2011年3月31日

標準電波送信所(JJY)

「標準電波送信所」というよりは、無線をやっている人には「JJY」と言った方が通りが良い訳ですが、震災で東日本の送信所、福島にある「おおたかどや山標準電波送信所」が停止しているため、現在は西日本の「はがね山標準電波送信所」のみが機能しています。幸いなことに、自宅ではどちらの電波も受信出来るので、今のところ大きな時刻のずれは起きていません。でも、普通ならば距離的に近い「東日本」の電波を受信して、時計の表示にも"E"(East)と表示されるのだけれど、震災後は"W"(West)の表示になっていて、ここからも震災の事が呼び起こされます。

今の壁に掛けてある時計とか、窓際の棚に置いてある目覚まし時計は、ちゃんと西日本の電波を拾ってくれるんですが、腕時計はやはり受信機能で差があるのか、取れないときもあるみたいですね。今見たら、受信出来ない状態という表示になっていました。昔は、水晶発振等を組み合わせて、とにかく遅れない・進まない時計、「月差3秒」なんていうのが売り物でしたが、電波時計がどんどん普及して、多分受信ユニットもコストが下がって感度が上がったんでしょうね、今では普通に電波補正機能が内蔵されています。その分、昔のように基本機能での時差補正は少し緩くなってるんだろうか。少し前には、NHKのお昼の時報に合わせてビデオデッキのタイマーを補正する機能何て言うのもありましたが、地デジ化で時報が遅れてしまうので、今では使われなくなってしまいました。今回の事から、もしかしたら時計にもWiFi機能が内蔵されて、インターネットのタイムサーバーで補正する、なんていうことも出てくるかも。あっ、携帯電話の時計何て、まさにそんな感じで補正しているわけですよね。

昔は「時計」なんて言うのは、一家に一つとか二つくらいしか無かったんですが、今では部屋毎に掛け時計や置き時計があったり、腕時計もあるし、あと殆どの家電製品には某かの「時計機能」が組み込まれていますから、停電などでリセットされたりすると大変。短い停電ならバックアップバッテリーとかあって大丈夫ですけど、今回の計画停電のような場合はどうだろう。昔使っていた、電子レンジとか室内の温水システムのコントローラーはバックアップが無くて、点検のための停電とかで電気が止まると、その後の設定が大変でしたけど。最近の停電で電気のありがたみを今更ながら感じていますが、JJYに関しても都内に出かけて補正されない状態をちょっと見ると、小さな事なんですが不便な感じがします。もっとも、秒単位の正確さを求める日本人の性質だから、なのかもしれませんけどね。アメリカ人なんか、数分くらい時計が遅れていても気にもしないし。その位の大らかさは必要かも。

トモダチワッペン

アメリカ人って、結構ワッペンを作るのが好きで、私も仕事で出張していた時の社内イベントで配布されたワッペンを今でも幾つか持っていますが、あの在日米軍の「Operation TOMODACHI」のワッペンは、日本人の方が作ったんですね

同じシンボルを身につける事で、チームの意思統一とか意志共有する、という考えがあるんでしょうね。最近では日本でも見かけるけれど、以前はあまり見なかった行為じゃないかと思います。

もともとは在日米軍用に寄付していたのが、今後はチャリティー販売をして、差額は震災復興用に寄付すると言うことですけど、そういうこともこれまでの日本ではあまりなかった行為(方法)だと思います。アメリカ人は、何か事故とか天災があると、スローガンを印刷したTシャツとか、マグカップとか、そういう物を作って販売して、その利益を寄付する事を良くやります。日本だと、募金という方法が殆ど全てだけど、ちょっと回りくどく感じるそんな方法が彼らは好きなように思います。今回の震災でも、私の知り合いのアメリカ人が、はやり震災サポート用のTシャツを販売して、その利益を寄付したいということを考えているんですが、その彼が曰く「なんで日本人はこういうことをやらないんだろう」と聞くんですね。

その時には直ぐに返事は出来なかったけれど、もともと日本の場合は「互助会」みたいな感じで地域やコミュニティの中でまとまってサポートするよう仕組みがあったのと、国民の意識としてことさら「俺はサポートしてるんだろ」と言うことを表明する行為はあまり望ましくない、みたいな事があるんじゃないかと。アメリカ人も、別に自慢したいわけではなくて、彼ら的には多分事故とか震災に対しての思いや気持ちを「共有したい」ので、ああいう物をわざわざ作って広く販売して、ということをやるのかなと思いました。別に震災対策だけでなく、何か募金したい(例えば学校の施設を拡充するとか)と言うときも、単純にお金だけ集める「募金」ではなく、何か物を作って販売して、その利益を募金に回すと言うことを良くやります。ふと思ったのは、お金を集めるための苦労も経験するために、そういうことをやらせるのかなとも感じます。いかにも、ビジネスの世界であるアメリカらしい感じも。

日本でも、最近は同様の手法で募金や基金を募る活動を見るようになりましたけれど、やはり一過性というか、買ったものにしてもその時は身につけたりしていても、暫くすると忘れ去られてしまうことが多いですよね。ふと思ったんですが、日本で昔からある「赤い羽根募金」って、募金活動をしている間は結構胸に赤い羽根を付けているけれど、期間が終了すると捨ててしまう。どうも、あの感覚が残っているような感じがします。国民性と言ってしまえばそれまでなんですが、何か形にして残していくというアメリカ人の好きな方法も、悪くないなと個人的には思います。

水曜日の新幹線

年度末ということもあり、昨日は部門のミーティング参加のために新幹線で横浜のオフィスへ。水曜日だからなのか、震災の影響だからなのか、いつも利用している金曜日の新幹線に比較してもガラガラ度は格段に高い感じ。自由席車両はそれなりに混雑していますが、私が乗車した指定席車両の乗客は10人にも満たない感じ。1車両100人が定員ですから、10%程度の乗車率。都内のJR/私鉄が軒並み間引き運転をしているなか、新幹線は唯一と言って良いくらい震災翌日位から平常運転をしているんですけどねぇ...

帰りの新幹線はさらにがらがらで、多分自分の乗った車両は5人位? 金曜日はそれでも20~30%位は乗客がいるんですが、これも水曜日だからなのか、震災の影響だからなのか... 個人的にはゆったり座れる、空いている車両の方がありがたいですけど、やはりこれでは寂しいですね。早く、もう少し賑やかになって欲しいところです。

2011年3月30日

プレーンテキストが一番

自治体の配布文章を、PDF/ExcelからHTML/CSVにせよ、という記事。というか、プレーンテキストが一番ですよ、こういう場合。で、気になるのが最後の部分。

『通知文では「具体的な方法例」として、WordやExcel、一太郎の文書ファイルをHTML形式で保存するやり方も説明している。』

一太郎は知らないけれど、Word/Excelでそれぞれの文書ファイルをHTML化すると、鬼のようにattributeが追加されてファイルが肥大化するんですけど... あと、HTMLにするにしても、内容がテキストだけならまだしも、図表のGIF/JPGとかも含む内容だと、まとめてZipなりLhaで圧縮しないと、多分途中でファイルの欠落が発生する気がするし。そういう意味でも、Read Onlyの情報配布ならPDFが一番良いと思うし、加工などを前提にするならプレーンテキストもしくはCSV(スープレッドシート用)が一番利便性が良いと思うなぁ、私は。そりゃ、PDFでも画像とか沢山入れればファイルサイズは大きくなるけれど、それってJPGにしても同じ事だし。結局、作り方の問題ですよね、PDFにしても。

さらに言えば、メール配信についても、リッチテキストはやめてやはりプレーンテキストで配信してもらうほうが、遙かに軽量化されるわけです。変なバナーのGIFとかJPGを付けてこられても、無駄なだけだし、そういうことを気にしない・知らない人に限って、延々とそういうメールを転送で付けた長い(大きな)ファイルを平気で送ってくるわけだし。結局、いつもそういうことを経験して基本的な事を体で覚えていないと、こういうときの注意にしてもちょっとピントが外れた内容になる気がする。

ThinkPad X220

Lenovoから発表された、ThinkPad Xシリーズの新製品、ThinkPad X220。X220以外にも、W520とかT520/420も発表されているわけですが、同じモバイル機でも「重いモバイル機」には興味ないので割愛(笑)。

で、ThinkPad X220ですが、ThinkPad X200s/X201s(社用機)ユーザーとしては、やはりちょっと寂しくて悔しい。まぁ、新製品の発売前にケチが付いたIntelのSandy Bridgeモデルではあるけれど、速くなって省電力になっていれば、正直羨ましいもの。でもね、これまでのX200s/X201sがWXGA+の1440×900(16:10)であるのに、このX220が1366×768(16:9)と低解像度になってしまっては興味も半減どころか、殆ど無し。X200/X201シリーズではWXGA(1280×800)が主流だったので、それに比べれば少し横に伸びて縦が縮んだ感じで、五分五分なのかもしれないけれど... さらに、6セルバッテリー搭載で1.46Kgということは、4セルにしても1.3Kg位あるわけで、これもモビリティ重視のXシリーズ好きとしては残念。まぁ、同一構成で100g位違うX200系とX200s系なので、この比較はちょっと可哀想かもしれないけれど。で、X220sは無いんだろうか? Sandy Bridgeになって省電力化が図られたから、これまでのようにX200系とX200s系の二本立ては要らないということなんだろうか。それはそれで、現X200s/X201sユーザーとしては寂しい。

で、記事を見ていて気になるのが後半の2点。まずは、このモデルからラッチ機構無くなって磁石を使ったラッチレス機構になったようなんですが、うーん、個人的にはこのラッチレスってあまり好きじゃありません。理由は、片手でLCDが開けないから。ThinkPadのラッチ機構ってよく考えてあって、本体を机に置いて、LCDの右手前を持ちつつ親指でラッチを右にスライドして持ち上げると、簡単にLCDが開きます。磁石式の場合、閉じたときにある程度保持しないといけないので、どうしてもそれなりに磁力が強くて、これまでのモデルだと片手で本体の下側を押さえつつ、もう一つの手でLCDを開けないといけないんですよね。あれが結構面倒。携帯電話でも、Panasonic系モデルのワンプッシュ機構に慣れてしまうと、それ以外の携帯が使いづらいのと同じで、多分実際に触ってみたら同じような印象を受けるんじゃないだろうか。

もう一つの気になる点は、キーボードのEscとDelがT410等のように大きくなったと言うこと。実は、今デスクトップで使用しているThinKPad USB Keyboard with TrackPointが、この大きくなったEsc/Delキー採用の物で(噂では、T410のキーボードがそのまま使われていると言う話だけど)、もう一年以上使っているけれど、正直この二つキーが大きくなって「便利だ」と感じたことは一度も無し。逆に、キーは大きくなったけれど、タイプする位置は殆どが下半分というかキートップ下側の端を叩く感じになるので、どうもその下のラバードームとの関係が悪いのか、ちょっと反応が悪い気もします。Escに関しては、もともとF1キーの上にあったので、無意識に上側を叩くからまだ良いんだけど、Delキーに関しては、もともと下側にあった物だから、それが上に伸びてもあまりありがたいとは感じないんですよね。さらに、いつも並べて使用している、ThinkPad X201s(とX200s)とこのデスクトップ用キーボードは、キー配置もサイズも、このEsc/Delキーを除けば一緒な訳で、となるとどうしてもその二つの違いが逆にうざったいというか、「大きくなっても一緒」という雰囲気で、メリットを感じません。

そうそう、このThinkPad X220。タッチパッド無し(TrackPointのみ)モデルってあるんだろうか。今回から、タッチパッドのボタンが無くなって、タッチパッド自体がボタンの役割もするようだけど、どうしてもホームポジションを取ったときに親指がこのタッチパッド部分にかかって、Disableにしてあっても違和感があるんですよね。以前は、ボタンが丁度親指の所に触れたりして嫌だったので、それは無くなるのかもしれないけれど、でもタッチパッドの表面はパームレスト部分とは違うだろうから、やっぱり違和感は残りそう。と言うわけで、すっぱりと新製品購入は我慢できそうです(爆!)

ヤクルト vs 巨人@草薙球場

プロ野球は、計画停電と電力節約のために開幕を4月12日まで遅らせ、かつ4月中の東京・東北電力管内でのナイターを自粛しましたが、その振り替えとして26日~28日に神宮球場で開催予定のヤクルト vs 巨人戦3試合を、静岡の草薙球場に変更するというニュース。「棚ぼた」と言っては失礼かもしれないけれど、ある意味地方の野球ファンには嬉しいかもしれない。

東京・東北電力以外の場所というと、北の北海道か、後は新潟、長野、静岡? 都内をフランチャイズにする、巨人、ヤクルト、横浜としては、ある程度近い場所で、それなりにキャパシティが期待出来る場所となると、やっぱり新潟、長野、静岡あたりなんでしょうかねぇ。もう少し暖かくなったら、新潟とか長野を使うのかも。

野球だけでなく、芸能人のイベントとかも今後どうなるんでしょうね。いわゆる「ドーム公演」とかは、少なくとも東京ドームは暫く使えなさそうですよね。となると、振り替えで地方の施設、例えば浜松の浜松アリーナとかあるんだろうか。野球以外にも、いろいろ影響がこれからも出てきそうですね。サッカー(Jリーグ)とかも、どうするんだろう...

2011年3月29日

計画停電 (3)

今日は、平日では初めて? 計画停電が終日行われない予定。とにかく、一日の数時間が停電になるのも不便だし、それが当日とか直前にならないと分からないというのも、何度も書いているけれど困りもの。個人の家庭レベルでは何とか対応出来るかもしれないけれど、自分でサーバーとか抱えている企業なんかは、その度にシステムの停止と再起動をしないといけないわけで、これはかなりの負担です。

産業界も、これでは困ると言うことで、輪番制で停電する事で全体の消費電力を下げることも考えているようですが、土日とかもこのさい考えずに例えば三日操業して一日停電するとか、そういう形で全体の電力消費を下げる方がまだましでしょうね。後は、夜間電力には余裕があるはずだから、就業時間を夜間対にシフトするとか。しかし、この場合人間の生活リズムの問題もあるし、シフト出来る業種も限られてくるでしょうね。製造業なんかは、上手くすれば可能かもしれない。もともと24時間操業の所もあるだろうし。

以前、サマータイムじゃなくて電力消費のピーク時となるお昼から午後にかけての時間帯を「お昼寝タイム」にして、企業活動を一時停止にすればと言うことを書いたけれど、大口の企業が輪番制で全体の消費を下げて、日中の消費電力の多くを使用しているだろう一般企業が、ピーク時の使用を平準化するようにすれば、かなり効果があるのでは。厳密に計算すれば、それでも足りない部分もあって、結果的に現在のような計画停電が費用になるかもしれないけれど、それでも必ず電力が必要な医療機関とか交通機関への供給が途切れなければ、そっちの方が遙かに良いですしね。

いずれにしても、現在の我々の生活が「電気」を中心に回っていることを、改めて実感する計画停電ですね。

リソースマネージメント

まだまだ厳しい状態が続く、福島第一原発での対策チームの様子を伝える記事先日も書いたけれど、危機的状況にあるだけに、正確な作業が必要なのは当然なんですが、その為には現地で作業している人員に精神論だけで作業を強要するのではなく、物理的にも肉体的にも厳しい状況に耐えられるだけの余裕は必要。少なくとも、食事や睡眠に関しては十分に取れるような体制にして欲しいですね。でないと、一番重要なときにヒューマンエラーが発生しそうな気がする。

本来なら、短期間の作業をした後で、どんどん次の人材リソースを現地に投入して交代させればいいのだろうけれど、技術的な事が絡むとなかなかそういった人海戦術は取りづらいもの。そうなると、現地での人材リソースがいかに毎日リフレッシュされて、十分な体制で作業出来るか、これは一番の問題である原子炉の状況の次くらいに重要な問題と言っても良いくらい。へんな日本的な精神論で対応するんじゃなくて、これから一月二月まだまだ作業は続くくらいの覚悟が出来るように、もう少し対策して欲しいですね。

ASUS Eee Pad Trasnformer

台湾ASUSから発売された、ノートPCにもなるAndroidタブレット「ASUS Eee Pad Transformer」。下の部分は「キーボード付きドッキングステーション」というデザインなんですね。だから、ドッキングするとバッテリー駆動時間が延びるというのが面白い。中に2ndバッテリーが入ってるんだろうな。となると、合体時にどれくらいの重さになるんだろう。タブレットの本体部分だけで680gですから、1kg位だろうか。となると、今のノートブックPCとそれ程変わらないから、私だったらPC(使用中のThinkPad X201sとかX200sとか)を使い続けるだろうなぁ。キーボード付きで、700gとか600gを切るくらいなら考えるけれど。

それなら、タブレット本体にBluetoothとかの外付け軽量キーボードを接続すればいいじゃないか、と言われそうですけど、その場合タブレットの置き方が限定されるから使いづらそう。斜めにとか画面を傾けて置けないですしね。本体とキーボード一体型になると、キーボードの位置に併せて画面(=タブレット)部分の角度や位置を調整出来るメリットは、使い勝手の点では大きいと思います。

一台NTD$14,900なので、日本円だと4万円ちょっと? ちょっと微妙なお値段ですね。

2011年3月28日

被災地の未来

今回の被災地の様子を伝える映像を見ると、地震による倒壊よりも津波により何もかもが流されて更地になってしまった状況が殆どです。阪神大震災の時にも、まず悲惨な状況が沢山画面を通して飛び込んできたわけですが、阪神の時とは違ってどうしても大きな絶望感みたいなものを未だに感じます。その理由はなんだろうとここの所思っていたのですが、阪神大震災の時の状況、例えば高速道路の橋脚が折れて横倒しになった画は印象的な物の一つだと思うんですが、あの状況は確かに悲惨な状態ではあるけれど、「よし、この高速道路を元のように立て直す」という次の行動に対しての目標みたいなことも感じられたんですよね。

ところが、今回の津波のように何もかも流されてしまって、残っているのは真っ新な土地ばかりとなると、まずそこに何を戻せばいいのか、何を作ればいいのか、その手がかりと言うかとっかかりすら感じられなくて、それが阪神の時とは違う絶望感みたいな印象を受ける理由なのかもしれません。勿論、そこには家々があり工場があり学校がありと、日々の生活があったわけだけど、そういう痕跡すら感じられない状況が、なかなか直ぐに立ち上がる気力を得られない原因ではないかと。

多くの人は元の生活をいち早く取り戻したいと言う気持ちだとは思うけれど、仮に元の街並が戻っても、そこで生活していた人達のうち、多い場合は半分近くがいなくなってしまった場合、「街」としての機能は戻ってこないかもしれない。場合によっては、点在している被災地の住民がある程度集合して、それなりの規模の集団に再編成して、そこで新しい街作りを考えないといけないかもしれませんね。その場合に、どう言う産業なり事業が支えになるのか。多分、水産物を中心とした産業システムを再構築するしか無いのだろうけど、港湾の整備や加工設備などを大規模化するなどして、効率化をし、さらに街並を作るときに緩衝地帯のような場所を準備して、同じような災害が再び発生しても避難場所が確保できるようなデザインが必要でしょうね。

それをそのまま適用する事は出来ないかもしれないけれど、そういう効率化みたいなアイデアが成功すれば、それを全国の地方都市に展開して、過疎化や人口減少対策にも役立つかもしれない。失った物は戻らないけれど、そこから何か新しい物を作り上げるのであれば、無くしたものよりももっと価値のある物、未来のある物を作りたいですし。阪神のように、復興するためのシンボルともいうべき対象を見つけることは難しいけれど、それを逆手に取ってこれまでとは違う街作りを目指して欲しいなと思います。

セキュリティソフト

最近、業務で使用するPCでの会社共通のセキュリティソフトを更新することになり、指示通りにアップデート。社内では特に問題らしい場面は無かったのですが、帰宅して自宅からVPNを起動して社内システムにアクセスしようとすると、肝心のVPNが"Connection Failure"となって使えない orz 暫く設定を弄ってみたけれど、前回からの差分はセキュリティソフトしか無いので、この設定を見てみることに。結果的に、Firewallを停止すると問題無くアクセス出来ることを確認。ちなみに、VPNだけでなく一般的なサイトにもアクセス出来ない状態。

取りあえず、裏でWindows Firewallを使いつつ、本来のセキュリティソフトのFirewall機能は殺して使うというちぐはぐな状態で使っていたのですが、機能設定の一つを変更する事でやっとこれまで通りにインターネット上のサイトにアクセス出来るようになりました。

初期のセキュリティソフトって、Firewall Ruleにしても単純な物だったので、何か問題があっても対応出来たけれど、最近のセキュリティソフトの設定って、難しいですねぇ。設定項目を見ていても、なんのことか分からない項目も多くて... 結局Try&ErrorであっちをEnableにしてこっちをDisableにしてを繰り返すしかないけれど... そんなときに外部ウィルスに感染したら目も当てられないし。 何か、泥棒対策で家のあちこちに色々な種類の鍵を取り付けたのは良いけれど、あまりに増えすぎてそれらの鍵を開ける肝心のキーが見つからない、みたいな状態。便利は新しい不便を生むと言うことを、身を持って体験しました。

濃度1000万倍

日々の状況が気になる福島第一原発。先日発表になった、放射能汚染水が1000万倍の濃度というのは、その値にびっくりしたけれど、実は比較する対象が違っていたという発表。東京電力に対する対応の批判も多いけれど、個人的にはこういう危機的状況で楽をしようとか逃げようとしている人は居ないと思っているので、一生懸命すぎて値の異常さに気がつかなかったのかなと好意的に考えたいけれど、それにしてもちょっとなぁ... で、夜には物質を間違えていたという訂正があって、10万倍になったわけですが、それでもまだかなり高い値。まぁ、結果的に異常値に気がついて再確認されたわけだから良いんだけど、でも最初に値が出たときに、そういう異常値の可能性としてはあっても、実際に発生するかどうかって分かりますよね。そういうところまで、頭が回らなかったとしたら、それが震災から二週間という時間のせいなのか、あまりに対策に振り回されて正常な判断が出来ない状況になっているのだろうか。もしそうだとしたら、一度ちゃんと休みをとって深呼吸しないと。

一生懸命仕事する事は、何時間も根を詰めてやるだけではなく、引くときにはちゃんと引いて、常に自分がベストで臨んでいる事も必要だと思うんですよね。状況は予断を許さないけれど、一度現地の担当者関係者も一日しっかり休んだらどうだろうか。あるいは、ちゃんと交代要員が準備されておらず、順番に休憩を取れないような状態になっているとしたら、まずは運用上の問題を解決しないと。でないと、今度は異常値が検知されていても、それに気がつかずとんでもない被害を出してしまいそうな気がする。

2011年3月27日

Sheraton Miyako Hotel Tokyo

チームイベントのため宿泊。震災後初の宿泊ですが、特に施設などにダメージは無さそう。ところが、問題が。チェックイン後、いつものように食事に出かけたんですが、「満員」で入れず。確かに、入り口からちょっと中を覗くと、普段は見ないような小さな子供連れのグループとかで一杯。何かイベントをやってたんだろうか。お腹も空いていたので、地下の日本料理のお店へ。

ここがちょっと外れでして、付け合わせの肴が甘過ぎる味付けかと思うと、次に出てきたタラコを焼いた物は、変なわさびの味付けで舌がしびれるようなものだったり。しかもメニューをみると、この焼いたタラコが「造り」になるらしいんだけど...??? 

ご飯のおかずなら、どちらも良いかもしれないけれど、それだけ食べるとなるとちょっとなぁ... ここ、大阪のお店らしいけれど、妙に関東風の濃い味付けにしてるんだろうか。残念でした。

PriorityPass

メインカードとして使っているVISAカードの年間特典の更新時期になり、特に欲しい特典もないしなぁと毎年のように思いつつ、今年は2年振りにPriorityPassを選択することに。一昨年もPriorityPassを選択したんですが、結局一度も使うことなく終了。翌年は、そんなこともあって別の特典を選択しましたが、実はこの時の理由の一つして、その前に契約したAmexの特典でもPriorityPassが使えたから。でも、Amexの方だと、3回まで無料で、それ以降は有料というちょっと中途半端な会員契約。まぁ、RCCのカードもあるので、去年も結局一度も使わずに終わったんですが。

今回、再びPriorityPassに手を出した理由は、このG.W.に予定している旅行で使う機会があるかなと思ったから。でも、今回の震災で色々スケジュールが変わってきていて、G.W.に出かけられるかどうかも微妙になりつつある現在、このPriorityPassカードも使わずに終了~、になりそうな予感...

2011年3月26日

震災後初出社

震災が発生したのが二週間前の金曜日午後。その翌週一週間は安全確認のためオフィス閉鎖(在宅勤務)となり、今週からオフィスも再開されたので二週間ぶりの出社となります。いつものように朝、浜松駅に向かいホームでいつも使っているひかり号の入線を待っていると、心なしかいつもは非常に混雑している自由席の列も、心なしか短い感じ。指定席車両にしても、この時期は比較的すいている物の、それよりもさらに空席が目立ちます。実は、帰りの夕方のシートアサインをEX-ICで見ても、これまでよりもかなりすいている状態。やはり、東西の移動量が減ってるんでしょうか。

計画停電の影響で、首都圏の私鉄・JRの運行本数が減っているのは覚悟していたので、新横浜駅での新幹線からJR横浜線への乗り継ぎ、一つとなり菊名での東急東横線への乗り継ぎは相当の混雑を覚悟していましたが、実際に新横浜駅で下車すると予想外にすいています。菊名での乗り換えも、たまたま運が良かったのかこちらも予想以上にすいています。会社でいろいろ話を聞いてみると、昨日くらいまではけっこう混雑していたようですが、この日はたまたま運良く空いていたみたい。来週は、今のところ2回出てくる予定になっているので、また運良く空いている時間帯に当たればいいんですが...

駅によって状況が違いますが、エスカレーターが止まっているところが多いのは、今の時期仕方ないでしょうね。負担が大きい、上りは動いていても下りは止まっていたり、両方止まっていたり、両方動いていたり。あれは、駅の裁量で決まるんだろうか。会社の入っているオフィスビルは、1Fから3Fまで一気に上る長いエスカレーターがあるんですが、これは停止中。だから、皆さん少し先にある階段で3Fまで上ったりしているんですが、建物の反対側にある一階ごとに上るエスカレーターは何故か動いていて、こっちを使うと各階ごとに移動する必要はあるけれど立ったままで3Fまで上がれたりするのはちょっと変。

この3Fにはコンビニが入っていて、お昼のお弁当を購入するのが毎週の習慣なんですが、震災から2週間過ぎているのに、まだ空いている棚が多久あるのにはびっくり。もっと早い時間帯に出社した人達が買ってしまったのか、物流が回復していないのか分からないけれど、それほど震災の影響が大きくない個々でもこんな状態だとすると、都内とかが大騒ぎになるのは何となく分かる気がします。地元の浜松でも、何故かトイレットペーパーとかミネラルウォーターとか、そういう物だけ品不足になっているくらいですからね。復旧・復興のためにいろいろやらなきゃいけないことはあるけれど、まずは全員が普段通りの生活に戻り、そこからちょっとくらいの不便は我慢して少しずつでも被災地のために役立てるようにしないと、このまま空回りが続いてますます復興が遅れそう。まずは「平常心」を取り戻し継続することが、今誰にでも出来て一番必要なことなんじゃないだろうか。

ガンダム、倒れる?!

まぁ、そういう話も出るかなとは思ってましたが、コラ職人恐るべしですね、こんな画像まで作るんだから。すでに記事にも書いてますが、地震発生後翌週の日曜日に実際に現地でガンダムが立像しているところは確認していますから(笑)。

いずれにしても、震度6強だったか、結構強い揺れが静岡にもあったのに、ちゃんと自立しているのは流石日本のガンダム。某中国のガンダム?だとどうなっていたやら。本当にこの写真のように倒れていたのは間違いない?!

2011年3月25日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

所用のため宿泊。この日は混雑していたのか、いつものタワーフロアー(クラブフロアー)ではなく、22Fのデラックスダブルへ。一人で泊まるのに、ダブルの部屋に入っても、結局ベッドの一つは物置にしかならないんだけど...

チェックインはSPG Platinum特典で26Fのクラブフロアーで行い、部屋に入ると早速インターネットの接続確認。最近手続き方法が変わり、ネットに接続してブラウザーを起動すると、ホテルの認証画面が起動されるので、ここに渡されたPWを入力すれば直ぐに接続出来ます。

この日は色々仕事を抱えていたので、チェックインをして荷物を部屋に置くと、お隣の高島屋の食品売り場に出かけて夕食(酒の肴?)を購入。ハードリカーだと仕事にならないので、ビールとか酎ハイとか、軽い(?)アルコール系を流し込みながら寂しく仕事を片付けました。早めに片付いたらBarにでも行こうかと思ったんですが、結局そんな気力も残らず、大人しく休むことに。翌日も早くでないと行けませんでしたし。

東京ドーム

プロ野球の開幕は、本来なら今日からだったんですが、震災の影響でパリーグは4月12日に早々に変更決定。セリーグは、当初3月29日にずらしたものの、結局パリーグと同じ4月12日開催に落ち着き、取りあえず一連の騒動は収束しつつあるんですが、ここで気になるのは電力が厳しい地域にある東京ドームでの試合。昼間で天気が良ければ、室内照明がそれ程でなくても結構明るいんですが、その分空調とかで結構電気を消費しますから、ここでの開催は厳しいでしょうね。福岡ドームのように、開閉式ならばまだしも、完全に閉鎖空間になっていますから、ナイターでもデイゲームでも、あまり電力消費に差はないでしょう。

で、今はプロ野球が話題になっているけれど、結構ここはイベントとかにも使われます。ドーム公演なんかでは、多分プロ野球と同じくらいの電力消費が発生するんじゃないだろうか。東京ドームも一私企業ですから、ビジネスをしないことには会社として成り立たない。しかし、電力消費に対しての批判もあるけれど現実問題として途中停電など無くイベントを完了できるかは今の自伝では不明。これほどの震災を想定していなかったこともあると思うけれど、何となく文明のしっぺ返しのようにも感じてしまいます。いずれにしても、5月から6月位に節電対策の実堰を積んで、これからに備えるんだろうけど、大変そうですね。

今は東京ドームが話題になっているけれど、例えば量販店等で全部のテレビを点けているけれど、あれなんかも半分とかもっと少なくした方が良いかもしれないし、最近やっと普及しだした電子広告なんかも節約されるかも。自動販売機なんかも、一日中省電力モードに入ったままだろうし。ただ、結構省電力対策している物も多いだろうから、底からどれだけ節電できるか、厳しいかもしれない。節電対策は進めなければ行けないけれど、経済活動は逆に今以上に盛り上げないと復興対策も出来ませんしね。その辺り、どちらを取るのかジレンマがあるけれど、結局電力供給の上限は決まっているわけだから、総量規制で全体で我慢するか、今のように個別に細かく調整していくか。個人的には、やはり総量規制をして多少産業が停滞下としても、出来るだけ今の生活リズムが変わらない方が良いように思うのですが...

一気に解決出来るウルトラQの方法が無い以上、全国(厳密には東日本地域)で強力しないといけないのは確かなわけで、その為にはこれから「節約」とか「節電」というテーマの話題が流行するかもしれませんね。特に夏場にかけては、ライフスタイルの変革みたいなものが生まれてくるかも。そうなると、「野球はやっぱり自然の空気の中で」という回帰が生まれて、結果的にドーム球場はアメリカのように減衰していくかも。それはそれで、一つの自然の要求なのかもしれませんね。

2011年3月24日

少し重くなっても大容量バッテリー?

SONYから登場した、スマートフォンも充電できるUSBポータブル電源。震災の後だけに、こういうツールの必要性を切実に感じますね。私は、以前も書いたように自分のPC(ThinkPad X200s/X201s)をベースに、これをUSB充電器にも使うようなことをしているので、多分この製品は購入しないだろうけど、太陽電池パネルと組み合わせて自動的に常に満充電状態になっているようなことが出来れば購入を考えるかも。

同じような理由で最近ちょっと考えを変えたのが、ThinkPad達のバッテリー。これまでは移動の利便性を考えて、バッテリー容量(駆動時間)よりもより軽くてスマートな一番小さな物を好んで使っていましたが、やはり今回の震災のようなことがあった場合、自分のように携帯とかiPodとかにも給電する事を考えると、ある程度大容量のバッテリーが必要なのかなと。バッテリー自体は、予備の物も含めて幾つかあるのでそれをとっかえひっかえ使えば良いけれど、困るのは移動中とかで手元に本体しか無くてその本体に接続しているバッテリーだけでどれだけのことが出来るか、ですよね。

X200s/X201sの場合、フラットで一番軽量の4セルスリムバッテリー、標準的(?)な少し底が高くなる6セルバッテリー、最大容量の後ろにも飛び出る9セルラージバッテリーの3種類のバッテリーがありますが、大容量だけど使い勝手も悪い9セルはちょっと論外だけど、4セルか6セルか、ここで悩みますね。価格的には、4セルよりも6セルの方が(数が出ているから?)安いんだけど... 一つ大きな事象が発生すると、それに付随して色々な悩み事が生まれてきますねぇ。疲れます。

システムトラブル (3)

未だに解決しない、みずほ銀行のシステムトラブル。今朝のニュースでも、まだ未処理の案件が1000件以上あるというので、今朝自分のオンライン口座にアクセスして確認してみました。で、無事に今月分の給与振り込みがされていて、取りあえずは一安心。銀行のサイトには、大きく今回のトラブルに対してのお詫びと震災に対しての告知が掲載されていて、銀行も大変だと思うけれど、是非速く完全解決して欲しいですね。

2011年3月23日

システムトラブル (2)

連休前から発生していた、みずほ銀行のシステムトラブル。同銀行をメインバンクとしている自分としては、この連休中の復旧を願っていたんですが、昨日会社の人事部門より、みずほ銀行を給与振込先として登録している社員の給与振り込みが遅れるかもという通達がありました。今朝のニュースでは、みずほ銀行の給与振り込み作業を、他行が分担して何とか間に合わせるようなことも言っていたので、まぁ予定どおり明日24日には振り込まれるだろうけれど、それにしても困った物ですね。丁度給与振り込みに当たって処理数が多いこともあるけれど、連休三日間をATMまで止めて対策したわけですから、もうちょっと進展があっても善かったかなと言う気持ちも正直あります。

丁度震災と重なったので、何となく震災の影響?という思いも浮かんできて、それが何となく「問題だ」と思う気持ちを抑えている感じなんですけど、実は本来はこういう問題を起こしてはいけない銀行の基幹システムのトラブルなんですよね。いずれにしても、早い回復を祈ります。

サマータイムよりはシエスタ

現在の倍近い電力需要が想定される、夏場の電力不足対策でサマータイムやフレックスタイムを導入してはという話。フレックスタイムは、会社単位で始業時刻や終業時刻を分散させれば効果はあるかな。個人単位だと、結局会社の就業時間が長くなるだけのような。同じような理由で、サマータイムも導入しても、電力需要のピークが一時間全体的にシフトするだけで全部の消費量はあまり変わらない気がするなぁ。

やっぱり重要なのは、お昼頃から午後にかけての電力ピークをいかに下げるかですよね。ここを下げないと、意味がない。そこで思いついたのは、日本でも「シエスタ(Siesta/午睡)」を取り入れたらどうだろうということ。つまり、これまで12:00前後に取っていただろう1時間のお昼休みを、2時間とか3時間にすることで、お昼の電力ピークを下げて分散させること。で、増えた1時間とか2時間に関しては、給与計算に含まない代わりに、社員は自由に出来るようにする。例えば、その2時間でスポーツクラブとか習い事に通っても良いし、3時間あれば場所によっては一旦帰宅して食事をして、何て言うことも可能かも。お昼の時間帯も分散するから、同じようにこの時間帯にピークになるだろう、食堂とかレストランのエネルギー消費も平準化されるだろうし。

社員にしてみると、一日の拘束時間が長くなるから嫌がる人も増えるかもしれないけれど、期間限定と言うことでその当たりはある程度の強制力を持たせる必要があるかも。でも、仮に12:00から15:00の3時間があれば、その間に通院したりお昼しか空いていない金融機関とか公共機関にも行けるだろうし。逆に、業務終了が遅くなることで、例えば子供を預けている人などは困るかもしれないので、そういう人にはフレックスタイム等を利用してもらったりお昼休みを短くすることで、影響しないようにする必要はあるでしょうね。

いずれにしても、去年のような猛暑になるとエアコン需要が一気に跳ね上がるからどうするんだろう。今年だけは、農作物への影響も気になるけれど、冷夏になることを今から祈るばかりです。

ANA InterContinental Tokyo

前回に続いて、ANA InterContinental Tokyoに。この時は昼間早い時刻にチェックイン出来そうだったので、一年越しのプランを実行すべく奮発してクラブインターコンチネンタルを予約。35Fのクラブフロアーでチェックインして、アサインされた部屋に向かうと...

入り口を入ると、左側にはソファと広いビジネスデスク。その横には大型の液晶テレビ。イスの後ろの黒い棚の部分には、冷蔵庫やミニバー等が入っていて、正直ちょっと使い勝手は悪いかなという感じ。イスに座っていると、引き出しや扉が開きませんしね。

で、その正面(入り口右手)には...
 ベッドルームがあります。入り口の直ぐ右手に鏡があって、その部分は実はクローゼットになっているのでちょっと出っ張っているから、まるまる全部ベッドルームが見えるわけではないのですが、結構広い感じ。ここで、通常の部屋じゃないなと言うのが感じられて、PCでホテルのサイトを調べてみると、Junior Suiteにアサインされたようです。

ここでフト気付いたんですが、バスルームやトイレはどこだ、ということ。デスク周りには何もないし、何となく怪しいのはベッドルーム奥の扉らしき物。で、この扉を右に引いて開けてみると...
こんな感じで、さらに奥に洗面所、バスルーム、そして右手にトイレと言う配置になっていました。確かにホテルの部屋のレイアウトを見ると、横長の配置になっていますね。このホテル、三角形の形をしていますが、その頂点部分三カ所にはいちされているようです。

洗面所がダブルシンクで広いし、バスルームもシャワーがバスタブの外にある広い設計なんだけど、何故かトイレが狭くてちょっと落ち着かない。奥行きはあるんだけど、横幅が狭いので少し窮屈な感じです。

部屋の形状から仕方ないのかもしれないけれど、ちょっと全体のレイアウトがアンバランスですね。ベッドを窓際に移動して、その分クローゼットを広くするとか、ちょっと工夫が必要かも。
部屋の窓の外には、こんな黄色いど派手なビルが。調べてみたら「赤坂インターシティ」でした。下の方はオフィスフロアーで、丁度正面の少し細くなった所は、外国人向けマンションフロアーらしい。最上階の29Fは、居住者用のフィットネスジムがあるそうで、バブリーなビルだ(笑)。まぁ、それがいかにも六本木らしいというか...

夜は、新しくなったクラブフロアー(と言っても、改修されて一年以上過ぎているけれど)に行ってみました。流石に、広くて、下手なバー・ラウンジ顔負けと言って良いかも。自分がこれまで宿泊したホテルのクラブラウンジの中では一番です。ただ、昼間チェックインした時に対応してくれた女性スタッフのうち、一人は問題無かったんだけど、もう一人の人がちょっと怖かったのが原点かも。悪気はないんだろうけど、なんかちょっとブスッとして突っ慳貪な対応だったのが残念。

仕事で、夜遅くチェックインして、朝早く出るようなときには勿体ないけれど、少しゆっくり出来るときにはここは良いかも。周りも賑やかですしね。

2011年3月22日

交流電源

連休中は計画停電も無かったものの、週明けの今日からは再び計画停電が予定されています。今回の震災では、東京電力、東北電力という、50Hz地域の電力会社が被災して、それにより電力供給が厳しい状態になったわけですが、だからこそ東日本(50Hz)と西日本(60Hz)の違いを、そろそろ統一しなきゃいけない時期ではと言う気がします。こちらの記事が詳しいと思うんですが、交流変換可能な施設は全国で3カ所で、全体の電力も100万KW。

自分が子供の頃は、同じ商品でも50Hz用、60Hz用と2種類作られていて、浜松は60Hz地域でした。だから、たまに秋葉原に買い物に行く場合には、関東用の50Hz対応製品ではなく、60Hz用製品あるいは50Hz/60Hz両用の物を選ばないといけない時代。その後、機器によっては50Hz/60Hzの切り替えボタンが付いてくるものもあって、良くあったのがAC電源を利用した時計。交流のサイクルをクロック代わりに使っていて、それで分周して計時していたので、50Hz/60Hzを間違えると偉いことに。後、掃除機なんかも周波数違いの製品を使うと、モーターが過熱したり(50Hz用を60Hz地域で使う)なんていうトラブルもありましたね。ただ、その頃から比べて、一般家庭の電化製品の多くは、今では交流周波数の違いなんて意識しないで使える物が殆どですよね。多分、工業関係では今でも依存する部分があるのかもしれないけれど、一般家庭や地域に散らばっているの数から言えば、どうしても50Hz/60Hzに依存しているものって、かなり減少したんじゃないでしょうか。

この震災を切っ掛けに、というと語弊があるかもしれないけれど、日本全国で柔軟に電力需要に対応出来るように、今回を機会に統一したらどうだろう。只悩ましいのは、どちらに合わせるか、ですよね。震災で被災した施設に新規に機器を入れるときに切り替えるのが一番効率が良さそうだけど、一刻も早く電源復活を願っている被災地のことを考えると、まずはこれまで通りの電力供給が最優先ですし。また、60Hz地域に50Hzを流すのは効率が低下するくらいの影響で済むけれど、50Hz地域に60Hzを流すと過負荷でトラブル発生する恐れもあるし。

とは言っても、将来のことを考えると、やはり交流電源の統一は必要だと思います。例えば新規製品は必ず両周波数対応を義務づけるとか、エコポイントではないけれど、そういうインセンティブで買い換えさせるとか。ただ、アナログ停波の場合は、最悪テレビが映らなくなるだけで済むけれど、周波数変更の場合機器の破損だけでなく、そこから発熱して火災等の被害も考えられるので厳しいとは思います。地震や津波の被害対策はこれから活発になるだろうけれど、この電源対策についても同じくらいのレベルで必要なんじゃないだろうか。

Sheraton Miyako Hotel Tokyo

暫く、いろいろドタバタしていたので、溜まっていた宿泊記を更新。

大学時代の友人と渋谷での飲み会のため宿泊。流石に、もういい年なので昔のように夜通しでと言うことは出来ないけれど、それでもチェックインしたのは日付が変わった頃。流石に疲れて、歯を磨いて直ぐにベッドへ。翌日も、珍しく遅めに目が覚めました。

5F/6Fだったかな、現在改修中ということでエレベーターのボタンに蓋みたいな物が貼られていたのがちょっと可笑しかった(笑)。回収後はどうなるんだろうか。もし綺麗になるなら(なるはずだけど)、今度はそっちに泊まりたいですね。この日は11Fでした。

リアルガンダム@静岡

日曜日、久しぶりに天候が良く暖かかったので、思いついてちょっと静岡までお出かけ。目的は、言わずとしれた「リアルサイズガンダム」。去年の夏から展示しているのに、気がつけば来週末で終了。最終日は流石に混雑するだろうし、祝日である月曜日は天気が悪そうなので、思いつくと慌ててカメラ(EOS 7D)とレンズを準備をして、東静岡の会場に向かいました。

静岡までは、新幹線で移動。こちらは通常通りの運行で問題無かったのですが、静岡から東静岡まで1駅の移動が、JR東海道線が計画停電の影響で間引き運転されていて、静岡駅で20分の待ち合わせ。これ、帰りの時も引っかかり、丁度東静岡ホームに下りたところで下りの列車が発車してしまい、直ぐに来るだろうと思ったら次の下りの列車まで30分近くも間が空いてしまいました。まぁ、仕方ないですけど。ただ、来るときは10分間隔位の時もあるし、来ないときには20分30分間が空いてしまうのは、もう少し何とかならないかと。

で、ガンダムな訳ですが、この日は20度近く気温も上がる暖かい日で、天気は曇り空で余りよく無かったけれど、こりゃぁ結構混雑しているかなと思っていったんですが、場内は拍子抜けするくらい空いていて、じっくりとガンダムの写真を撮影する事が出来ました。これまで、新幹線の車窓から何度か眺めていたけれど、新幹線の一が高いためかあまり大きく感じなかったのが、やはり足下から見ると大きいですね。これはお台場で見たのと同じ印象。あと一週間で、このイベントも終わりですが、次は何処にガンタムは立つのだろうか...

2011年3月21日

空の棚

被災地からは勿論、計画停電など震災の影響を受けている首都圏からも遠く離れている浜松。ニュース等で見る、GSの長い行列も自宅近くのGSでは見ることもなく、でもレギュラーガソリンの小売価格が150円を睨みだしたのは、やはり原油の高騰もあるけれど全国的な物不足が原因なのかなと思うこの頃。ちょっと、そんな感じであまり震災の物不足の影響は受けていないと思っていたのですが、昨日スーパーに行ってビックリ。何故か、トイレットペーパーの棚と、カップ麺などのインスタント食品の棚だけが70~80%位空になっていたから。別のスーパーに行っても同様で、後は缶詰類も少なかったけれど、それ以外の生鮮食品だとかは普通に並んでいるのに。

好意的に考えれば、こちらで物資を購入して震災地域に送ってあげているのかもしれないけれど、個人で個別に送るシステムもまだスタートしていないだろうし、そういう部分は行政に任せた方が良いように思うんですが。群集心理というか、我々の世代だと、やはりオイルショックの時のトイレットペーパー騒動を連想させる光景です。まだまだ被災地の生活は不安定ではあるけれど、それを支える地域の生活まで不安定感を持っていてはどうにもならないですよね。個別に、知り合いなどから頼まれたならば仕方ないけれど、そうでないならばまずは自分の足下をしっかり見ないと。あと一週間もしたら、こういう状態も落ち着いて、自宅のトイレに山積みなったトイレットペーパーの様子に、ため息をつくようなことになるんだろうな。

Disaster Recovery

開発という部門にいて、今回の震災ではいろいろと影響を受けた(受けている)訳ですが、ここ数日切実なのが「災害対策(Disaster Recovery)」。会社のシステム(メールやデータ共有システム)は海外にサーバーがあるので、今回の震災とは無関係で、通信経路(インターネット)さえ確保できれば震災直後でも利用可能でした。問題は、開発と言うことで様々なローカルバーを持っていること。

課題は二つあって、一つは既存データのバックアップ体制、もう一つが使用中のデータの迅速な回復体制。前者の場合は、例えばBlu-rayとかテープにバックアップを取ることは何処でもやっているでしょうけど、そのバックアップ済みのメディアを複数作成してどう分散保管するかと言うことがちゃんと決められていて実行されているかということ。定期的にバックアップ作業をするような手順になっていれば良いんですが、実はその場合結構手間とコスト(メディア代)がかかります。また、そうやって作成したバックアップメデイアをどのように保管するかというのが頭の痛い問題。一つは手元に保管するとしても、それ以外のコピーを保管する場所って、多くの企業の場合困るのでは。大企業なんかだと、例えば関西と関東で保管するとか、あるいは何処かに保管専用の倉庫を準備するとかいうのも可能なんでしょうけど、セキュリティも含めて運用管理も大変ですよね。

で、困るのが後者の使用中データの回復。例えば、今回の震災がもっと近い場所で発生して、サーバーが停止するとかディスクがクラッシュした場合、直ぐに代替機を準備して最新データをリロードして環境を再構築しないといけないわけですが、なかなかそこまでは厳しいですよね。大体、代替機を準備出来るかどうかも怪しいし。また、ある程度古いデータはバックアップにもあるだろうけれど、まさに今使っていたデータなんてどうリカバリーしようか... 「だから、クラウドなんだ」という声を聞こえてくるけれど、クラウドと言ってもネットワークが回復しないと使えないわけで、その辺りどの程度影響するかによって、クラウドと言えども安心できないでしょうし。特に、ネットワークが混雑してパフォーマンスが落ちると困りますし。また、結局クラウドで対応出来ない仕事も多々あるわけで、実際に自分が関わっている作業だと、何十、何百GBというデータを日々扱うので、とてもクラウドで対応出来るとは思えないし。

以前も地震が発生した時には、同様の話が出て、その時は今回ほど被害が大きかったわけではないので、バックアップ体制の確認とかそういう程度でしたが、今回は直接の被害もあったのでかなり真面目に対策を考えないといけない状態。次は関東、東海、と来ることは確実なので、早めに手を打たないと行けないとは思いつつ、あまりに現システムで固定化している状態に、さてどこから手を付けようかと悩む連休です。

2011年3月20日

UA MPアップグレード特典

United AirlineのFFP Mileage Plusのアップグレード特典が6月15日から改正されるという記事内容について書かれているページを読むと、
  • OnePassメンバーに併せて、(US?)国内線のアワード特典が片道700ml.以下になること
  • 区域分けの変更
  • UA/Star Alliance特典の必要マイルがアップされるが、人気路線(北米-ハワイ、カリブ等)は変更無し
  • UA/Star Allianceアップグレード特典の必要マイルがアップされる
全体的には、より厳しい(必要マイル数が増加)改正が多いですよね。特に痛いのが、アップグレード特典。Bクラスを購入してマイルでアップグレードするというのが一番よく使うケースなんですが、これまでならUSまで片道12,500マイルであったものが、今後は30,000マイル! 倍増以上ですよねぇ... 逆にStar Allianceアップグレード特典だと25,000マイルで少ないというのがなんだかなぁ...

今はまだ1KでSWUとかあるので良いんですが、今後は1Kを維持するのも難しくなるだろうから、となるとマイルアップグレードが頼みの綱になるわけですが、ちょっと厳しいですね。これを機会にANAに乗り換えようかと一瞬思ったけれど、日本国内線よりはUS国内線に搭乗する機会の方が圧倒的に多い自分にとっては、やはり米系航空会社中心の方が利便性も利益も大きいし。DLはどうしても昔のNWのイメージがあるし、合併後の評判もそれ程良くないし、AAはUS国内は良いけれど、太平洋路線がちょっと弱いし、結局消去法でUAなんですよね。何となく、UAの術中にはまっている感じ。

NHKの超望遠カメラ

震災後の最大関心事の一つ、福島第一原発の様子を遠方から撮影している映像なんですが、こんな超望遠カメラを使ってるんですね。1台3,000万円かぁ。まぁ、一眼レフのレンズでも、一本100万円とか200万円とか普通にあるから、それに比べればそれ程高いという気もしない(をぃ)。実は、最初の頃は無人カメラかなんかで比較的近距離(原発敷地の外側あたりから)から撮影しているのかと思ってたんですが、30Km圏外から撮影してるんですね。結構空気が乱れているのは、やはり敷地の中の熱発生が多いからなんだろうか。この季節だと、空気中のダストも少ないだろうから、本当ならもっと鮮明な絵が取れるんでしょうけどね。

このカメラ、開発されたのが2000年との事だけど、今開発したらもっと高感度高解像度の望遠カメラが出来るんだろうか。いゃ、そんな物を作ってどうするのかと言う話はあるけれど...

2011年3月19日

システムトラブル

地震とは直接関係ないんだろうけど、気になるみずほ銀行のシステムトラブル。実は、給与振り込みも含めて、自分のメインバンクが、このみずほ銀行なので影響がないとは言えません。幾つかの記事を見ていると、振り込みが出来ない、ATMが利用出来ない、という障害のようで、引き落としは可能なんだろうか。多少は口座に残高があるので、取りあえずクレジットカード等の口座引き落としが支障なくできれば、しばらくは問題無いんだけど。他行のATMからの引き出しは出来るんだろうか。口座からの引き出しが可能ならば、それは問題無い気がするんだけど。いずれにしても、個人的にも影響ある話だけに、何とかこの連休中に回復して欲しいトラブルです。

二次被害

今回の震災に限らず、大災害・大事故が発生した時に、現地や当事者の人達の状況を報道することは重要な仕事だとは思うけれど、どうしても眉をひそめてしまうのは子供とか直接の被害者・被災者にマイクを向けてコメントを取る様子。特に、例えば子供が被害にあったような事件や事故で、同級生とか同じ学校に通う子供達に、その子の様子とか感想を取ってその様子を放送するんだけど、あれってPTSDにならないのかいつも疑問に思っています。一応顔とか隠しているし、中にはちょっとお調子者的性格であまり気にしない子供もいるかもしれないけれど、それでもその時はそうであっても後から記憶に蘇ることはあるだろうし、場合によってはその放送内容が後からいじめとかの原因になるかもしれないし。

多くの場合は、報道取材する側の意識の問題なんだろうけど、時々親や保護者がいるのに子供にインタビューを受けさせている光景があり、あれって保護者としての責任を理解しているのかと疑問に思います。今回の被災地の報道を見ていると、確かに子供達の笑顔は凄く救いになるのだけれど、それもあれだけ大きな震災の反作用・ショックの裏返しのようにも感じます。

で、記事では子供に言及しているけれど、今回の大震災のように規模が大きければ大人でも同様なはず。現地の詳細な情報は知りたいけれど、それが被災者の人達の心を乱すようなことの無いように祈っています。

「少し薄い」Samsungのノートブック

MacBook Airよりも「少し薄い」というSamsungのノートブックPC。ジュラルミンを使用した筐体は、1.36kg以下とそこそこ軽いけれど、LCDの解像度はどうなんだろう。多分、平均的なユーザーよりもこれまでノートブックPCを使ってきた一人として思うのは、確かに薄さというのは重要な要素の一つで、それは可搬性が向上するということもあるけれど、もう一つそれが軽量化にも繋がるというメリットがあるから。ただ、そこそこの厚みであれば、あまり薄さだけを追求するメリットは無いんじゃないかとも思うんですよね。その最大の理由が、薄型化のために標準I/F Portが削られることによる不便。

まずはUSBポートは一つは残るかもしれないけれど、最低でも2つ、出来れば3つから4つは、この時代欲しいところ。さらに、外部ディスプレーポートとGb Ethernetポートも必須。外部ディスプレーポートは、最近の機種だとHDMIも付いていますが、これは微妙なところで、出来ればCRTポートが欲しい。理由は、外部ディスプレーポートの利用目的が、外付けのプロジェクターだから。まだまだ、社内でもお客様先でも16ピンのコネクターを使う機種が多いですからね。

それ以外で、今使っているThinkPad X201sと比較すると、ExpressCardスロットはいらないなぁ。大体使えるカードが少ないし、使いたいと思うものも無いし。それと、モデムポート。これを付けるなら、USBポートをもう一つ増やしい欲しいところ。悩ましいのが、外付けマイク・スピーカーのジャック。個人的には使わない・炒らないのだけれど、これは欲しいと言う声が大きいかも。せめて、iPodと互換性のある統合型のジャックにして欲しいところ。悩ましいのが、SDスロット。今のところ、常に携帯しているコンパクトデジカメのメモリーがSDメモリーなので、データコピーには凄く重宝してるんですが、じゃUSBのように無ければ困るかというとそれほどでもない。USB経由のカードリーダーもあるので、「必須」という程でも無いんですよね。でも、いつでも手軽にデータコピー出来る手軽さはあるんですけどね。まぁ、一眼レフは別にして、コンデジは今後もSDメモリーが主流だろうから、しばらくはあると便利かな。

まぁ、そういった理由から、薄さはある程度追求して欲しいけれど、それ以上にまずは軽さ、そして必要最低限のI/F、さらに、大容量バッテリーを追加しても形状変化が出来るだけ少ないスマートな筐体という優先順位でしょうかね。

2011年3月18日

エーシー

最近では企業のTV-CMも少し復活してきたけれど、それでも民放の番組を見ていると何度も繰り返されるACのCM。流石に、正直うんざりしてきたけれど、これもわざと流しているわけではないので文句も言えないのが辛いところ。以前の名前のように「公共広告」であるから、CMの内容としてはどれも意味のある大切なことだと思うけれど、結局それが過剰に繰り返されてしまうと逆に拒否反応が生まれてしまうんでしょうね。

放送システムの都合上、どうしてもCMを挟まないといけないのでこういう状態になるんだろうけれど、AC側も民放各社と強力して、例えば民放系列局毎にバラバラな義援金の振込先を、一つにまとめた募金窓口をACで準備して、それを何度も告知するとか、あるいはそれこそ被災地の物資の不足状況とか、安否情報とか、もう少し柔軟に対応出来ないかと思ってしまいます。

AC自体が、それ程大きな組織ではなく自分でCM等作成出来るとは思えないので、それこそキー局が30秒とか1分のCM枠に収まるような被災地情報・救援情報を作り、それをCM枠で流したらどうだろう。各ネット局別の義援金受付情報なんかも、ここで流せば、より認知されやすいだろうし。行ってみれば、放送局が寄付として自ら30秒なり1分のCM枠を自分で購入する感じ。放送局なんだから、その程度の番組というかビデオを作成する事も可能だろうし、全国的な内容になるだろうから、キー局が対応すれば、そのまま地方の系列局にも流れるだろうし。あるいは、最近ではいろいろな有名人やスポーツ選手の応援メッセージなんかも準備されているようだけど、そういうものをこのCM枠で流すとか。

システムとともに放送内容の硬直化みたいなことも感じる、このACの公共広告放送です。

在宅勤務 (2)

通常ならば、毎週金曜日は横浜のオフィスに出社する日なんですが、今週はまだ地震の余波で交通機関なども乱れているし、なんと言っても「計画停電」でオフィスやその他の状況がどうなるか不明なので、今週いっぱいはオフィスはクローズ状態。従って、今日は月曜日から木曜日同様「在宅勤務」中。ネットワークが充実してきて、かなりの部分が自宅からでも処理できるようになってきたとはいえ、やはりオフィスに行かないと出来ない仕事も多々あるわけで、そろそろ来週以降の影響が気になり出しました。

今抱えている四つの仕事のうち、三つに関しては実は今週中に処理する予定だったんですが、こんな状態なので先週金曜日の地震前の状態でストップ中。多分お客様側も、それどころではないだろうから今のところ小康状態とも言うべき状態が続いていますが、来週になって少しずつでも世の中が動き始めてくれば(動き始めないと日本の経済も大変なわけで)、ちょっとそれらしかかり中の作業も急がないといけません。止まるときには一瞬でストップするけれど、それを再び動き出させるためには、なかなか大きな力が必要なのは、それだけ世の中の仕組みが複雑でかつ大きいと言うことなんでしょうね。

取りあえずは、「計画停電」の範囲や時間がもう少し少なくなるか無くならないと、なかなか仕事の予定も立てられないので、それは何とか出来ないものだろうか。毎日時間帯が変わるというのが何とも大変。せめて、時間帯が変わるのは一週間単位とかにしてくれて、その間は毎日同じ時刻に停電する(予定)にしてくれないだろうか。そうすれば、少しは作業予定も立てやすくなるし、場合によっては就業時間をシフトするなど、逆にピークシフトする余地も生まれると思うんだけど。今は緊急事態と言うことで、それなりにみんなに緊張感があるので何とかマネージ出来ているけれど、これが一月も二月も、さらには暑くなる夏にはもっと厳しい計画停電が実行されたりすると、ますます精神的な負担が増えそう。

大地震備忘録 (4) - 経験則

今回の被災地ほどではありませんが、私も一度だけ災害に遭遇して孤立状態になったことがあります。今から20年近く前、USに出張していたとき。当時は数ヶ月単位で日本とUSを行き来していたんですが、その為この時は同じように日本から出張していた同僚と、アパートをレンタルして滞在していました。で、確か出張して2週間目位かな、Cat-5クラスのハリケーンが滞在していた都市を直撃して、街は停電するし、道路も倒木などで使えない状態になりました。確か、木曜日のお昼くらいからオフィス閉鎖になり帰宅命令が出て、その夜の7:00頃かな、停電となり、深夜くらいにハリケーンが通過して(この時には、一応Cat-4位になっていたみたいだけど)、翌朝金曜日は日本で言うところの「台風一過」の快晴で、前日の嵐の気配はみじんもない状態。でも、アパートから外に出てみると、至る所で大きな木が倒れていて、勿論停電も続いています。

不思議なことに、この時電話は生きていて、日本のオフィスから安否確認の電話がかかってきて、取りあえずアパートの被害は周りに風邪で吹き飛ばされてきた枝とか産卵している程度なので「大丈夫ですよ」と返事したんですが、実際はこの後復旧には一週間以上かかるような状態でした。で、この時に重宝したのがレンタカー。当時は、アパートのテレビしか情報入手できる手段が無かったのですが、停電なのでそれも使えず。しかも、後で知ったのですが、このテレビはケーブルテレビに接続していたので、結果的にケーブルテレビが復旧するまで一週間位は使えませんでした。ただ、私は多少電気の知識があるので、試しに適当に作った外付けアンテナを付けてみたら、ちゃんとローカル放送を拾ったので実はそれ程困らなかったんですが。

で、まずは情報入手と言うことで思いついたのが、車のラジオ。レンタカーを使っていたので、車のラジオを付けて、慣れない英語ながら何とか周りの情報把握が出来ました。バッテリーがどの程度持つのか不明だったので、時々エンジンをかけてみたりもしましたが。もう一つ助かったのが、アパートの調理システムが珍しいことにガス方式だったこと。多くの場合、安全のために電気コンロが多いんですが、ここはガスコンロが入っていて、だから煮炊きが可能だったこと。只問題は、停電のために着火用の火花が出ないこと。そこで思いついたのが、車のシガーライターを利用して種火を作り、それでコンロに火を付ける事が出来ました。冷蔵庫も止まっているので、肉とか野菜とか、取りあえずある物を鍋にぶち込んで、適当にシチューみたいなものを作った記憶があります。長期戦を予想しましたから、暖めて火を入れればいつでも食べられるようにと。

そんなことを金曜日は朝からやってたんですが、午後3:00頃に突然電源が復活しました。途中、再び停電したんですが、夕方5:00頃からはずっと通電するように。実は後から知ったんですが、我々が入っていたアパートの直ぐ横に、この地域の電力供給会社のサイトがあり、その為に最優先で電力回復が行われて、そのおこぼれで我々のアパートも最優先で電源が復旧したようなんですね。だから、その後何度か契約変更でアパートを変わる話が出たんですが、毎回この時の経験からこの場所を強くリクエストして、以後何年もここのアパートを利用する事になったんですが、それだけこの時の印象が強かったと言うことですよね。

週末は多少落ち着いたかなと思って、車で少し出かけたりもしたんですが、まだまだ復旧作業が始まる状態ではなく、それでも空いているお店とかあったので、何とか食料調達も出来ました。実は、たまたまこの一週間前の週末にガソリンを満タンにしていたので、ハリケーンの時も90%位ガソリンが入っていたので、結構安心して遠出も出来たし、最初に書いたように車のバッテリーも利用出来たというのが非常に大きな経験になっています。ですから、数年前に実家に戻り自分用の車を購入した時以降も、ガソリンの残量が半分を切ったら必ず直ぐに満タンにするようにしています。何かあったときでも、必ず半分以上のガソリンが入っている状態にすることで、ある程度の移動手段と電源確保出来るようにということで。今回も、地震発生前の週末にガソリンを満タンにしていたので、仮に地震が自宅付近で発生していたとしても、何とか移動手段は確保できていたと思っています。今回の経験で、色々必要な物があることを認識しましたが、少なくとも過去の経験から得た経験則で役立つこともあったなと確認できた事も収穫でした。

今回の津波では、以前のチリ津波の経験を生かして対策したけれど、結局それ以上の津波が襲い対策が効果なかった部分もありますが、結局はそういう経験則を蓄積して、よりよい対策、より効果的な方法を積み重ねていくしないんですよね。その為に大きな犠牲を払うこともあるし、それに報いるためにも残った人間はさらに知恵を絞ることが大切だと実感しています。

2011年3月17日

大地震備忘録 (3) - 自己完結システム

先にも書いたように、今回の被災時に痛感したのは、まずは情報入手、そして水や食料の確保、ということ。水や食料は、事前に購入して保管するなど方法もあるけれど、情報に関しては事前に準備可能なもの(帰宅経路とか)もありますが、やはり「その時」にリアルタイムに入手出来るものが重要。つまり、「その時」にそういう情報にアクセス出来る「デバイス」を持つことがまずは重要になります。

一般的には携帯電話になるんでしょうけど、個人的にはパソコンが一番慣れているので便利そう。ただし、電源確保が期待できない状況では、出来るだけバッテリーが長持ちするもの、あるいは補助電源が入手可能な物が一番望ましいと言えます。自分が今使用しているThinkPad X201sには、PC本体がOFFの時にもUSB電源が供給されるポートがあるので、モバイルPC(のバッテリー)を外部電源として流用することが可能です。例えば仕事で出かけているときには、必ずモバイルPCを携帯しますから、その時の状況でPCと携帯電話を使い分けると言うことは可能でしょうね。ただ、私は携帯性を重視してX201sにはスリムバッテリーを装着しているけれど、今後は予備にもう一つバッテリーを常備するとか、もう少し大きなバッテリーを併用するとか考えないといけないかも。

また、今回の経験から、スマートフォンを併用しようかとも考え始めています。操作性と情報表示では携帯電話(docomo P-09A)よりもスマートフォンの方が優れていますからね。また、PCの代用としても使用可能なので、そういう意味でも利用価値があるかなとも思います。ただ、電子マネーが使えないのと、今回便利だったワンセグが利用出来ないのが困るんですが。それに、そうなると唯一の候補はNECカシオのMEDIASしか無いし... いずれにしても、モバイルPC本体用にはACアダプターを持ち歩きますが、それ以外の携帯デバイス(携帯電話やiPod touch)は、基本的にUSBで充電するようにケーブル類を持ち歩いているので、取りあえずはこの体制で運用するしかないのかなと思います。

もう一つは、自宅に戻ってから痛感したんですが、やはり自宅に発電できる設備が必要かなということ。ガソリンで動く発電機まで準備するかは微妙ですが、カセットコンロのボンベで発電できる物もあるので、落ち着いたら検討しないと。煮炊きも含めて、カセットコンロボンベってこれから備蓄が必要になるのかも。煮炊きに関しては、簡単なアウトドア用のコンロもあるので、取りあえず飲料水をある程度保存しておけば何日かは持ちそうだけど、家電製品を維持できる体制まではなかなか準備出来ないですからね。趣味でアウトドアをしている人は、この手の屋外で生活する道具なんかは一通り持っているんでしょうけど、そういうことも一応考えた方が良いかも。私は、アマチュア無線の免許も持っていますが、もう何年も電波も出していないしリグも使っていないので、これも車載器を購入しようかとまじめに考えています。いつもは空気や水のように使っているインターネットですが、多分被災したときにはネットワークも途絶するだろうし、サーバーもダウンするだろうし、どの程度使えるかは未知数。その点、アマチュア無線のような個人設備でまかなえる物なら、最悪Point-to-Pointのコミュニケーションは可能だろうから、それを繋げてネットワークが出来るかもしれませんし。(続く...)

「ヤシマ作戦」と「ウエシマ作戦」

東北地域の原子力発電所停止に伴う、電力供給不足に対応するため、全国的に節電をしようという話が流れた先週末、節電のための運動が「ヤシマ作戦」という名称でTwitterで広がっているという話を聞いて「ったく、エバな人達は...」と思ったんですが、今度は「ウエシマ作戦」が始まっているという話。最初聞いたときに、「あれ、エバでそんな作戦、あったっけなぁ」と思ったんですが、こちらはダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの「どうぞ、どうぞ」のギャグの方なんですね。

正直、現地で苦労されている人達には不謹慎に映るかもしれないけれど、長期戦が予想される状況では、こういうちょっとしたユーモアーも無いと、なかなか継続することは難しいと思います。アメリカ人なんかと仕事をすると、彼らはちょっとした作業(=Project)にも作戦名というかプロジェクト名を付けるのが好きなんですが、一種の目標設定、意志集約的な役割もあるのかなと思っています。プロジェクト名とはちょっと違うかもしれないけれど、阪神大震災の時の神戸復興の時には「頑張ろう、神戸」というのが一つのスローガンになって、復興の旗印のような役割を担いましたが、今回も何か元気の出る言葉を旗印に、これから復興に向かいたいですね。

2011年3月16日

大地震備忘録 (2) - 徒歩帰宅

今回徒歩帰宅を選択した人も何人かいて、自分も東海道新幹線が動き出したときに新横浜まで歩こうかと考えたんですが、結局それは辞めました。最大の理由は「地理不案内」ということ。

大体の位置関係は、例えばGoogle mapとか見れば簡単に分かります。ただ、歩きながら詳細な地図を参照出来るわけではありませんし、丁度大きな幹線道路がずっと続けば良いけれど、ちょっと横道に入るとか幾つか道路を渡るような場合、そのまま方向を失うことも考えられます。確実なのは、いつも利用している路線の線路沿いに歩くことですが、これも必ず平行して道路があるとは限りません。地図で見ると、オフィスから新横浜まで横浜の三ツ沢公園を経由してそこから北上すると、ざっと計算して10Km弱。途中休憩するとしても、2時間あれば何とか歩けそうな距離です。一方、いつも利用しているJRの根岸線、横浜線で見ると、逆にぐるっと東側に回り込んで、こちらは15Km位はありそうです。

実際に徒歩帰宅訓練はしたことがありませんが、歩くことは好きなので自宅の周りとか、USに旅行したときには地図を片手によく歩いています。ですから、地図を見てある程度の距離(10Kmとか20Kmとか)を歩くことは苦ではないのですが、ここで問題が一つ。地図上では、例えば10Kmの距離であっても、地図の上では実際のアップダウンが分からないので、場合によっては10Kmの距離であっても20Kmにも30Kmにも等しい負担になることがあると言うこと。地図で見て、1Km位だなと歩き始めたら、途中から急な坂を上らないといけない何て言うことはよくあること。その土地に慣れた人なら、「あの辺に坂があるからそこは遠回りして」とか考えることも出来るんでしょうけど、知らない土地の場合はとにかく最短距離で歩こうと思いますからね。そこで体力を消耗してしまうのが怖いです。特に夜に徒歩帰宅するような場合には。

もし、まだ明るいうちに新幹線が動き出していたら、徒歩で新横浜駅を目指したかもしれないけれど、新幹線が動き出したのはもう夕方で暗くなり始めた頃ですから、結局徒歩での移動は諦めました。地理不案内、携帯できる地図も無いし、懐中電灯もありませんから夜間の移動は危険です。同じ方向に行く同行者があればまだ可能性があったかもしれませんが、それもありませんし。もし途中で何かあった場合、携帯電話もこの時は通じないでしょうし。ですから、徒歩帰宅するにしても、タイミングが重要だなと実感しました。それと、特に女性に多いんでしょうけど、歩きやすい靴が無いと、長い距離は大変。男性でも、革靴などで長時間歩くのは辛いでしょうね。スニーカーとかがオフィスに常備出来ればベストでしょうが、場合によってはワーキングシューズとか、歩きやすい靴をいつも利用するのも、災害に対しての心構えとしては必要なのかもしれません。

それと、今のような気候の場合は、防寒具が必要かも。今回も、5~6人でまとまって帰宅する一人に、自分の手持ちの保温シートを渡してあげたんですが、歩いているうちは暖かくても、途中休む場合や疲れて来るとどんどん身体は冷えてくるもの。結論としては、事前に十分準備しているか、常にオフィスに徒歩とかせめて自転車などで通っているのではない限り、徒歩帰宅に関しては慎重にして、出来れば震災当日は出来るだけ安全が確保できる場所で状況を判断するのが最善の策のように思います。(続く...)

在宅勤務

まだ社会状況が不安定な状態が続いているため、今週は月曜日からオフィスは閉鎖状態で、可能な社員は自宅等からリモートで会社システムにアクセスして業務に当たっています。通常、在宅勤務をしている自分に取っては、それはいつも通りの業務隊形なのだけれど、どうしても普通の時と比べるとメールの量は激減するため、やはり異質な雰囲気の中での仕事になります。

また、仕事内容によっては、どうしてもオフィス出なければ出来ないことも沢山あるわけで、そういう意味では仕事量の半分以上は停止している感じでしょうか。特に、オフィスの一角にあるサーバー類が心配です。幸いにして、今のところ会社のある地域は計画停電から外れているようなのですが、いつ停電になるのか。一応UPSが接続されていて、停電すれば直ぐにシャットダウンするはずだけど、UPS化していない付属のPC類もあるので、次に再起動する時が心配です。サーバー管理をしている人ならば何度か経験しているでしょうけど、特に問題無くシャットダウンしても、次も問題無く起動してくれるとは限らないのが「サーバー」群ですから...

ささやかではあるけれど、節電対策も含めて、昨日は自宅のシステムでもNASにバックアップをとったり、メインマシンのデータを二重化して別のHDDにコピーをして保管し、NASは一応電源を落としています。プリンターも常時使用するわけではないので、電源をOFFにしました。本当はデスクトップPCの母艦も落として、ThinkPad X201s一台だけにしたいところですが、X201sには入っていないデータも多々あるのと、どうしても小型画面で作業効率が下がるので、今のところ母艦(ThinkCentre M57)とモバイルPC(ThinkPad X201s)の2台を起動しています。

私が初めて自宅で仕事をしたのは、まだ会社に入って2年目位、25年前位でしょうか。当時、帰宅時刻が遅いと怒られて、じゃ自宅からホスト(メインフレーム)に接続出来るように、小型のデスクトップ(大きめのHDDレコーダー2台分位)を上司の許可を得て持ち帰り、そこにSONYのPROFILEを繋げてモニターにして(当時車が無くて、モニターまで持ち帰る気力が無かった...)、2400bpsのモデム経由で会社のホストシステムに接続してメールチェックなんかしてましたね。まぁ、パソコン通信みたいなもの(と言っても、最近の人は分からないだろうけど)だったけれど、そこそこ使えました。基本的にキャラクターベースのI/Fしかない時代でしたし。それから考えると雲泥の差だけれど。

今朝、富士・富士宮市で結構大きな地震があり、東海道新幹線は取りあえず動いているようですが、今週金曜日の出社はどうしようか、ちょっと悩んでいます。このままオフィスも開けない状態が続くようなら、行っても無駄なのでそのまま自宅勤務となるわけですが。ちょっと判断が難しいですね。

Windows 7雑感 (15) - 共有ドライブのファイルコピーが遅い件について (5)

久しぶりの共有ドライブの話題。前回、IPv6関係をOFFにして問題無く使用していました。で、今年初めにThinkPad X201sを獲得し、これまで同様母艦(ThinkCentre M57)に一部区画を共有接続して使っています。で、最近気がついたんですが、このX201sは、Windows7 Pro 32bitを入れているんですが、ネットワーク関係の設定では前回OFFにしたIPv6関係の設定はデフォルトのまま。つまり「ON」のまま。その状態でかれこれ二月あまり使用しているのですが、以前遭遇したような共有ドライブ間のファイルコピーで、以前のような著しい速度低下は今のところ発生していません。以前(X200s-M57)との違いは、Windows7が64bit同士だったけれど、今回は32bit-64bitであることと、途中からSP1に変更した事。でも、SP1に更新する前一月くらいの間も、特にファイルコピーに関して以前のようなトラブルは無かったんですけどねぇ。

そこで検証もかねて、母艦の設定(IPv6関係)をデフォルトに戻して暫く様子を見ることにしてみました。以前も、直ぐに問題はでなくて、何日か使用しているうちに発生したので、今回も一週間くらいは様子見をしないと... SP1にしたことで、何となく直ってくれると嬉しいんだけど。理由がハッキリしないというのは気持ち悪いんですけどね。

2011年3月15日

大地震備忘録 (1) - 地震発生直後

近い将来必ず来るであろう東海地震の備えのためにも、今回の経験の備忘録を残しておこうと思います。

地震発生が3月11日15:00前。オフィスが21Fの高層階にあったため、発生直後からしばらくはかなり建物が揺れました。昨年竣工したばかりの耐震やエコを意識したビルだったので、大きな揺れには驚いたけれど取りあえず倒壊する事は無いだろうと安心はしていたのですが、最近話題の「長周期振動」に当たったのか横揺れが大きくて、船酔いのような状況には参りました。余震もその後何度か続いたため、本当に揺れているのか気分が悪くなってフラフラしているのか分からない位。ある程度の揺れの時には、窓のブラインドが揺れて窓や横の壁にぶつかる時にカタンカタン鳴るので、あぁ今余震なんだと分かるくらい。これまでの経験では、せいぜい5~6階くらいの場所での地震経験しかないので、今回のような経験は貴重ではあるけれど慣れないでしょうね。

都内の揺れは震度5強と発表されたけれど、震源地が東北地方ということで、実はこの時には遅くなるけれど帰宅する事は出来るだろうと正直高をくくっていました。ところが、M8.8という値や、震源地の様子などが会社内で放送されたNHKの臨時ニュース等を見ているうちに、これは正直まずいかもという印象に変わります。この時点で、近隣の私鉄・地下鉄・JRは停止中。しかも、ビル内のエスカレーター・エレベーターも停止しているため、階段で21Fを往復する気力もなく、取りあえずオフィス内で状況が好転する事を待つしかありません。夕方になり、そろそろ日も傾きだした頃、徒歩帰宅可能者には帰宅許可が出たのですが、悩ましいことに最近引っ越したオフィスから遠い人も多いためかなり悩んだ人が多くいました。自宅の場所も異なるのですが、夕方会社を出た私の周りの人たちが自宅にたどり着いたのは、日付が変わった深夜過ぎと言うことで、ここはちょっと思案のしどころだったかなと思います。

会社に残ることを選択した人たちには、夕方会社に備蓄している食料配布がありました。ただ、あくまで非常食ですので量的には足りません。この後、多分このまま会社で寝泊まりする事になりそうなので、食料や飲み物の買い出し許可が出て、外に出かける人たちなども。同じオフィスビルに入っているコンビニや隣のビルのコンビニでは、殆ど食べ物・飲み物は売り切れ状態でしたが、直ぐ横に大きなモールや繁華街があるので、取りあえずこの時点では食料調達等は何とか出来たようです。ただ、チョコレートとかエネルギーバーとかあるいはクッキーとか、日持ちしていざというときにエネルギーになる非常食は個人的に机の中に保存していた方が良いなと言うのが正直な感想です。

情報収集は、携帯のワンセグ放送が最初は重宝しましたが、これも会社の中で携帯電話を電源(PCのUSB)に接続して使用出来たからこそとも言えます。もし外で携帯のバッテリーだけで使っていたら、多分数時間でバッテリーが上がってしまいますから、これもちょっと今後は考えが必要かも。今回痛感したのは、小型のラジオがあれば良かったかなと思いました。情報収集については、会社の中でインターネット接続も確保されていたので、取りあえずリアルタイムにいろいろな情報収集は可能でした。特に交通情報は、交通機関のHPよりはいろいろなTwitter情報からある程度推測できたので、これは集合知の威力でしょうね。勿論、結構あやふやな情報、デマだろうという情報、親切心からそういう情報を拡散している人など、必ずしも情報内容が全て信用できるものではなかったので、そういうものをある程度見抜くネットリテラシーは必要ですが。逆に言うと、会社以外の場所でこういうネットワークに接続できない場合には、かなりというか殆ど情報収集出来ない状態になるわけで、その時にどうするかは大きな問題ですね。途中何度か携帯電話から自宅に連絡を試みましたが、発信規制で繋がらず、またi-Modeも繋がらない状態でしたから。(続く...)

メディアスクラム

一昨日の夜くらいから、民放のキャスター達が被災地に入り、現地の様子を詳細にレポートし始めています。それはそれで重要な仕事だとは思うけれど、今必要なことはそれではないような気もします。彼らは、災害救助隊や自衛隊ほどの自己完結能力は無いかもしれないけれど、それでもそれなりの移動力となんと言っても強力な通信能力は持っているわけです。例えば、NHKと民放がメディアスクラムを組んで、放送内容を関して分担するとか(NHKは政府発表と原子力関係専念とか)、民放は民放で、現地の系列局と連携して地域分担をして、現地のハザードマップ作成とか、避難所の状況(被災者名簿や必要な物資のリストアップ)等を作成して、どんどん中央に投げて物流管理の基礎情報作りをするとか。さらには、取材ヘリを飛ばすならば山間部とかのこれまで手が回らなかったか孤立地域・地帯が無いか、その探索をするとか。

何を言っているのかというと、今のメディアの放送内容は我々被災地の外にいる人用の情報提供なんだけど、そうではなくて被災地の人が必要な情報を提供するようにしなくちゃということ。避難所の人たちの口コミ・壁紙への書き込み情報を収集して整理して相互参照出来るようにするとか。メディアの第一の仕事は、情報機能を失った被災地に、まずは簡単なものでも良いから情報システムを構築する事ではないだろうか。

計画停電 (2)

昨日は朝から計画停電と言うことで、どうなることかと思ったんですが、結局昼間の停電はなく、逆に夕方になってあまり関係なさそうな富士市とか富士宮市等が停電になり??? 今日の計画停電では、JR/私鉄の運転本数は間引くものの、運休は出来るだけ避けるようにするそうですが、まずは移動手段の確保が重要だと思うので、通常の半分程度の運転でもいいので何とか終日運行を維持して欲しいですね。

後は、企業が地域や業種でピークシフトをするとかで、何とか電力需要の平準化をして、停電機会を最少化、出来れば停電せずにしのげないでしょうかね。NHKが、教育テレビやBS2の放送を一部停止するそうですが、今のように同じような内容の緊急放送をしている民放やNHKは、輪番制で1局だけ放送するようにしても良いんじゃないかと思うんだけど。で、停電が必要ない地域では、現地情報や被災地への募金・物資・ボランティア情報等を重点的に流すとか。被災地援助のためにも、まずはバックエンドがちゃんと機能することが重要で、首都圏の経済活動が出来る限りスムースに機能することが重要だと思います。その為にも、交通機関の運行確保と、可能ならば病院や警察(信号機なども含む)等重要施設に関しては、何とか通常送電できる体制にして欲しいですね。

2011年3月14日

3/12 ダイヤ改正

地震の翌日3月12日は、JRのダイヤ改正の日で、九州新幹線を中心に色々とイベントの予定もあったようですが、残念ながら全て中止。しかし、改正された内容の中、自分が一番使っている東海道新幹線では、「のぞみ」「ひかり」号の自由席禁煙車(3号車)が「禁煙車」に代わり、自由席は全てが禁煙席に。喫煙したい人は、指定席を取るしか無くなりました。

たばこを吸わない自分としては、個人的に歓迎したい改正ではあるんですが、素朴な疑問として、その3号車は、前日まで「喫煙車両」として使っていた車両に「禁煙マーク」を貼り付けただけで運用するのか、ということ。本来なら、壁の隅々、イスの端々にまで染みこんでいるたばこの臭いを洗浄して(しても落ちないんだろうけど)使うなり、別車両と交換して使うなりして欲しいところですけど... 多分、車両整備の時等に意図的に車内洗浄とかするんだろうけど、一度染みついたたばこの臭いって、絶対に落ちませんからね。ファブリーズのプールに浸けたとしても駄目だろうなぁ... 自由席利用の時は、しばらくは3号車はやっぱり回避しそうです。

計画停電

本日は、本当は横浜の会社まで出社する予定だったんですが、計画停電のために交通機関も不明だし、もしかすると会社のある地域も昼間停電になるかもしれないと言うことで予定は中止。しかし、政府や東京電力の発表が遅いというのもあるけれど、会社から今日の出社は出来る限り控えるようにという通達も、昨晩遅くだし、今朝出かける予定で早朝にメールチェックしていなかったら、危うく出かけるところでした。

今回は福島の原子力発電所2カ所や、もしかしたらその他の施設もまだ止まっているからと言うことなんでしょうけど、少なくとも福島の2発電所は再開までかなりの時間がかかりそうです。こういった災害は、勿論常にあるわけではないけれど何らかのバックアップ体制がもっと必要なのかもしれませんね。とは言っても、大量の電力を直ぐにまかなえるような施設を常に準備しておくことは大変だし、それに代用できる技術と言えば、結局は原子力発電所をさらに準備する位しかないのでしょうし。

悩ましいのは、東日本と西日本では交流のサイクルが違いますから、多分単純に西日本から東日本へ電気を融通するということは出来ないのでは。一旦直流に直して、それを東日本の50Hzにする事は出来るんだろうけど、大量に使用する向上とか交通機関の場合大変そうですし。猛暑の時に追加で操業を再開した火力発電所とか、そういう設備をこれから立ち上げるのだと思うけれど、被災地域の復興援助のためにも、まずは大都市圏である関東地域がこれまでの活動を取り戻さないと日本の経済も回らないでしょう。その為にも、何とか速く東京電力には対策を出して欲しい所ですね。大変だとは思うけれど、本当に頑張って欲しいと思います。

2011年3月13日

Daylight Saving Time

今日からUSのDST(Daylight Saving Time)が始まります。毎年、このDSTが始まると、何となく一年が始まる気がして、11月にDSTが終わると一年も終わりだなという感じがします。USとの時差が一時間短くなるので、電話会議が少しやりやすくなるんですが、その分仕事が大変になりそう。

大地震 (2)

被害の状況が明らかになるにつれて、これは万単位の死傷者が出るのではないかと思うようになってきました。それと、仙台のコンビナートが火災などの被害に遭遇していますが、これが首都圏の直下型地震だった場合、ちょっと想像できない(したくない)ですね。今回の場合、つくづく津波の恐ろしさを感じているわけですが、その為に交通インフラが完全に途絶しているので、過去の大地震の時よりも救援が難しくなっているように感じます。

自宅のある場所は、かなり内陸部なので津波の心配は無いけれど、今回のことを教訓に水や燃料の確保とか、室内の整理・耐震準備などしないといけませんね。震災時には、最初の三日間を耐えるだけの準備が必要と言われてきたけれど、こういう大規模な震災だと一週間くらいの覚悟は必要なのかも。

2011年3月12日

通信インフラ

今回の地震の中、オフィスで待機していた時、情報ツールとして威力を感じたのが、携帯のワンセグとTwitterでした。会社の中では、NHKの臨時放送を流していたんですが、他の放送局の内容等を確認するのに、久しぶりに携帯のワンセグを起動して活用。揺れの時には、高層階が災いして長周期振動で大きく揺れたんですが、逆にワンセグ利用時にはその分電波の入りがよく、仕事で使っているPCのUSBに携帯を接続して電源供給しながら地震の発生した15:00頃から、何とか電車が動き出して移動可能となった22:00過ぎまで、ずっとワンセグで地震情報を見ていました。

その電車の運転情報で重宝したのが、Twitterで更新される各地の運行状況。最初のうちは、運休ばかりでしたが、地下鉄の銀座線や半蔵門線が21:00頃から動き出した後、私鉄も動き始めて、ワンセグの放送ではカバーできないニッチな情報収集には絶大な威力でした。もちろん、確度の低い情報を「拡散」しているユーザーも多くて、全部が全部信用できたわけではないけれど、 それでも大手のメディアではカバーされない情報収集では、個人の集合知の凄さを実感しました。

ただ、今回の場合は、東京・関東地区は、震度はこれまでよりも大きかったけれど、インフラに対しての被害はそれほどでも無かったわけで、通信インフラ、特にインターネットを支えるネットワークやデータセンターが稼働していたことが最大の理由。もし震源地がもっと関東に近かったり、あるいは千葉のコンビナートで発生した火災のような事故が、もっと首都圏の中枢で発生して通信インフラが途絶したような場合には、こんなにうまく情報流通は出来なかったでしょうね。

震源地に近い場所では、まだそんな余裕は無いのだろうけど、やはりこういう災害が発生した時に一番重要なのは「情報」なんだと実感しました。その為にも、陸上のネットワークだけでなく、衛星通信インフラのような地上災害が発生しても何らかのバックアップ可能な体制が必要なんでしょうね。超高速インターネット衛星「きずな」や、準天頂衛星「みちびき」といった技術を、これを機会に実用化し定着させないといけないのかも。

大地震

改めて、自然の猛威を実感した今回の大地震。揺れの怖さよりも、今回は「津波」の被害が甚大ですよね。気仙沼、大船渡、といった、聞いたことのある町が壊滅状態の様子を映像で見ても、その状況が理解出来ないほど。まだ被害の全体は分からないけれど、相当の規模になりそうですね。福島の原発も心配だし。今は、少しでも早く被災地の方に救助が届き、少しでも早く復興することを祈るだけです。

2011年3月11日

7/11、交通系電子マネー導入 (2)

7/11で交通系電子マネーが使えるようになるという。あれ? Suicaとか使えなかったっけ? と一瞬思ったけれど、多分「この春(=今回)から使えるようになる」という以前のニュースを勘違いしてたんでしょうね。ただ、Suicaは全国共通で使えるけれど、地域によってSuica以外の利用可能な電子マネーにはばらつきがあるのがちょっと面倒。

世の中的にはまだまだなのかもしれないけれど、自分的にはもう現金よりもクレジットカードよりも手放せない電子マネー。勿論、決済金額が大きい場合にはクレジットカードなので、年間利用料金はクレジットカードだけれど、利用機会と言う意味では断然電子マネー。何せ、一番使っているVISAカードの決済内容で、80%位はiDの利用履歴だし(笑)。使う方の利用頻度が増えれば、対応する店舗側も慣れてきていて、最近では殆ど支払時に「これ、どうするんでしたっけ?」という店員さんの台詞を聞くこともなくなりました。こういうちょっとした事で、次に使うかどうかという切っ掛けになったりするんですよね。ある時にちょっと手間がかかったり、トラブルっぽいことに遭遇してしまうと、どうしても次に使うときに躊躇してしまうし。

後は、運転免許所を携帯の中取り込めないだろうか。そうすれば、携帯一つで車で出かけて、買い物もそれで済んでしなう、非常にフットワークが軽くなるんだけど。まぁ、公的証明書の電子化が、結局一番最後なんだろうな。その時には、民間の電子証明システムなんて、体内に内蔵されたインプラント形式になっていて、指先でタッチすると認証されるようになっていたりして。

Apple製品をヨドバシ.comで

約一年前に、突然Apple製品の通信販売を中止した量販店が、再び販売を開始したという記事。私は、ヨドバシのポイントカード会員なので、早速「MacBook、iPodが購入出来ます」というDMが飛んできました。結局、以前の中止利用は不明なんですが、いったい何だったんでしょうね。個人的には、ポイント利用も含めて安く手軽に購入出来る用になったのが素直に嬉しいですけど、ただ釈然としない思いはいまでもありますね。まぁ、「大人の事情」で理由が説明されることは無いと思うけれど...

で、早速ヨドバシのサイトとか見ている自分なんですが、最近仕事用にThinkPad X201sを貰ったりしたこともあって、今ひとつ購入意欲がわいてこないのも事実。あまり、使わないシステムを何台も持つ主義ではないし。今でも、以前購入した個人用のX200sを使う機会が無くなってしまい、さてどうしようかと思っている位ですから。毎週一回、起動確認とセキュリティパッチ等の更新で電源を入れているだけだから、勿体ないんだけど... 毎週、仕事用のX201sと交代で会社に持って行こうか(笑)。ますます、AppleのPCを買う理由が無くなってきます。

2011年3月10日

浜松市長選挙

今月末に公示が予定されている、浜松市市長選挙が、どうも無投票選挙になりそうという記事。その場合、政令指定都市では初めての事らしい。まぁ、どうでも良いような泡沫候補が登場して無駄なお金を使うよりは良いんじゃないかと思うけれど。今の鈴木市長が接戦で当時の現職を破って当選したときには、若さモアってもう少し元気で活気のある市政が導入されるかなと期待もしたんですが、正直なところこれまでそういう「活気」とか「熱気」みたいなものはあまり感じられない。まぁ、未だに旧松菱跡地を含めて、市街地の活性化が進まないことで、その印象がそのまま市政の勢いにも重なるんだろうけど。

毎週駅を利用しているので、確かにかなり完成してきた遠鉄の新しいビルには期待感があるものの、それ以外の場所は相変わらず停滞気味というか、寂しい雰囲気が残っている感じ。自分が高校生の頃には、今の駅前ローターリーが無くて、市内のバスは旧丸井ビルやその正面の旧遠鉄名店ビル、さらには今のザザシティ近辺の旧西武デパート辺りに方面別に停車していて、駅前から鍛治町や有楽街への動線があったけれど、今はそれが完全になくなって駅前で全て完結するようなシステムになってしまいましたからね。旧松菱から座ザシティにかけて更地にして、新しいバスターミナルをあの辺りに作ればどうかなといつも思うんですけどね。勿論、上階には専門店とかレストランとかの施設を入れて。その新ターミナルと駅前の間には、雨でも濡れずに移動できるアーケードや地下道を作れば、それ程距離は気にならないと思うんだけど。

あるいは、もっと広い地域をそのまま公園にするとか。イメージとしては、N.Y.のセントラルパークみたいな感じで、街のど真ん中に緑の公園がある、というのは贅沢だと思う。駅周辺では、マンション建設なんかも進んでいるから、そういう人たちの憩いの場所、としても有効じゃないかと思うし。その周りに、小じゃれたレストランとかショップがあるというのは、リッチだし。ただ、それだけ作ったら単に大きな原っぱで終わりそう。もう一ひねり、二ひねり無いと駄目だろうな。鈴木市長には、まだ若いこともあるから、長期的視点で浜松市の発展に対してのプランを作って実行して欲しいですね。

Subwayは好きだけど...

ファストフード店舗数で、McDonald'sを抜いてSubwayが世界一になったという記事。日本での店舗数は10倍以上違うので、圧倒的にMcDonald'sの方が存在感もあるし知名度もあるけれど、世界(特にUS?)では確かにSubwayの店舗をあちこちに見ますしね。McDonald'sと違って、コールドミートや野菜中心のヘルシーさもあって最近の流行に合っているんだろうけど、結構注文するときに面倒というのも。まず、パンの種類とサイズを指定して、次にコールドミートの種類を指定して、さらに中に入れる野菜を指定して、最後には調味料の指定をして、と。最初に出張していたころ、McDonald'sやBarger Kingだけでは栄養が偏るので、よくSubwayも利用したけれど、この注文が面倒。特に、野菜の種類なんて全部言えるはずもないので、最初は困ったんですが、教えて貰った良い方法が"Everything!"の一言(笑)。

それでも困るのが、最後にかけるオイル。私は、どうもこのオイル(オリーブオイルかな?)と相性が悪くて、これを食べるとお腹の調子が悪くなるんです。だから、いつも"Everything but except Oil."と言うんですが、ある意味Subwayの肝の一つ味付けの一つであるOilだけに、変な顔をされるんですよね。言ってみれば、たこ焼きを買って最後にソースもマヨネーズも青のりも鰹節もかけない、ということか(笑)。

Subwayも良いけれど、Miami Subとか、BBQを挟んだSub(細長いサンドイッチ)も好きなんですよねぇ。あの系列のお店も、日本に出来てくれないだろうか。来月、USに行く予定だけど、たっぷりこの手のファストフードを仕込んでしまいそう。

国家観

民主党の土肥議員が、日本の竹島領有権主張の中止を求める共同宣言に韓国で署名したという記事。まぁ、以前には鳩山・菅、その他議員が、日本の拉致事件容疑者の特赦嘆願署名にサインをしたり、韓国での日本に対するデモに参加した人間を国家公安委員長に任命したりと、むちゃくちゃですからね。

しかし、これだけ尖閣諸島とか北方領土がクローズアップされているときに、わざわざ韓国に行ってこういうことをやるのだろうか。個人的主義主張はその人の自由だとは思うけれど、少なくとも国会議員という「公人」である間は、その主義主張の一部は制限されることがあるべきだと思うし、例えそうでなくても微妙なときに微妙な問題を起こす神経がよく分からない。で、テレビのインタビューなんかに答えているけれど、なんか人ごとのような「分かっていたら署名しない、迂闊だった」とか、もう人ごとの人ごとのような言い方。聞いているだけで呆れてしまう。こういう人が「政治倫理委員会会長」とそれなりの地位にいる人なんだから開いた口が塞がらない。

結局、そういうセンスのなさが今の政治的混乱や経済的混乱を招いているんだろうな。知識とか能力は、それなりにあるんだろうけど、結局経験も含めてそういう知識・能力を活用出来る「力=Skill」の無さと言っても良いんじゃないかと思いますね。一番困っちゃいますよね、PMが頭でっかちで、何でもかんでも自分の思い中心でプロジェクトをリードしていくと。

2011年3月9日

成城石井

高級スーパーの「成城石井」が、それまでの親会社レックスホールディングから、投資ファンドに売却されたという記事。何年か前に、レックスホールディングが買収した時に、「ああ、牛角かぁ」と残念な思いをしたんですが(をぃ)、今度はどうなんだろうか。記事によると、ローソンやイオンとも関係がある三菱商事との連携が期待できるようなことが書かれていますが、うーん、ローソンやイオンとも違うしなぁ... 唯一期待したいのは、今後イオンの核テナントの一つしてイオン系モールに出店を加速して欲しいところ。自宅近くのイオンモールにも出店しないだろうか。ワインやお酒とかお総菜とか食材とか、結構競合店がすでに入店しているので厳しいとは思うけれど、成城石井位の品質の食品が常に購入出来るようになると嬉しい。成城石井とロックフィールド(RF1)があれば、取りあえず食生活には困らないかな(贅沢な-笑)。

英語のCM (2)

以前「英語のCM」について書き込み、その中で英会話教室AEONのCMに登場する天海祐希さんの"In English, please?"と"In"を強調する彼女が怖いなんていうコメントも頂きました。まさか、そのコメントを読んだからじゃないだろうけど、最近このCMがちょっと変わりましたよね。最後に子供に対して"In English, please?"と言うときに、これまでのちょっと高飛車な言い方ではなく、にこやかなソフトな言い方に変わっていた。やっぱり、あの言い方は、クレームとは言わないまでも、「ちょっと???じゃない」という意見が多かったんだろうなぁ...

英会話と言えば、最近は低価格のオンライン(e-Learning)が流行っているそうですね。1回100円何て言うところもあるらしい。これだけネットワークが発達してくれば、Skypeで現地とユーザーを繋いで、なんていうのも簡単だし。NOVAでしたっけ、テレビの上にテレビ会議システムみたいなものを置いて、自宅で英会話できるシステム(「ギンガネット」だっけ?)「お茶の間留学」なんていうのがあったけれど、あれを最初に見たときには結構感心してしまいました。その代わり、結構ごついシステム(そういう印象を与える為に、わざと大きく作ったのかもしれないけれど)で、もうちょっとコンパクトになればと思ったものですが、それが今ではPCどころか多分携帯端末とかスマートフォンがあればSkype経由で出来るわけですしね。

でも、やっぱりスタートレックの世界のように、インプラントで自動翻訳機を耳に埋め込んで「普通にに話せる」時代がいいですよねぇ。自分が生きているうちには、どうも無理っぽいけれど。携帯電話の翻訳機能を時々見るけれど、あれが後数年くらいで実用化されないだろうか。でも、いちいち携帯を出して翻訳するのは面倒くさそう。それに、今以上にバッテリー切れに神経質になりそうですね。

2011年3月8日

規制仕分けと事業仕分け

殆ど話題に上らずに始まる終了した「規制仕分け」。先に2回開催されて、感心を集めた「事業仕分け」に対してあまりに地味なのは何故だろうと考えてみて、ふと思いついたのは「結果が定量化されない」事なのかな、ということ。事業仕分けの場合、その内容は別にして「廃止」とか「xxx億円減額」のような、具体的な成果が目に見えたけれど、規制仕分けの場合は
「xxxを解禁」とか「xxxの規制撤廃」と言った、どちらかというとその規制に対して問題を持っている一部の人にしかその成果が感じられないマイナー感がありますよね。

最も、事業仕分けがあまりにパフォーマンス中心で、期待していたほどの効果どころか、仕分けされたはずの事業が結局は復活してさらに増額されるような場合もあったりして、「仕分けパフォーマンス」に飽きたと言うことも大きいと思うけれど、今回の規制仕分けは失敗とは言わないけれど、ちょっと三匹目のドジョウを狙うにしては迫力不足だったような。

事業仕分けにしても規制仕分けにしても、結局は本来機能すべき仕組み・システムが正しく機能していないという証ですよね。特に作っただけで、それを検証して評価するシステムが無いから、不要になってしまってもそのままずるずるとのこり続けてしまう。薬のインターネット販売とか、一人からのデイケアとか、結構重要な内容も含まれていると思う反面、それなら薬の認証期間の短縮だとか、もっと自由度のあるデイケアや保育施設の充実を許す規制緩和とか、実はもっと先にやるべき事があると思うんですよね。そういうもっと先に解決しなきゃいけない部分には手を着けずに、その周りの小さな事だけを改善してお茶を濁しているような機がします。

一度動き出してしまったプロジェクトに、何か問題が見つかったからと言って、そのプロジェクトを止めてもう一度作り直すことは事実上無理。だから、運用で何とか妥協点を見つけながら問題が表面化しないように、拡大化しないようになだめつつ進めるわけです。とは言っても、そういう無理な運用体制がずっと続けられるわけではないので、やはり大規模改修の時とか、あえて時間を作って根本から直すことも時には必要なわけで、本来ならそういうことを最優先課題として取り上げて実践しなきゃいけないはずなんですが。そういう余裕も、今は無いということなんでしょうね。十二分に余裕のある野党時代には、結構勇ましいことも言っていたのだけれど...

B787シミュレーター

昨日夕方のニュースにもちらっと登場していた、ANAのB787シミュレーターの記事。確か2台並んでいたような。それと、ぱっと見たとき、思ったよりも小型だなという印象。

この写真のキャプションに「操縦者の顔の前にあるディスプレーで、下を見なくても計器類の状態を見ることができる」と書かれていて、最初なんのことなのか意味がよく分からなかったんですが、つまり前面の窓の部分にデータ表示される、HUD(Head-Up Display)の事なんでしょうね。まぁ、一般紙で"HUD"なんて書いても分からないから、説明文で書かないといけないんだろうけど、もうちょっと分かりやすい文章にはならなかっのだろうか。例えば「操縦者の顔の前の画面に、必要な情報が表示される」とか。
いずれにしても、これでやっと長いこと待たされたB787が日本の空を飛ぶ時が近づいてきましたね。ローンチカスタマーであるANAが、いつどの路線に最初に投入するのか、ヒコーキな人たちは虎視眈々と初フライトのチケットを狙ってるんでしょうね。


自分も、もし機会があれば年内に何処かで乗ってみたいな、B787に。

WDがHGSTを買収

日立グローバルストレージテクノロジー(HGST)を、Western Digitalが43億ドルで買収するというニュース。暫く前に、NECとLenovo Japanとの提携なんていうニュースもあったので、驚きの度合いはそれ程大きくないけれど、ビックリしたのは事実。これでHDDメーカーって、WDとSeagateだけ? あっ、Sumsongも作っていたか(でも... (以下自主規制))。

日立がIBMのHDD事業を買収した時は、小が大を飲み込むような状態でしたが、結局日立としては上手くIBM HDDの資産を活用出来なかったと言うことなんでしょうか。そうかぁ、もう8年前になるんですねぇ。大学の後輩がIBMのHDD部門にいて、当時USに赴任していたのかな。HGSTになっても、結局そのままUSに残っているけれど、これでますます日本に戻ってこれなくなりますねぇ。去年、大学の同窓会で久しぶりに会ったときには、すっかり「カリフォルニアン」になっていたけれど(笑)。

HDDという記憶媒体は、限界が何度も言われつつしぶとき生き残ってきたし、FD→MD→DVD→BDと書き込み可能メディア の記憶容量は物足りない状態が続いていますから、まだまだこれからも記憶装置の中心になるんだろうなぁ。SSDが最近登場してきたけれど、少なくともHDD並のコストにならないと、まだ厳しいですよね。サイズ的なものは、多少がマンできるとしても。これからクラウド環境が広がっていくと、今ほどローカルストレージに関しては要求は大きくならないだろうし。

これからも必要なデバイスの一つなので、彼も含めて頑張って欲しいですね。

2011年3月7日

ぎ・じんか

ITmediaの記事から、京都のアニメ会社が始めた「擬人化ビジネス」という話。記事の中には、旧七帝大の擬人化キャラ「きょーだい!」が掲載されているけれど、これの「男子版」があっても面白いですよね。例えば、学校法人なんかが、配下の学校群をこういう擬人化で特徴を表すなんて言うのは、広告として面白いかも。また、「学部・学科」を擬人化しても面白そう。そういゃ、「ヘタリア」なんていうのもあったなぁ。あれなんか、思いつきとしては秀逸ですしね。

こういう擬人化って日本人好きですしね。最近の場合、「萌え系」に行きそうだから、それはちょっとほどほどにして欲しいけれど。

ワハハ牛乳

「中国・ワハハ集団が日本の乳製品企業買収検討」というニュースタイトルを見て、「ワハハ本舗が買収」と空耳してしまった私(笑)。中国飲料最大手のメーカーというのは知っているけれど、どう言う名称で日本でのビジネス展開するんだろうか。「ワハハ牛乳」なんて言うのは、確かに朝から元気が出そうで良いけれど、でも「ワハハ」という名称、既に登録されていそうな気もしますね。しかし、何処のメーカーだろうか、この話をしているのは。

2011年3月6日

ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint Driver 1.06

TrackPoint Driverのできの悪さに大いに不満は感じつつも、他に手がない(ことも無いけれど...)ので我慢しつつ使っている"ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint"キーボード。どうも、ドライバーが昨年末にバージョンアップ(Ver.1.02→Ver.1.06)にアップされているようなので、アップデート。

正直、何が変わったのかよく分からないけれど「気持ち」スクロールがスムースになったようにも思いますね。あと、ドライバー更新の後にFirefoxの更新も起きて、毎回その度にアドオンの"keyconfig"を設定し直さないといけないのが、今回はそれをしなくても特に問題無く動いている様子。ただ、相変わらず本家のTrackPointと挙動が違いますねぇ。一番困るのが、本家TrackPointだと、カーソルが乗っているWindowがちゃんと(センターボタン)スクロールするんだけど、こっちは出来る場合と出来ない場合がまだあります。一番困るのが、私はFirefoxで左側にブックマーク一覧を表示しているんだけど、本家ではブックマークリストも表示しているサイトもカーソル移動で自由にスクロールするのが、このドライバーだと駄目。どちらかをクリックしてアクティブにしないと。しかも、そのスクロールもぎこちないし... まだまだだなぁ...

2011年3月5日

イライラするPC起動時間

PC起動時間は、どれくらいまでなら我慢できるかという記事。短気な自分は「30秒でも長い!」派ですが(なにか?) 地デジやBSデジタルのチャンネル切換の時の間にも「イライラ」するくらいですからね。

何度も書いているけれど、まだまだPCの(機能的)優位性は続くと思うけれど、もし他のデバイスにその地位を奪われるとしたら、その切っ掛けはきっと起動時間(終了時間)の長さだと思う。特に、iPadのようなそれなりにサイズのあるタブレットデバイスが、今後伸びてきて、しかも機能的にもネットワーク接続で同等のことが出来るようになれば、もうPCの立場はないんじゃないだろうか。

今、車で停車時にエンジンストップするモデルがいろいろ出ていますけど、ちょっと前だとエンジンを止めるというのは、また始動するときに時間がかかったりしてやりたくないことでしたが、多分そういったモデルは起動がスムースなんでしょうね。パスでも同様の機能の車種があって私も何度も利用していますが、本当にシフトチェンジみたいな感覚でエンジンが止まったり動いたりして、最初の頃は驚いた記憶があります。いろいろな物が「短縮」している時代に、未だに昔の「長い起動時間」から抜け出せないPC(Windows)はこれからどうなるんだろうか。

寒い金曜日

二ヶ月ぶりの「金曜日の新幹線」シリーズ。前回は年明け早々と言うこともあって、米原付近での積雪で通過待ちののぞみ号が遅れて、結果的に自分のひかり号も遅れたんですが、この日も同じ事が。前日の木曜日はそこそこ暖かかったものの、金曜日の朝は冷え込みの寒さで目が覚めたほど。インフルエンザがやっと治りかけてきたところでもあるので、この冬の中では一番厚着をして出発。部屋を出るまでは「少し厚着過ぎたかな」と思いましたが、外に出てみれば全く問題なし。いつものようにバスに揺られて駅に向かいます。

この時、もしかしてまた米原辺りで... と思い出します。駅に改札を抜けると、やはり案の定米原付近で徐行運転をしているので、新大阪方面からの到着が遅れていることの告知が。自分が乗車するひかり号は名古屋市発なので、この米原付近の積雪による影響は受けないけれど、浜松駅で通過待ちをするのぞみ号(2台)が遅れてしまうので、どうも出発は10分ほど遅れるとのこと。遅れている通過待ちのぞみ号を待っている間にも、どんどん人が乗り込んできていて、久しぶりに指定席車両の通路にも立っている人が溢れるくらい。この車両、いつも自由席は混雑しているんですが、この日はそれも耐え難いのか、速くも指定席に流れてきて空いている席に座る人が続々と。実は、指定席は結構空いてるんですよね。それもあって、いつもこの車両に乗っているんだけど。それでも、いつもなら自由席から流れてきて指定席券の追加料金を払う人は、一人か二人見るくらいなのが、この日は10人近くいましたからねぇ。

10分遅れで出発した新幹線は、静岡で少し遅れを取り戻し、次の停車駅の新横浜では6分遅れ位で到着。いつもだと、浜松の気温と比べて2度位低い印象のま新横浜駅なんですが(結構ホームが吹きさらしで寒い)、この日はそれ程でもない感じ。例によって混雑する横浜線で会社に向かいましたが、満員の車内でも厚着した格好で「暑い」と感じないくらいでしたら、やっぱりこの日の寒さは厳しかったんだろうなあ。でも、その前に都内は雪とか降ったんですよね。と言うことは、自分の周りの人たちは「今日は少し暖かい」とか思っていたのかも。もう3月ですから、そろそろ暖かくなってくれないと。この週末から、春の気候にだんだんとなっていくようですから、そろそろこの日も着込んだような厚手のジャケットはクリーニングの予定を入れた方が良いかもしれません。

2011年3月4日

タイピング記者とパワポ

取材相手の顔を見ないで、タイピングのみに集中するという「タイピング記者」という記事。似たような話だなと思い出したのが、ミーティングで使用するパワーポイント資料。今ではミーティングでパワポの資料を使うのは当たり前(むかーし、昔には『フリーランス』なんていうのもあったけど-笑)。で、そのパワポで作成した資料のコピーを配布するのが通常のスタイルですけど、これをやってしまうと、資料読みに集中してしまい実際のプレゼンを見てくれない。だから、あえて発言中には資料を配付しない、という人もいます。それはそれで一つの考えだと思うし、どちらかというと自分もその考えに近いのだけれど、その場合に困るのが、その使われるパワポの内容。ちゃんと見やすい資料なら良いけれど、結構ごちゃごちゃしていたり、細かな文字で記述されていたり、あとやたらと特殊効果を使っていて、前後の流れを追いにくいとか、座っている場所によっては全然理解できない場合もあります。そういう場合には困りますね。

まぁ、記事の話は、相手の言葉だけでなく「表情」や「態度」も見ろ、ということで、言ってみれば情報の確度をあげろということですよね。これって、文字しか流れないようなインターネットの世界でも同様で、Googleで検索するにしても、やはり複数の候補をいれて何度か検索するとか、あるいは資料の情報元をさらに検索するとか、そういうことが必要。言ってみれば、ネットリテラシーの基本ですよね。結局、情報に関しての基本的なことは、時代やシステムが変わっても同じと言うことなんですね。

インフルエンザか花粉症か

ここ数日、多分インフルエンザだと思うんですが、微熱と関節筋肉痛に咳が続いていました。で、不思議なことに、この間は少し前からちょっと目がチカチカしていた花粉症の症状が出ない。ところが、昨日辺りになり、やっとインフルエンザの症状が収まってきたところ、夕方くらいから久しぶりに目尻辺りがムズムズしてきて、再び花粉症の症状が発生。インフルエンザの間は、花粉症の刺激に対しての反応も鈍くなっていたんでしょうか。こうなると、インフルエンザで少し熱っぽい方が良いのか、花粉症で目がチカチカして鼻がムズムズした方が良いのか、悩ましいところ... いゃ、両方ない方が良いに決まってますが。

10年くらい前まででしょうか、私も花粉症が酷くて、毎年薬が手放せない状態だったんですが、ちょっと身体を鍛えたり、沖縄のシークワーサージュースを飲み出してから、体質が変わったのかあるときから殆ど症状が出なくなりました。全く出ないわけではなくて、それまでは薬が手放せなかったのが、回数が減って、期間が短くなり、そのうちに目薬と点鼻薬があれば飲み薬は炒らない状態にまで改善。去年辺りは花粉が少なかったこともあるんでしょうけど、目薬だけで、それも半分も使わないうちにシーズンが終わったくらい。

いずれにしても、ちょっとインフルエンザで熱が出て結構体力が落ちてしまったから、少し体力作りをしないと。

2011年3月3日

ネットカンニング (2)

入試試験のカンニング問題、どもう該当者が絞られてきているようですが、メディアでは例によって「犯人像の絞り込み」だとか「ネット時代の不安」みたいな取り上げ方ばかりしていて、あぁいつも通りだなと。多分、実行者は本人にとって普通のことをやっただけなんでしょうね。携帯電話を時計代わりに使う、携帯電話をメモ帳代わりに使う、携帯電話を辞書の代わりに使う。それと同じような感覚だったんじゃないだろうか、と。ちょっと驚いたのが、テレビのコメンテーターとかキャスターが、Yahoo知恵袋のような存在を知らなかったと言っているけれど、2chだってそうだし、古くはBBSとかNGだってそう。

古い話ですけど、腕時計に電卓機能がつき始めたとき、「腕時計持ち込み禁止」みたいな話もあったし。で、今回の件を受けて、携帯電話の電波遮断機の問合せが増えているそうですが、完全な電波暗室でも作らないと、別に携帯電話だけじゃないですからね、外部と通信できる装置は。昔々の話だけど、電信(トン・ツー)でカンニングしたなんて話もありましたし。今朝の某番組で、考えられる方法で実際にカンニングのシミュレーションをやっていたけれど、まぁこの後も面白がって真似をする人間は出てきそうですね。特に、カメラ内蔵のメガネなんかだと、多分分からないだろうなぁ。

とあるコメンテーターが、今のような試験形式だけでなく、小論文とか面接を重視すればと言っていたけれど、それも一つの方法でしょうね。でも、そうなると、結構今回の実行者のような個性的な人間が受かったりして(笑)。

iPad 2


やっと発表されたiPad 2。薄く軽く速くなって、さらに純正のカバーはカラーバリエーションも増えてカラフルに。USでは3月11日からで日本では25日からというのは、ちょっと待ち遠しいですね。値段的には現行品と同じくらいなのかな。最近ふと思ったんですが、今使っているiPod touch、主な使用目的は音楽再生なんですけど、例えば産経新聞とかITmediaの記事配信とか、結構「読む」使い方も多いんですよね。その場合、やっぱりあのサイズはちょっときつい。それと、時々GmailとかWebサイトにもアクセスするんですが、同様にちょっと厳しいかなという印象。で、結果的に音楽再生中心の使い方になっていくんですが、ちょっと勿体ないかなという気もしています。今のiPadは、発売直後くらいに丁度USにいたので実機に触れてみましたが、予想以上に持ったときにズッシリ来たのと、その時にはカバーが無かったのであの金属筐体の手触りがちょっとNG。まあ、その頃から少し心を入れ替えて、今度はもしかしたら手を出してみようかと(笑)。

あっ! でも、Nike+はサポートされるんだろうか、iPad2で。いゃ、サポートされても、これ持って走るわけにはいかんだろうが...

バスジャック

浜松市は、一応「政令指定都市」ではあるけれど、まぁちょっと大きめの地方都市であるのは否めないところ。そんな田舎町で、バスジャックなんていう事件が白昼発生するなんて言うのは驚き。勿論、都会だから犯罪が発生して、地方だから発生しないわけではないけれど。同期は単純な衝動的な事だったようですが、ちょっと前に話題になった「キレやすい」時代になったのだろうか。

毎週使っている場所だけに、ちょっと怖いなと思う反面、これからはこういう時代の中で生活する覚悟も必要なんでしょうね。

2011年3月2日

コーヒーの値上げと値下げ

ネスレのインスタントコーヒーが、再度値上がりするという記事。そういえば、先週金曜日にいつものように出社するために、浜松駅の構内にあるスタバでコーヒーとサンドイッチを購入したんですが、いつも買っているグランデサイズは10円値下げされてましたね。これって、元コストの豆の値段がアップしているのに販売価格が下がると言うことは、これまでどれだけ利益幅を取っていたのかと、問い詰めたいこと小一時間(笑)。

日本国内で栽培出来れば、日本人のことだからお米みたいなブランド物を作ってしまうんじゃないかと思うけれど、厳しいのかなぁ。寒冷地でも栽培できるコーヒーの木って、何処かが作らないだろうか。日本の休耕田でも作れるような。温暖化が進んだら、もしかしたら日本でもコーヒーが出来るようになるかも。それは、嬉しいような怖いような...

MacBook Pro "Thunderbolt"

今回のMacBook Pro最大の売りの一つ、Thunderbolt。元麻布氏の記事を読むと、10Gbpsというスピードに目を奪われるけれど、ちょっといろいろアンバランスな感じも受ける技術ですね。個人的には、一つのコネクターで複数のI/Fが接続できるようなポートって出来ないだろうか。例えば、ディスプレーポートとUSBと合体するとか。

このポートを利用して、複数のPCを接続して、マルチプロセッシングシステムが構成出来たりして。サーバーとは言わないけれど、NASなんかのクラスター化が簡単にできると嬉しいですね。 記事の中では、Apple以外のPCベンダーで、このThunderboltを採用するメーカーが登場するかどうかと元麻布氏は書いているけれど、Intelにしたら「Centrino 3」「Centrino X」とか言って、このThunerbolt込みのスペックをPCメーカーに要求お願いすれば良いだけのような気も(笑)。まぁ、Macユーザー用にはこれから周辺機器も登場するんだろうけど、Wintel用はどうかなぁ。外付けのドッキングステーションみたいなデバイスが出来ると、個人的には嬉しいですね。

Gmailの消失問題

Google Gmailの消失問題、原因はメールDBのSW Bugと言うことで、でもデータは喪失していないということ。DBのインデックスイングあたりが転けたんだろうか。あっ、テープバックアップから戻していると書いているから、本当に削除されちゃったんだ。Googleもテープバックアップを使っているのね。ちょっと親近感を感じてしまう。

自分も勿論Gmailアカウントを作って便利に使っているけれど、今のところどうなっているか不明(笑)。多分大丈夫だと思うけれど、まあ無くなったら無くなったで... 一月以上前のメールを参照する事って殆ど無いし。ローカルにバックアップを持っても、そのPCが壊れるとかHDDが壊れることもあるだろうし。まぁ、紙のメールや書類にしても、ちゃんと保存してあっても無くなることはあるし、火事で消失することもあるだろうし、その辺りの割り切りも必要では。人間の記憶だって、何でもかんでも覚えていれば言い訳じゃなくて、忘れることが出来るから結構都合良く回ることもありますしね。もしかしたら、その不完全さが次の何か新しいことを生み出すための「種」になるのかも。

2011年3月1日

JAL再建

地方に住んでいると、キー局ネットをはみ出した番組配信があるわけで、その中でもテレビ東京系の番組が結構ギャップフィラー(と言っては失礼か)に使われます。「ガイアの夜明け」は、内容的にも興味深いものがあって、地元のTBS系の放送局で日曜日の午後に放送されています。日曜日の放送は、本家のテレビ東京の放送から一月遅れで、関東では2月1日に放送されたJAL再建の話。内容としては、まぁ再建途中のJALへの応援みたいな内容だったけれど、企業として放漫経営をしてきた付けとも言えるし、半官半民の苦しさもあったかもしれないし、この辺りはJALには殆ど乗らない自分にはちょっと分かりません。今後の企業活動は、どんな業種でも合従連衡をして規模の拡大を目指すのだと思うけれど、だからとっい唯一の企業がその業界を牛耳るというのは、どう見てもユーザーにとってメリットがあるとは思えません。やはり、競争相手、競合企業があってこそ、サービスの充実や拡大が望めるわけで。

で、今日はJALのB744最後の日ですね。昨日出発したホノルル便の帰国便が最後。方や、新しい「鶴丸」のB777は、昨日初フライト。いろいろな思いが錯綜した週末とも言えます。

Windows7 SP1 (2)

Windows7 SP1、残るUpdateはThinkPad X200s (Windows7 Pro 64bit)。すでに母艦(ThinkCentre M57)に適用済みなのでそんなに心配していなかったんですが、Windows Updateからダウンロードして再起動しながら再構成して立ち上がってきたら... TrackPointが重い orz プロパティも開かない。一瞬焦ったんですが、もう一度再起動してみたら、今度はちゃんと動作しました。

この後、System Updateを起動して、System Update本体と、幾つかのドライバーを更新。念のため再起動や電源オフからの起動を繰り返してみましたが、今のところ問題らしいものは見つからずホッと一息。でも、ちょっと電源投入時の起動時間が長くなった気がするのは何故か????