2011年10月29日

ピンチをチャンス

震災復興作業は、進んでいるところ有れば遅々として進まない部分もあるとは思いますが、例えばこういう塩害対策の技術が出てきたりとか、災害をバネに新しい技術やチャンスも生まれつつあるなと頼もしく感じます。昔「チャンスとピンチは裏表」なんていう歌もあったけれど、そう言う切り替わるタイミングをうまく掴んで、復興作業も進むし新しいビジネスチャンスも生み出して欲しいですよね。

気になる放射線対策にしても、既存のフランスや米国製のフィルター方式とは別のベンチャー企業からの技術を聞いたりしますが、ああいう技術はテスト的であっても検証されているんだろうか。何となく個人的に危惧するのは、既存の海外企業との契約が障害になって、そう言う新しい技術検証が出来ないような状態になっているんじゃないかと言うこと。変な言い方だけで、実際に事故に遭遇してその中で検証されたあるいは生み出された対策は効果は証明されているわけだから、この機会にそう言う技術開発をすることは、今後原発を継続していくにしても、あるいは廃炉にして全廃するにしても、必要になる技術なんですからね。

もう一つ、ピンチをチャンスに変えるということは、「希望」を与えることにもなると思います。仕事で、ミスとかトラブルが重なりいい加減落ち込んでいるときに、ちょっとしたきっかけでそれらが解決される、糸口が見えたときの快感というか達成感は、プライスレスの価値があると言うことは、仕事をしている人なら誰でも経験のあることだと思いますが、それが震災対策であれば、全国民的な「希望」になるでしょうし。こういう所に、もっとお金を投入していろいろなアイデアが出てくるようにして欲しいですね。それで新しいビジネスが生まれれば景気対策にもなるわけだし。さらに言えば、日本の独自技術として今後世界に売り込みに入れることもあるだろうし。是非、考えて欲しいなぁ。

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