2011年10月25日

メディアの姿勢

プロゴルファーの石川遼選手に、幼なじみの交際相手がいるという報道。内容自体は微笑ましいとは思いつつも、その報道がされた理由が「社会限度の常識を越えた取材活動」に困惑して石川選手の事務所(母親)が発表したというもの。芸能人や著名人、さらにはプロスポーツ選手にはある程度プライバシーが無いのは仕方ないという話も聞くけれど、でもそれってどうよと思いますけどね。さらに不信感みたいなものを感じるのは、テレビの朝のニュース等では、取材活動に困惑して仕方なく発表したというような部分は殆ど報道されず、「石川選手初ロマンス」みたい明るい部分だけを取り上げているところ。実際に「社会常識を越える取材」をしている会社とその放送局は直接関係ないとしても、「メディア」という共通のルール上でビジネスをしている以上は、やむにやまれず本来公開しなくても良いような情報を公開せざるを得なくなったことに対しての反省なり弁明なりは必要だと思うけれど。

今はソーシャルネットワーキングサービスがかなり普及しているので、自らのプライベート情報を自分で公開する人も多いわけですが、それならば自己責任だから良いとして、第三者に望みもしない情報を探られて公開されるのは何とかしてほしいもの。今回の取材合戦はビジネス上の活動とはいえ、「社会限度の常識を越えた取材活動」とまで言い切っている位ですからね。多分、今週発売くらいの何かの雑誌なりに、この記事が掲載されるんだろうと思うんですが、その雑誌社なり配信会社は「社会限度の常識を越えた取材活動」をする、非常識な会社ということになるんでしょうね。ただ、思いつく雑誌社、配信会社の過去の例を見ていると、どの会社もそれに該当しているようで、「例外」と思える会社が思いつかないというのが現状という... (笑)

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