2011年8月7日

日頃の心がけ

東海テレビが、本来テスト用に用意したテロップを間違えて放送してしまい、しかもそのテロップがテスト用とは言え被災地を揶揄するような不適切な内容だった事故。流石に、それでは不味いと事前に指摘した人も居たようですが、結果的にそのまま流れてしまい今回の大きな事故になったようですね。作った人(委託先のCG業者?)は、多分「テスト用だから何でも良いじゃん」程度の理解だったのかなぁ。

放送事故とはちょっと違うかもしれないけれど、本来ドラフト、練習、非公開の話や情報が間違って外に出てしまう事って、たまにありますよね。ファイル名の間違いから、非公開のPPTを外部に見せてしまうとか、本当はちゃんとした資料を準備していたのに、間違って政策途中の方のファイルを持ってきてしまったとか。

東海テレビの話を聞いて、ちょっと自分自身への戒めとして再認識したのが、お客様との接触について。ビジネスマナーとして、社外のお客様を話題に出す場合には「xxxx会社様」とか「xxxx工業様」という言い方をするわけですが、実際にお客様とお会いしているときは当然しても、例えば社内の身内同士で仕事の話をしているような時には、つい「xxxx会社」と呼び捨てにしたり「xxxx会社さん」と言う言い方をするのはまだ良い方で、もっとフランクな言い方(ニックネーム、隠語、通称)を使ったりします。で問題なのが、そういう言い方をしていると、本番のお客様の前でもついその言い方が口から出てしまうこと。要するに、常日頃からちゃんと意識して頭と言うよりも身体にたたき込んでおかないと、本番でも出来ないというごく普通の事なんですよね。

逆の立場になったとき、個人的には会社名とか組織名を「xxxx様」と呼ぶのは変だよなぁと思うし、個人名を呼ぶときだって「xxxxさん」で十分だと思うので、余り杓子定規にする必要も無いと思うんですよね。聞き方によっては、褒め殺しじゃないけれど、妙に馬鹿丁寧なのはその裏返し? なんていう、天の邪鬼な考えも出てしまうし。いずれにしても、言い方の問題、言葉の問題はあるけれど、結局はそれが本番か練習か別にして、常に相手のこと、その話の事を真剣に考えているか、と言う事ですよね。それをちゃんと実行していれば、本番で間違ってテロップを流すこともないし、そのテロップにしても例え外に出ない物であっても、ちゃんとそれなりの内容・レベルの物を準備するだろうし、そもそもそんな中途半端な無意味な物を作ろうとも思わないはずだし。結局は、日頃の心がけ、その人の資質ということなんですよね。

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