2011年7月4日

不遜な大臣

「知恵を出さない奴は助けない」この字面だけだと、叱咤激励とも突き放しとも、どちらにも取れる文章ですね。で、今朝の時点で掲載されている新聞各社の記事を並べて見ると...
な印象を持ちました。で、たまたま朝のニュースを見ていたら、宮城県の村井知事との会談の様子が流されましたが、先に会議室に入っていた松本大臣は、後から知事が入ってくると、もう因縁つけている見たいな言い方。これが、何か不祥事があって、それに対して苦言を言うのならまだ分からないでもないけれど、逆の立場ですからね。しかも、ソファーに反っくり返って話をしている態度は、何か893のような印象。

「口が悪い」大臣は、過去にもいろいろいて、それが愛嬌と見られた人もいたし、暴言として厳しい立場に追い込まれた人もいました。この松本大臣も、環境相時代には多難な「名古屋議定書」を最後にまとめたり、それなりに業績が評価されて良い人。最近の「自公民大嫌い」発言もある意味正論だと思うし、その前にも菅総理の退陣をいち早く表明したりと、政治家としては比較的まっとうな人という印象もあるんだけど、TPOをわきまえていないと言う事なんだろうか。で、何となく雰囲気というか印象が麻生元総理に似ているなと思ったら、この人も福岡の出身で、しかも実家はゼネコンを経営しているという、似たような環境。そうなると、麻生さん的な「べらんめえ口調」も何となく納得してしまうけれど、でもこの人の場合は麻生さんほどの表情が無いから、裏の意味、本来の意図が伝わらないでしょうね。

今回の件も、本人にとっては被災地に対しての叱咤激励、若い知事に対しての礼儀作法伝授のつもりだったかもしれないけれど、漢字の読み間違え、少しの言葉足らずが政治生命を立たれることもある政治家なんですから(笑)、少なくとも誰もが納得できる言葉遣い、言い方、態度を取ることも政治家に要求される資質の一つのはず。「見た目は綺麗だけど不味い料理」よりは「見た目は悪いけれど美味い料理」の方がまだ良いけれど、リーダーと言われる人達は「見た目も味も満足出来る料理」を作る事が使命なんですから。

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