2010年6月22日

東芝 新libretto

日本のモバイルPCの元祖と言ってもよい東芝の新製品群。中でも、"libretto"の復刻は、オールドファンの一人として嬉しい限り。しかも、単に小型軽量なモバイル端末・ネット端末ではなく、デュアル画面のちょっと尖った形で出てきたことは、これからのマーケットの反応を見ることも含めて興味深いですね。で、このlibrettoもSWキーボードを採用しているわけで、先に発売されているiPadも含めて、これからの携帯デバイスでSWキーボードが主流になるのかちょっと気になります。

いわゆるスマートフォンの世界では、そのサイズの制約もありSWキーボードと言っても10キー配列のものが殆どでしたが、これくらいのサイズになるとフルキー配列のキーボードの表示も、それ程無理なく可能になりますから。ただ、そうは言っても物理的キーボードを付属させる方が簡単出汁コスト的にも有利になると思うので、その分岐点をどの当たりに設定するか、各メーカーの思惑が気になるところ。

個人的には、キーボードはパソコン登場以前のタイプライターの名残なので、パソコン黎明期のキャラクターベースの時代には「自然」な発想だったと思うけれど、現在のGUI I/Fの祖とも言うべきWindows 3.0登場以来20年が過ぎ、そろそろ「キーボード」I/Fに関しても新しいアイデアが必要なきがします。別にキーボードを無くして手書き入力ということを言うつもりは無く、librettoのようにキー配列をカスタマイズしたりと言うことがまず一歩。将来的には、音声入力とか、あるいは今の携帯電話で一部採用されている連想入力がもっと進歩して、その人の思考パターンや言い回しパターンに行動パターンまで学習して最初の一言二言を入力するとそれ以降の文章や語句が自動的に入るようなシステムが出来るかも。

これまでのタッチパネルI/Fは、既存のスクリーン画面に表示されたボタン類をタップしてクリックするだけの機能でしたけど、今後はもっと能動的なI/Fになりそう。ただ、タッチパネルデバイスって、指の脂で画面が汚れるのが嫌だから、それが何か解決出来ると良いんだけどなぁ...

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