2010年8月11日

忘れ去るHDD

東芝が開発した「忘れ去るHDD」なるもの。暗号化キー内蔵のHDDで、電源が切れると暗号化キーも削除されてデータが利用出来なくなるという仕組み。なるほどなと思う反面、停電の時とか修理の時とかでバックアップバッテリーも含めて電源が完全に落ちるような状態の時や、必要に応じてHDDを一時的に取り外す時などはどうするんでしょうね。何かバイパス回路があって、意図的にHDDの電源をOFFにしない限りは暗号化キーが保持されるようになっていたりして。まぁ、東芝さんも素人じゃないから、そのあたりも含めて製品化するんだろうけど。

自動車のセキュリティシステムで、キーの中にIDチップを埋め込み、自動車本体のIDチップと一致しないとエンジンが掛からない「イモビライザー」というものがありますが、あれも修理工場用に特殊なツールがあって、それだとキーが無くてもエンジンが掛かるんだそうですね。で、悪いやつがいて、そのツールの中でエンジンをかける部分だけを取り出して、本来安全なはずのイモビライザー搭載車を盗難していたという事件がありました。なんか、そんなイタチごっこがここにも生まれそうな気がしますね。

ところで、最初記事のタイトルを見たとき、「一定期間アクセスがないデータは自然に削除されるんだ」 と思ったのは秘密です(笑)。

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