2011年10月12日

とことんサポートPC

NECが発表した「とことんサポートPC」。関連記事を読んでいると、何となくDeja Vuを感じる内容(笑)。なんか、そんなこと10何年か前にやってたなぁ... (と、遠くを見る目)。まぁ、せっかくよいサービスを考えてスタートしようとしているところにケチを付けてはいけないけれど、でも「とことん」と言っている割には、ちょっと突っ込み不足というか...

むかぁーーし、MacとWindows PCを比較して、なんでMacは使いやすくてWindowsは使いにくいのか、みたいな評価をした事がありますが、まぁ一言で言うと、Macは使いながら自然に操作が分かる仕組みになっているけれど、Windowsはそれがないので諦めてしまう、みたいな事でした。あるいは、何度でもUndo出来るような仕組みがあればとか、トラブルの時でも一発で元の状態に戻れるスイッチみたいなものがあればとか、「やり直しが何度でもきく」仕組みなんて言うのも重要。

例えば車の運転とパソコン操作は、どちらも複雑で面倒だと思うけれど、でも車の場合免許が必要でその為には講習や勉強も必要なので、それ程むず貸しは感じない人が多いと思うんですが、結局パソコンの場合も同じで、最初にある程度の基礎知識と経験を積む機会が無く、いきなり「さぁ使いなさい」と言われるから困る人が多いわけです。だからといって、じゃオンラインでガイドを入れればよいかというと、実はそうでもなくて、そのガイドの使い方が分からないと言うことになってしまう。最近の携帯電話に入っているオンラインヘルプと同じですよね。

最近思っているのは、購入前サービスをもっと充実させて、例えば起動時の画面構成からメニューの構成など、そのユーザーが使いたいように設定する。ID名何かも、カスタマイズする。キーボードだって、このNECでは一部色分けしているけれど、例えばシフトポジションの無いキーボード(その分キーの数は増えるけれど)とか、日本語と英語では別々にキーボード部分だけダイナミックに入れ替えて使えるキーボードとか、マウス操作なんて言うのも慣れないと大変なので、マウスからボタンを無くして、カーソル移動専用にして、その代わりにもう片方の手で、クリックとかドラッグとか操作するようなボタンをキーボードに付ける(両手でマウス操作)とか、そういうハードも含めたカスタマイズ出来たらどうだろう。ソフトだって、Windowsを使う時代は終わっていて、今はアプリ・機能を使う時代なんだから、もっと単純化したり、専門化してもいいと思うんですよね。

パソコン弱者=高齢者と思いがちだけど、今の若い世代は逆に携帯とかスマホとかタブレットとかから入るから、パソコンなんていう重装備品は苦手という時代が来るかも。逆に、自分たちより少し前の世代くらいからは、仕事でパソコンを使い出していた世代だから、パソコンの使い方自体はあまり気にしなくなるかもしれませんしね。「とことんサポート」もいいけれど「とことんカスタマイズ可能」みたいな事の方が、実はメリットがありそうな気がします。

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