2011年4月8日

それって、本当に福島の影響?

中国のホウレン草1kgから、1~3Bq(ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出されたという記事。正直なところ、「本当に福島の影響??」と聞いてみたいところ。いゃ、だって福島原発付近の風向きは一定方向に固定はしていないものの、大体西から東方向に吹くわけだから、福島よりも西にある中国に福島の放射能が影響するためには、多分地球を一周しないと届かないと思うんですよね。で、さらに気になるのが、このデータ。中国環境保護部(?)の放射線の観測データなんですが、昨日のお昼頃のデータがこれ。北京が76.0 nGy/h、天津が85.1 nGy/h。一方で、横浜の同時期のデータを見ると、それらの半分以下。もっと福島に近い東京都(新宿区)の最近のデータを見ると、これで少し高め(1000 nGy/h=1 μGy/h)になるけれど、でも中国国内ではもっと高い場所もあるわけですよね。実は、データが掲載されている3月15日頃の値なんて、今の半分以下。中国のデータで、今見ることが出来る計測値は震災翌日の朝、3月12日の朝のデータだけど、これって現在の値とあまり変わらない値。と言うことは、中国の「正常値」って、日本の通常値と比較して常に高い状態にあるわけで、その影響を受けてのこの「ホウレン草」じゃないかと思うわけです。

で、BqからSv(シーベルト)への変換ツールがここにあったので、「3ベクレルのホウレン草1kgを一日に食べた時の線量」を計算してみると、「0.066 μSv=66 nSv」。一般的に、1 Sv=1 Gyと言えるから、「66 nSV=66 nGy」。ところが、この値は一日の摂取量なので、先の計測値に合わせて一時間当たりの値にすると、66/24=>2.75 nGy(nSv)ということで、大気中の観測値のほぼ誤差範囲と言っても良いくらい。勿論、ホウレン草以外の食物も食べるだろうけど、普通ホウレン草1kg(大体、スーパーで売っているホウレン草の一束が200~300g位か?)も食べるなんて、ポパイ以外考えられないし(笑)。だから、環境に関しては日本よりもかなり大雑把な中国の場合、「それつて、福島関係ないんじゃない?」と思うわけです。

で、お隣韓国では、まぁ針小棒大な国民性もあるんだろうけど、こんな騒ぎになっているらしいけれど、「それって、中国から飛んで来たんじゃない?」と私は思うんだけれど。まぁ、海中への汚染水投棄については、事前の根回しが無かった政府の対応がまずいとは思うけれど、間に日本列島もあるわけだし、太平洋の反対側のカリフォルニアとかが騒ぐなら分かるけれど、風向きから言って一番遠い(一周回ってきた)中国や韓国が騒ぐのがよく分からないですよねぇ。まぁ、中国の場合は、裏の意図があるんだろうし、韓国の場合は例によって国民性だけだろうけど。現場の人達は最悪の環境の中で最大限の努力をしているだろうけど、世間は結果ありきですからね。とにかく、原子炉が冷却停止しないことには何を言っても無駄なのも事実。長期戦になるとは思うけれど、そこは日本人の意地と力を見せて、外野のノイズは気にしないで現場の人達には目の前の事に集中して欲しいです、本当に。

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