2011年4月19日

光合成

化学は得意じゃなかった(だからといって、物理が得意だったとは言わないが)ので、「光合成」と聞くと「光と水から酸素を作っている」位の理解しかないんですが、電気エネルギー何かも取り出せるんですね。今回は、まだ構造解析で実際に人工的な光合成を行うことは出来ないみたいなんですが、こちらの記事なんかも読むと、両者の知識や技術を融合すれば、目的とする人工光合成と、そこから電気や化学原料を生み出すことは、そんなに難しくないように素人の私は思ってしまうのですが。

今回の震災で、エコエネルギー、特に太陽電池に注目が集まっているわけですが、この発電効率をさらに飛躍させる、あるいは同じ「太陽光発電」であっても全く別のものが誕生するとなると、震災復興の足がかりとしても、日本の産業構造変換についても重要な役割になりますよね。私は、日本の産業や経済活動を支える基幹エネルギーとして、原子力発電にはまだまだ依存する部分は大きいと思うので、福島の事故は出来るだけ速やかに解決して、かつ何が問題でどう言う対策があれば回避可能だったか、それをしっかり解明し、既存の施設に早急に適用するべきだと思っています。ただ、今回の事故の規模や影響が大きいだけに、既に建設途中や停止中の施設を含めて、今後これまでのように原子力発電施設を増設していくことはかなり厳しいのも事実だと思うんですよね。そういう中で、使用寿命を向かえる施設がこれからどんどん生まれてくるわけだし、それに対しての代用施設を考えないといけない。火力発電にしても、施設の老朽化もあるだろうし、今ですら厳しい発電用のエネルギー手当がさらに厳しくなるのは目に見えているから、それに対しての対策・担保もしないといけない。ただ、その減少分を今のエコエネルギーで埋める事は出来ないのは事実だし、何か画期的な技術が必要なわけで、この人工光合成やオーランチオキトリウムみたいな技術を、今回の震災復興活動に絡めて進めるのも良いんじゃないだろうか。復興費用捻出のために、消費税を3年の時限ながら3%上げる話が出ていますが、それを5%にしてもいいから、こういう技術を一気に加速させて実用化させる位のチャレンジを今回して欲しいと思いますね。それが本当の意味での日本の復興にも繋がると思うし。

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