2011年10月5日

リーダーとお遍路さん

国会は閉会中かもしれないけれど、暢気に四国霊場八十八カ所巡りを再開している前首相。そんなもの、国会議員を引退してからゆっくりやれよと、小一時間くらい言いたい気分。「首相という重荷から解放されたためか、表情にはすがすがしさも漂っていた。」と記事には書かれているけれど、まだ解決していない問題も沢山というか、殆ど何も解決せずに辞めたくせに、すがすがしい表情も何も無いものだと思うのだけれど。色々なポジションでリーダーは存在して、ましてや日本のトップにいたわけだから、どんな重荷であろうと責務であろうと、解決しなければいけない義務があると思うんですよね。それがリーダーシップ。それを結局何もしないで時間だけを無駄に浪費した罪は大きいと思いますね。本当、細川、鳩山、菅、というのが、今のところ日本の三大落第宰相だと思う。

「リーダーシップ」と言えば、「日本ではリーダーシップを発揮するとマスコミが叩いて潰す」と言っている人がいるけれど、確かにマスコミにもその意図とかやり方に問題はあることは同意するけれど、でも組織の中で階層の上に上がり、その中でも「リーダー」と呼ばれるポジションについて仕事をする場合には、当然回りからの期待値も上がるし、評価基準も厳しくなるわけで、それが政治家の場合にはマスコミが役割をしているだけ(勿論、国民が一番しないといけないけれど)。たとえば、グループリーダーよりはチームリーダー、チームリーダーよりはプロジェクトリーダーに対して、寄り厳しい評価と高い目標が与えられるのが当然。その中には、外部のエグゼクティブからの突発的な無理難題だってあるわけで、でもそれも含めてプロジェクトを何とか完了して成功させなくちゃいけないのが仕事ですからね。中には言いがかりみたいなこともあるだろうし、そんな事だって場合によっては受け入れてプロジェクトを計画通り進めないといけない場合だってあります。

あるプロジェクトのプロジェクトリーダーが、結局能力不足から批判を浴びてそのポジションを外れ、その後も土日も休みもなく残りのメンバーがその尻ぬぐいをしている時に、その原因を作った本人はのんびりお遍路さんなんかしていたら、やっぱりいい気はしないでしょうね。それなら、Excelのデータインプット位やれよと言いたいけれど、それすら出来ないんだったら、まぁ邪魔しない場所にずっと居て貰う方が良いか。

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