2010年4月24日

仕分けショー Part 2

またまた始まった「仕分けショー Part 2」。前にもちょっと書いたけれど、これって単に「削減対象」を指定するだけで、ここで累計された「廃止・縮小予算」が無くなる訳じゃない。その後復活したものもあったし、別の会計に滑り込んで残ったものもあるだろうし、実際の所何割くらいが削減されたのか、そのあたりが不明。マスコミもずるいと思うのは、仕分けシーンはあれだけイベントとして放送するけれど、その後に付いてのフォローは寂しい限り。一番重要なのは、何処を削るかじゃなくて、どれだけ削減したか、と言うことのはずなのに。もっと言えば、何百億、何千億というお金は決して少ない額じゃないけれど、でも実際に必要な何兆円という予算から見れば微々たるもの。例えば、子ども手当月額26,000円支給するためには、年間約5兆円弱の予算が必要だそうですが、子ども手当を20%程削減して月額2万円にすれば、1兆円くらい予算が減るわけですよね。社会で仕事をしていると、こういう予算・経費削減に何度も遭遇するわけで、その度にある時には理不尽な要求に怒りを覚えながら工夫するわけです。そういう民間の会社経理から見ると、前回の仕分けも今回の仕分けも甘いなという印象しかありません。

普通この手の経費削減が走るなら、まずは総量規制(総予算の一律カット)、新規事業や開発の停止、より低コストの委託先開発等があるわけです。でも、今の仕分けショーではどういう基準か分からないけれど対象事業が決まっていて、それに対して「一番じゃなきゃ駄目ですか」という話をしているだけで、はじめから結論ありき。最近は「政治と金」の問題が大きくなっているわけだから、是非「仕分けショーPart 3」では、国会予算、国会議員会計を仕分けして欲しいですね。そういえば民主党は与党になれば「機密費」を公開すると言っていたけれど、結局しらばっくれているだけだし。いざ政権を取った見たら、それまで言っていたことと「二律背反」が多いですね。

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