2010年11月9日

オブジェクト別チャンネル

ロッテ vs 中日という「地味」な対戦だったけれど、流石にあれだけの接戦・熱戦になれば、最終視聴率も20%を超えるんですね。ただ、この記事にもあるように昔のような「魅力的コンテンツ」では無くなってきている。でも、それってBS/CSという多チャンネル化による視聴者の嗜好の分散もあると思うし、もう一つはどうしても番組編成に制限が多い地上はでは、試合放送が途中で終わってしまうつまらなさ、みたいなものも知っているから、それから敬遠する傾向もあるんじゃないかと思うんですよね。私の子供頃はNHK 2波に民放1波という3チャンネルしか無かったから、必然的に放送されているものを見るしかなかったわけです。それは、民放が全国ネットでカバーされる4波体制になっても似たようなもので、多分それくらいが発信者(放送局)優位体制の限界じゃなかったかな。

その後BS(アナログ)、CSと多チャンネル化が進んだけど、やはり個人側の設備投資とか、放送コンテンツが映画中心で、レンタルビデオやDVD等でも視聴できる内容だったからあまりはやらなかったと思うんですよね。あと、それらの多くが有料だったことも。そんな中で、CSにしてもケーブルTVにしても、さらには手軽に楽しめるBSデジタルも登場して、やっと多チャンネルに視聴者も対応できるようになった感じ。その中で、やっぱりスポーツコンテンツって強力だと思うんですよね。ただ問題は、いろいろなスポーツがあって、好みもいろいろということ。例えばバスケットボールが好きな人は沢山いるんだろうけど、bjリーグとJBLでは好みが違うと思うんですよね。私なんかは、フットボールなら、それこそ日本の高校、大学、Xリーグ、そしてUSのカレッジ、NFLは勿論、AF(Arena Football)でも満足できるし、そういう「フットボールチャンネル」なんていうのが出来て一年中楽しめれば、多分月額5,000円位なら十分満足できると思う。「ゴルフチャンネル」というチャンネルが存在している位なんだからね。ただ、日本の場合ある程度人気のあるスポーツは、すでに古くからの利権で固まっているから、そういうところを何とかしないと駄目でしょうね。

USの例で言えば、ニュース関係のCNNやスポーツ関係のESPNが有名だけど、例えば今や昔の3大ネットワーク(ABC, CBS, NBC)と並ぶ存在になったFOXなんかは、ニュースチャンネルやスポーツチャンネルをもうけています。今は、多チャンネル化と言いつつも、それってオリジナルの地上はアナログ時代のコンテンツを流すだけの、コピーチャンネルでしか無いのであまり興味がわかない。それよりも、もっと割り切って、一年中スポーツ、一年中バラエティ、一年中ニュースみたいな、目的ごとに多チャンネル化したら、一気には増えないかもしれないけれど、固定ファンは果実に生まれると思うんですがどうでしようね。

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