2011年6月30日

キレる知事

先日、何かのイベントで参加者に配布された、伊藤園のドリンクの賞味期限が切れていた事で、川勝県知事が烈火のごとく怒り心頭の会見。「静岡県の空の玄関、静岡空港に看板があるのはけしからん。撤去せよ」と言ってたんですが、子供の喧嘩じゃあるまいし... 伊藤園としては、イベント協賛のつもりで提供したのにとんだとばっちりですが、提供時には賞味期限内だったけれど、使用時期を確認しなかったのはミスかな。県側としても、配布時に確認しなかったのはミス。どちらに責任があるかと言われれば、やはりイベント主催者の県側でしょうね。だから、県知事が怒るべきは自分の部下であって、少なくとも空港からの看板撤去なんていうのは、言いがかりですよね。

この知事さん、先日の茶葉の汚染の時にも「お茶として飲むときには20ベクレルになる」とか力説していたけれど、そういうことも含めて荒茶や煎茶としての閾値が決められているわけだから、お湯で薄まるというような理屈は通じないと思いますね。もちろん、それと今設定されている規制値が妥当なものなのかは別の話。でも、ルールとして決められている以上は、自分の都合でグランドルールを作るのは、ルール違反ですよね。この知事さん、善いことを言うと感じる時もたまにあるけれど、結構感情的というか、なんでそんなにキレて話をするのか不思議です。でも、例えば橋下大阪府知事にしても気に入らないことがあるとキレながら会見したりするし(あれは、芝居の部分もあるんだろうか)、

感情を表に出すなと言うつもりはないけれど、少なくとも大きな組織のトップ、リーダーなわけだから、感情発露の前にまず相手を納得させる事が大切なはず。それも、ちゃんとロジカルに。何も言わない首相も困りものだけど、キレるだけの知事も同じくらい困りものです。

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