2011年8月22日

富士宮焼きそば@N.Y.

丁度、今朝いつも見ているCX系「めざましテレビ」のN.Y.コーナーでも放送していた、B級グルメの雄「富士宮焼きそば」のN.Y.デビューの記事。テレビを通して改めてみると、焼きそばとかああいった「鉄板系」ファーストフードって、海外でも同じような調理方法の料理があるので、結構違和感を感じませんね。さらに、「麺」というのは、中華料理をはじめイタリア等食材として一般的な素材だから抵抗感も無いだろうし。今でこそ、ラーメン店なんかも普通にN.Y.とかの街角で見るけれど、汁の中に入っている麺をすすると言う食べ方はちょっと難しいだろうと思います。それに対して、焼きそばは中華料理でもあるし、テレビでは割り箸を出していたけれど、フォークでくるくるって食べることも出来るし。さらに言えば、日本の甘いソースって、絶対にアメリカ人が好きな味ですよね。向こうに行くと"Teriyaki Source"なる、甘いソースがあるけれど、あんな味に近いですよね、焼きそばソースって。もっと甘みがあってまろやかだから、あの味は受けると思うなぁ。

お好み焼きと焼きそばを合体させて(モダン焼きじゃなく)、お好み焼きを薄く焼いて、それで焼きそばをラップして、片手で持って食べることが出来るような形にしたら、N.Y.の屋台ケータリングで受けそうな気がするんですけどね。問題はトッピングかな。日本人だと、焼きそばの具で、豚とか牛とか海鮮とか知っているけれど、焼きそばの場合ソースの色一色になりがちで、ちょっと見た目的につまらない。塩焼きそばだと、具材の様子もよく分かって良いと思うけれど、甘みというかアメリカ人受けはちょっと難しいかも。フルーツソースに出汁と調味料を合わせて、透明なやきそばソースみたいなものを開発すると面白いかもしれませんね。

焼きそばに限らず、日本のウスターソース、中濃ソース、とんかつソース、さらにはお好み焼き用ソース、焼きそば用ソースなど、いわゆる「ソース」の味って、絶対アメリカ人受けすると昔から思うんですがどうだろうか。もちろん、アメリカも「A1ソース」とかあるんだけど(笑)、薄い味というか、日本のウスターソース水で溶いたようなつまらない味というか。最近、日本のマヨネーズの味が受けているらしくて、確かに向こうの味のないマヨネーズしかない世界で、日本のあのマヨネーズの味を知ってしまったらもう後戻りできないと思うけれど、日本の「ソース味」もそれに近いんじゃないだろうか。向こうでソースと言うと、まずグレービーソースなわけだけど、あそこにウスターソースをちょっと入れて味付けしたら、全然違う物が出来るといつも思うんだけど(笑)。やきそばから、日本のソース味に目覚めるアメリカ人が今度は沢山現れるかも。

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