2011年8月5日

オリエンタルランド

国内のテーマパークで、というか、多分世界で最も成功しているテーマパークと言っても良いだろう東京ディズニーリゾート(TDR)。確か、年間の売上高は3,000億円くらいある、巨大企業ですよね。ただ、流石に震災の影響が大きくて、第一四半期(4~6月)の売り上げは40%以上も減少し、30億円の赤字を計上したという記事。この中には、震災で被害を受けた施設の改修費なんかも含まれているんでしょうね。それでも、500億円近い売り上げがあるんだから、やっぱりさすがだと思いますけど。

記事の中では、震災による休業と、再開直後に震災前から予定していた入場料の値上げで客足が遠のいたという話が書かれていますが、確かにタイミングとしてはもう少し間を開けた方が良かったかも。値上げ後しばらくして、いろいろと割引切符のCMをテレビでよく見た記憶があるんですが、あれは今にして思うと低迷する顧客獲得のためのてこ入れだったんでしょうね。その前にも、鳴り物入りで開始したシルクドソレイユの「ZED」も年内で打ち切ることを発表しましたが、TDRにしてはいろいろとタイミングが悪く重なった感じですよね。

難しいのは、TDR位の規模・成功した施設になると、客足を取り戻すためにじゃぁ単に安売りをすればいいかというと、そうも行かないこと。いわゆる「プレミアム感」というものも、TDRの魅力・価値の一つですから、それが薄まってしまうと、既存のリピーターも離れてしまうかもしれない。以前ほどのレベルにはすぐには戻らないかもしれないけれど、この第二四半期(7~9月)は、夏休みも例年よりも長く取る傾向があるし、自分の周りの雰囲気でも出かける機運が高いように感じるので、結構持ち直すんじゃないでしょうかね。

いわゆる企業城下町じゃないけれど、TDRが元気にならないと、周辺のホテル業も大変だし、さらには国内・国外からのツアーパッケージだって大変だし、かなり波及効果は大きいですよね。景気の牽引役として、TDRにはますます頑張って貰わないと。その為にはTDRに通わないといけないけれど、でも、どうせ行くならOrlandeのDisney Worldがいいなぁ(マテ)

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