2010年8月29日

幻のGoogle Telephony

数日前の話題ですが、GoogleがGmailの拡張機能として通話機能を追加しました。一昨日くらいだったかな、いつものようにGmailを開くと、突然画面左下あたりにポップアップが現れて「Gmailから米国・カナダへは無料通話が出来ます」みたいなメッセージが。「えっ、日本からUSへ無料通話のVoIP?」と思って早速インストールしようかと思ったんですが、まぁそんなうまい話は無いだろうし、今のところSkypeでも十分間に合っているので、その後その話の検索をしたんですが、なかなかハッキリしない。結局は、北米ユーザー対象のまだサービスで、日本での展開はこれからみたいですね。実際、翌日からは、そのインストール用のリンクは消えているし。どういう形で判断しているかはよく分からないけれど、ちょっと粗忽ですよねGoogleも。

私が子供の頃は、まあ田舎だということもあり、固定電話が無い家も周りに何件かありました。そのお宅当ての電話が掛かってきて呼びに行ったり、逆に電話を借りにきたりと。当時は、公衆電話もそれ程あちこちにあるような状態ではなくて、どうしても電話を使う必要があると、見知らぬ家に入って電話を借りたいと言って使わせてもらい(大体、電話って玄関先にあったなぁ、当時は)、使い終わると使用料として10円を置くのがマナーみたいなものでしたね。当時は市内電話なら10円で何分でも掛け放題でしたから。それで長電話する人があまりに増えて、3分/10円になったわけですけど。それが固定電話がほとんどの家庭に普及し、さらに携帯電話が爆発的に普及して一人に一台の時代になり、今度はVoIP電話がコスト競争を仕掛けている、という感じでしょうか。音声品質も含めて、「発信」に関しては完全にVoIPが現行の電話システムに追いついていると思うけれど、唯一難しいのが「着信」ですよね。常にネットワーク接続を前提にしないといけないから、仕事場とか家庭などで常時接続している場合以外では厳しい。特に、携帯電話が必要な移動中の着信が出来ないのは、乗り越えないといけない大きな壁だと思うけれど。

携帯電話にしても、ちょっと前までは移動中の通話は難点があって、通話できない・断線刷るなんて言うのは普通だった蹴れば、今ではそんなことがあればdocomoやauやSoftbankにクレームが行くし、新幹線の中で通話することなんて言うのも普通になりましたから、VoIPにしても数年後には日本中に高速通信のメッシュが完備されるのかもしれない。そうなると、また人々のライフスタイルが変わるときになるかも。

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