠鉄百貨店新館がオープン。昨日はプレオープンで内覧会をやってたんでしょうか、特定顧客向けにオープンしていたようで、SBSなんかで店内の様子を中継していました。浜松にしては珍しく(笑)、ガラスを多用した明るい斬新なデザイン見たいですが、でもこれまで同様駅周辺にちんまりと固まっていた購買層が、さらにその回りに固まるだけで、そこから先への波及効果は小さいんじゃないでしょうかねぇ。記事にも書いてあるように、もともとは旧松菱跡地に進出予定だった大丸対策の新館増築だったわけですから。

この新館オープン後、これまでの本館をリニューアルして、こちらは少しアダルト層をターゲットに店舗を構成刷るみたいですが、個人的にはトラッド系のブランド店や、男性用の鞄や小物類の店舗を充実してくれたら、もっと頻繁に通うんですけどね。自分たちの世代だと、多少高くても昔から馴染みのあるブランド品とか、それなりに信頼できる高品質の商品を買いたいもので、その為にも百貨店って近隣の郊外型モールにあるような「手軽さ」は無いけれど、今日は行くだという「ハレの気持ち」を感じる場所でなきゃいけないはず。全部が全部そういうフロアーではビジネス出来ないだろうけれど、少しはそういう場所を準備して欲しいですよね。自分なんか、幸いにも週に一回は横浜に仕事で行っているから、その機会を利用して買い物をしてくることも可能ですけど、そうでない場合にはそれこそ名古屋当たりまで出かけないといけないわけですし。

以前にも書いた記憶があるんですが、結局浜松は地方都市の中でも車の依存度が高い街で、郊外型のモールが盛況なのも、車で手軽に移動できて一日滞在しても楽しめる便利さが最大の理由だと思うんですよね。浜松の市街にも駐車場はあるけれど、中心地にあるものは昔からの小規模なものばかりで、ある程度大規模なものとなると少し遠い場所にあるものばかり。だから、いっその事旧松菱とザザの中央館と、可能ならその回りの土地を丸ごと更地にして、地下3F位の大規模な駐車場施設と、その上に自由に遊べる公園みたいな「大緑地化計画」なんて出来ないだろうか。公園も、空中庭園みたいな形にして、地階は駐車場、1F/2F当たりまでは専門店とかファストフードのフードコートなんかがあり、2Fの屋上が公園施設になっていて、野外ステージとか、ちょっとしたストリートミュージシャンが演奏できるようなスポットを儲けたりとか。冬場は空っ風がきついから、西側には暴風壁も兼ねた少し高めの商業ビルとか屋根を付けるのも良いかもしれない。その回りに広がる、モール街とか千歳とかの地上店舗と緩やかに接続できるように、商業施設は1Fだけの方が良くて、その屋上に少しこんもりした丘のようなイメージで公園施設を作るのが良いかもしれない。

公園部分では、例えば毎日「朝市」を開催して、観光客誘致だけでなく、近隣の居住者が生活できるような環境整備にも繋げるとか。今駅周辺ではマンション建設が一段落してしまったけれど、個人的には生活感のないあの周辺には住みたいと思わないもの。そんな場所に、もう少し生活感のある環境を作れば、人口回帰にも繋がるかもしれないし。まぁ、もともと更地であった場所に公園を作るならまだしも、地検関係とか複雑に絡み合った市街地を逆に更地にしようというのは、殆ど無理な計画なんだろうけど... でも、街の真ん中に多目的に色々利用出来るオープンスペースがあるというのは、防災とかも含めて凄く付加価値が高いと思うんですよね。朝は朝市、昼はワゴン車のお弁当村、夜は屋台村が出てきて、一日に何度も表情が変わったりとか。うーん、まぁ無理だろうなぁ... 市街地では。

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