2011年2月9日

腕時計

先日、たまたまWebサイトのバナーに表示された高級腕時計のサイトをつらつら眺めていました。いゃ、別にたまたま宝くじが当たったとかいうのではなく、それなりの年齢になり、仕事でもプライベートでもそれなりの身なりでそれなりの場所に出かける機会がそれなりに増えたので(しつこいな)、まぁそれなりの腕時計も必要かなとフト思ったので。私は、もともと宝飾品とか貴金属品には興味は無いし、腕時計を始めネックレスとかプレスレットとか、身体にまとわりつく系の物も嫌いなので、殆ど持っていませ。特に時計に関しては、流石に海外旅行するときは飛行機の乗り継ぎとかもあるし、日本との時差も直ぐに分かるように二カ国表示出来るG-Shockを持って行っているけれど、これも国内では殆ど使わずいつも窓辺に於いて充電しながら、時差補正させているくらい(笑)。

で、高級時計の殆どは昔ながらの「針式」じゃないですか。それらの広告を見ていると、どうも「時刻が読み取りにくい」事に気がつきました。そう、最近針式の時計なんてあまり見かけなくなったので、どうも時刻の見方能力が退化しているみたい。某CXのバラエティー番組で、鏡に映った時計の時刻を当てるゲームがありましたが、あんな感じなんですよね。勿論、いまでも針式の時計は、時々見かける物の、殆どの時刻表示はWindowsのデスクトップを始め、持っている腕時計や交通機関なんかでも「デジタル式」。正直、視認性はこちらの方が良いのは確か。ただ、デジタル式でフォーマルな場所に持って行ける腕時計って、なかなか無いんですよね。

先日の旅行の時、NRT-SFO/SFO-NRTのフライト中時計を進めたり戻したりする時に、現地と日本の時差を考えてどれだけ変えれば良いか頭の中で計算するんですが、この時は不思議なことに頭の中に丸い針式の時計が浮かんできて、ここで針をぐるぐると回して進めたり戻したりして「あぁ、西海岸は今何時」「日本は翌日の何時」なんて理解するんですよね。つまり、本能的には自分が持っている時間の概念は昔ながらの時計の針がぐるぐる回る「アナログ式」なんだけど、実際に情報としてインプットされるインターフェースは、数字が表示される「デジタル式」に変わっているということ。これって、昔のOS(DOS時代ね)が、CUIでコマンドラインとか打ち込んでいたのに、Windowsが登場してGUIの世界になったのと同じような感じかなと、ふと変な慣例性を思いついてしまいました。今も昔も、PCを動かしているのは二進数の世界ですしね。

そんなことを考えながら腕時計の広告サイトを眺めていたんだけど、ここでフト思いつきました。フォーマルな格好をする時には、ネクタイをしないのはちょっと不味いけれど、腕時計をしないのは外見的には別にOKじゃね? ということ。つまり、Nice-to-haveではあるけれど、Mandatoryでは無いんですよね。時間や時刻を気にしなきゃ行けないときは、それこそデジタル時計でも何でも構わないわけだし。で、結局見ていたサイトをクローズして終わりになりました(笑)。エコな人間です。

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